こんにちは~♬
アンディーンノアのオーパ伊藤です。
ふと新聞を見ていると「居酒屋苦戦」のメディア報道。
よく立ち寄る大阪の北浜の「よし富」を見ていると・・・
「うそぉ~~?!」
って感じの記事だった。
他のお店は苦戦しているんだろうなぁ~?
昨晩もセミナーに参加してもらった古川さんと会社のスタッフと食事をしていたが、21時過ぎまで「よし富」は、忘年会、送別会が近づいているシーズンでもあり満席だった。
この報道とどこが違うんだろう?
って、わいわい言いながら、鍋をつつき考えていた。
よく会社帰りに一杯引っかけて帰ろうとする時に・・・
「ちょっと小腹も減ったから一杯~!」
「何、食べる~」
「う~ん、そうだね。今日は寒いから鍋でも食べたいなぁ~」
って、今は冷え込んでいるので鍋を選んでしまう。
よし富のメインは、鍋だが、夏でもお客様が多い。
こんな会話をしていて・・・
メニューがすぐに思い浮かぶ時もあれば
メニューがなかなか決められない時もある。
もちろんおいしいモノが食べたいけど、それだけじゃ決められない。
だって、頭の中で食べたい料理が走馬灯のようにたくさん浮かんできて
選ぶ料理がたくさんあって決めかねているから・・・
多くのお客様が入っているよし富の場合は・・・
まず店内の演出だろう。
昭和にこだわったレトロ感が店内に漂っている。
ミニゲーム、フィギュア、昭和のレトロポスター・・・
● 懐かしい~!!
って感じ。だから近くの会社帰りの方がひょこっと気軽に立ち寄る。それとユニークな料理メニューのラインナップ!!
それに時々、落語の寄席、ジャズLIVEなどのイベントもしている。
● おもしろい~!!
よし富が選ばれる決め手は、『鍋』 ーー!!
『鍋』という一点突破の理由があるわけです。
やはり居酒屋と言えども、一点突破の料理があると強い。
暑い夏でも、いろいろな鍋が楽しめる。
夏も会社帰りのビジネスマンで一杯だ。
逆にチェーンの居酒屋は、メニューはそれぞれ平均点かもしれない。でもこれといった一点突破のメニューがないから、苦戦しているのかもしれない。
それはお手伝いさせていただいているPOPでも同じだ。
「商品名」「プライス」だけのプライスカードは論外だが・・・
一枚のPOPにこれでもかと情報をのせる風潮。
確かに伝えたいことはわかるが・・・
こんなにたくさんの情報、売場で買物をしている時に読むのか?
ってことです。
僕も大手スーパーをやめて売場を離れた時に読まないと感じた。
本部から送られるポスターを何も考えずにつけていたのだが、やめてからそんな告知ポスターをまったく見なくなった。
文字数が多くて立ち止まってられないって感じ。
そんな風に考えると・・・
売れない時代だから、POPのキャッチコピーも一点のポイントに絞って訴求した方がいい。
整理してみると・・・
1. 1番印象に残っているコト。
2. 好きな理由。
3. おススメな人は誰なのか?
4. どんな時におススメなのか?
上記のようなポイントに絞ってキャッチコピーを考えてみると一点突破できる。
例えば、よし富に置きかえて見ると・・・
1. 鍋が自慢!ひとりでもいろいろな鍋が楽しめちゃう。
2. なつかしい昭和のグッズで遊べて、男の隠れ家のようなお店。
3. お昼のランチは、ごはん食べ放題!!昼からも頑張る人にピッタリ。
4. 会社帰りに数人で引っかけて楽しみたい時に「水炊き」
伝える理由をひとつに絞ると、それぞれ違ったキャッチコピーになってくる。自分の経験や体験に基づいたキャッチコピーは、書いている方の個性を交えて伝えやすくなる。
これはどんなお店でも出来ることじゃないかな?
まずポイントを絞って、お客様にお店、商品の価値を伝えよう。
それが売り切る売場につながっていく。