「イベント・販促企画」カテゴリーアーカイブ

お正月は、やっぱおせちですね (^^)

今日は、雨交じりの寒い一日でした。
「おせち料理」といえば、百貨店、スーパーなどで、オリジナルおせちの予約を取っておられますが・・・
今年は、コンビニのプチおせちが好調なようで、地域密着の身近な店の利用が高まっている傾向は、おせちなどの予約にも出ているようですね。
昨日は、年神様の話しをしましたが、今日は、「おせち料理」の話しを記しておきたいと思います。おせち料理は、やはり正月の楽しみで、母が30日くらいからせっせと作っていたのを、今でも記憶しています。
作る母の背中越しに、「毎年、兄弟で取り合いになる栗きんとん、今年もたくさん作ってね」と言ったものです。
やはり年末になるとそんな母の姿を思い出します。

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「おせち料理」とは、冠の「おせち」とはお節供(おせちく)の略で、お節供とは、年中の節目を祝う日やその行事を意味します。なので、新年という節目をお祝いする。
そしておせち料理とは 「めでたさを重ねる」 という意味で縁起をかつぎ重箱で出される。
といわれが伝えられています。

また、おせち料理に入っている料理にもいろいろないわれがあります。ちょっとまとめてみました。

くわい 芽が伸びていることから芽が出るようにという願いごとが込められています。
里芋 里芋には、子芋がたくさんつくので、子宝に恵まれますようにという願いごとが込められています。
ごぼう ごぼうは、細く長く地中にしっかり根を張る食材です。しっかり根を張って、長生きする願いごとが込められています。
雑煮用大根 雑煮の食材は、すべて輪切りにし何事も丸くおさまり、和が保たれるようにと願いごとが込められています。
れんこん 輪切りにするとたくさんの穴が開いていることから、先の見通しが良くなるようにという願いごとが込められています。
えび 長いひげをはやし、腰が曲がるまで丈夫という長寿の願いごとが込められています。
数の子 にしんから多くの子が出ることにかけて、子孫繁栄の願いごとが込められています。
祝鯛 福の神の恵比寿さんが釣る「めでたい」魚。お正月にいただくことで験を担ぎます。御頭付なのは、神様へのお供え物でもあるからです。
するめ  長期保存ができることから、食べ物に困らないようにという願いごとが込められています。
ぶり 関東、関西で出世名が異なるのですが・・・
関東では、わかし→いなだ→わらさ→ぶり / 関西では、つばす→はまち→ぶり
と名前がかわる「出世魚」で縁起物とされています。
かまぼこ 形が日の出に似ていることから新しい年の出発をお祝いする願いごとが込められています。
黒豆 「まめ」に暮らせるようにという語呂合わせから、今年も丈夫で健康に過ごせますようにという願いごとが込められています。
伊達巻 伊達巻は、書画を書く巻物に似ていることから文化発展の願いごとが込められています。
田作
(ごまめ)
豊作を願い小魚を田畑に肥料としたまいたことからいわれています。
今年もいいお米が取れますようにという願いごとが込められています。
きんとん 黄金色に輝く財宝にたとえて、その色から財産、富を得る縁起物とされています。
豊かな1年への願いごとが込められています。
紅白なます 生の魚介を用いて大根、にんじんと酢で作ったことから「なます」といわれます。
紅白の色は水引きを表し、紅白の組み合わせは、平和への願いごとが込められています。
煮しめ 野菜などをいわれのある飾り切りをほどこして煮しめます。
家族が一緒に仲良く結ばれるという願いごとが込められています。
昆布巻 「よろこぶ」の語呂合わせから祝いの儀には欠かせないものです。
健康長寿の願いごとが込められています。
祝箸 両口箸ともいわれ、両端が細く丸味を帯びています。
片方は自分が使い、もう片方は、年神様が使われることを意味しています。

などの、思いが込められています。
その他の食材にも、いろいろないわれがあると思いますが、そんなことを考え、楽しみながら、おせち料理をつつきながら、話すのも楽しみです。

今、海外でブームの和食も、海外の方に、この料理は、こんな思いが込められているんだと教えてあげれば、日本という国を再認識していただけるのでないでしょうか?
和食は、奥深いですね。

今日も寒いですが、打ち合わせに、ガンバ~!!


鍋商材=食品売場秋冬メイン商戦なんです・・・!!

