時代が変わっても、人気の駄菓子屋さんから学べること(笑)

こんにちは~ ♬
売り切る売場仕掛人 匠(たくちゃん)です。

昔は、ポツンポツンとあった駄菓子屋さん。
学校から帰ると・・・
小さい頃、10円玉を数枚握りしめて、よく駄菓子屋さんにお菓子を買いに行ったものだ。その頃の駄菓子屋さんって、ほんとに小さい小さいお店で、おばさんがひとり座っていて、お金を渡してお菓子を買って、お店の前で友達と座り込んで食べるって感じ。

駄菓子屋さんは、子供同志のコミュニケーションが弾む場だった。

私の年代の人は、駄菓子屋と聞くと、懐かしい思いがこころの中を走るのではないだろうか?

そんな駄菓子屋さんもどきのお店がショッピングモールなどのテナントで入っていて、けっこう子供さんやお母さんがお店で楽しんでいる姿をみる。駄菓子屋さんが時代が変わっても人気しているか、考えてみました。

いつも絶え間ないお客様が入っている。お店の前の鹿人形もなつかしい。

時代が変わっても人気のお店がある。

駄菓子屋さんーー!!

今も昔も入れ替わり立ち替わりお客様が入っている。
他のお店は、閑散としたお店が多いのに、どうしてなんだろうなぁー って思った。

駄菓子屋さんって、大手スーパーが成長し始めた頃、一時、姿が減少していった。それは駄菓子屋さんのお菓子売場のメリットをメーカーのレジ前で展開できる食べきりサイズの少量パックの商品開発。
スーパーの売り方の工夫で、機能が吸収されちゃったから。

でも・・・

『 人とコミュニケーションを図れる場 』

と言う機能は、スーパーの売場が、セルフ化が深耕して便利になる程、スーパーの売場では、成長と共に効率化を進めていったので、売場で井炉端会議をするお客様は、少なくなっていった。

テナントで入っている駄菓子屋さんを通路から見ていると
店内の通路の取り方は、昔と同じコの字型だ。
ただ奥にお金を払うおばさんは座っていない。
逆に、お店の入口に精算レジのコーナーが設置されている。

大手スーパーは、僕が在籍した頃は、週末の土日は、駐車場もいっぱいで、現在、そんなことを言うと変な言い方になるが・・・

お客様のお店の滞在時間を短くして、回転率を上げることが売場作りでも求められた。

だから昔の売場は、プライスカード売場でよかった。
逆に現在は、売上を確保したいので・・・

お客様の滞在時間を長くして、お客様買上げ率を上げることが売場に求められている。

売り方の工夫も必要だし、プライスカードより、お客様に価値が伝わるような販売促進ツールが求められる。

でも問題が出てきた

それは人を削減してしまい過ぎたこと!!

売場を作るにも、POPを作ることにも
売上、利益を重視し過ぎたために、経費削減で、人減らしをしたのでしわ寄せが出ている。

● でも駄菓子屋はどうだろう?

・昔ながらの食べきりサイズのお菓子
・商品の品揃えが豊富
・親子の会話、友達同士の会話

そんなことがあふれている。
だからめちゃくちゃ楽しいのです。
子供さん視点で見ても、座ってもスーパーにない商品があって狭いお店の中を押し合い圧し合い進んでいくと楽しいわけです。

何といっても、会話によるコミュニケーションにあふれていることがとても楽しい。

「このお菓子、お母さんの小さい頃よく食べたなぁ~ ♬」
「どんな味なの?」  などなど
会話があふれている。

現在のチェーンストアに欠如しているのは、セルフサービスに傾注し過ぎて、

● 会話が店内になくなったことではないだろうか?

・スタッフ、お客様との会話
・親子の会話
・友達同志の会話

だから必要なモノを買ってお客様は帰る。
スーパーは、もう一度、お客様満足をベースに考えないと
駄菓子屋さんを見て学べることを生かしていかないとお客様は、離れるだけのように思う。