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

昨日に続き、鍋の話しでも・・・鍋の話しは、楽しくなりますね。
昨日は、鍋つゆの話しでしたので、今日は、鍋の具材の販売の話しでも記しておこうと思います。
今日、ニュースを見ていたら、今週末もかなり冷え込むようで、 「鍋日和」 ですね。

12/8の産経新聞の「@NOW」にさすが ライフ だなぁ? という記事が掲載されていました。伸びている会社は、売場の企画、取組も前向きですね。
「スーパー大手のライフコーポレーションは 「鍋商戦を制す者が秋冬市場を制す」 (広報) と今年、鍋商材の広告宣伝費を前年から倍増。野菜、肉、魚介類、” 締め ” の麺類まで使用食材も幅広く、ある程度の量を必要とするうえ、ビールなどアルコール類の販売増も期待できるため、鍋を楽しむ人気アニメキャラクターを描いた店内ポスターや特典などで販促キャンペーンを展開している。」
と掲載されていました。
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この時期・・・ 「鍋」 といえば、いろいろな切り口があります。
鍋の種類だけでも、「おでん」「湯豆腐」「寄せ鍋」「キムチ鍋」「カニ鍋」「すき焼き」などなどいろいろな種類がありますし、商材も鍋の種類によって、買い揃えるモノが異なります。
ライフの広報が、話したように、食品売場のすべての商材が鍋商材になることを考えれば、鍋商戦を制すれば、秋冬市場を制したことと同じという言葉にうなづけます。


お客様が買いやすい売場作りが必要になってきます。
それが クロスマーチャンダイジング なのです。少し難しい言葉になりますが、簡単に言えば、 同じ売場で関連販売する ということです。
たとえば、下の画像のように水産売場のかに売場で、カニ鍋つゆや関連商品販売しているのを見たことがあると思います。そのような売場のことで、短縮して 「クロスMD」 と言ったりもします。
売場を回遊していただくのもひとつなのですが、冷凍カニを買えば、そこに鍋つゆが陳列、販売されていれば、買い忘れを防いだり、お店からすれば、ひとりのお客様のお買い上げ商品点数が増えることによって、売上を確保するのです。
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そういう売場を、ライフでは、販促ツールをうまく利用しながら、お客様が鍋商材を買いやすい売場を作られています。各スーパーとも鍋関連の売場は、いろいろ販売工夫されています。
また販売方法も、お鍋の具材をよりどり3個 ○○○円で販売して、いろいろな具材を入れて、楽しむ企画も展開されていました。画像のように水産売場でしたが、「おこぜ」「あんこう」「魚のつみれ」などを、よりどり3パック、925円(税別)に販売されていました。

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お鍋の売場は、大きなスーパーなどでは、それぞれ農産、水産、畜産、一般食品によって担当責任者の方がおられると思いますが、担当者ごとに売場を作るのではなく、お客様の導線を考えて、食品売場の責任者の方が、売場をコーディネートして、作るように指示を流して、お客様が買いやすい売場を実現させることが、必須であると思います。

その他の場合でも・・・
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ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日などは、本体と共に、クラッカー、オリーブなどを同じ売場で展開していれば、お客様も同時購入の促進につながります。同じようにチーズ売場、生ハム売場でも、ボージョレ・ヌーボーを陳列して売場作りをすれば、お客様も買いやすくなり、結果、売上がしっかり確保できます。

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またたとえば画像のような「カップヌードルが旨くなる」補助調味料などのような新商品などは、カップヌードル本体と同じ売り場で展開すれば、お客様も認知しやすくなると思います。

クロスマーチャンダイジングは・・・
食品売場だけでなく、食品と密接な関係がある家庭用品売場の調理器具とクロスしてもいいでしょうし、売場の担当の方が、お客様の買いやすい売場を作れば、売場の回遊面でもわかりやすく商品を探せるのではないでしょうか?

これから年末に向けて、クリスマス、迎春と食品売場では、大きく売上の確保できる時期です。それだけ商品も多く入ってくるのですが・・・

① 通路へのはみだし陳列はせず、カートなどが通りやすいように、通路を確保する。
② 品出しの回数を減らすために、売れ筋商品のフェースを拡大する。
③ クロスMDをきちんと行う。
④ レジ前は、迎春の買い忘れ消耗品を陳列する。   などなど

しっかり計画的に売場を作りたいものですね。

今日もガンバ~!!

 


今週末も気温低下? 鍋でもつついて、冬の味覚食べちゃおう!!

先週末は、あっちこっちで雪の便りが届いたりして、寒かったですね。
いよいよ真冬かな? と思わせる寒さでした。

寒い季節の定番メニューといえば、「鍋」ですね。
鍋をつつきながら、いろいろ会話もはずむ・・・そんなドラマシーンも、よく見かけるものです。 


週末は、私自身が小売業で、実際、商品を販売した経験がありますので、当社の一部業務で、お客様に販促ツールのデザインや企画を提案し、データ制作したりしていますので、よく買い物ついでに売場を回ったりします。

先週は、急激に気温が下がったので、売場では、鍋物商品の品薄、欠品が目立ちました。
私が、売場にいた頃には、
「天気予報で、気温が真冬並みに下がるって、ニュースが流れるているんだから、多めに発注しておきなさい。」と指示を流したものです。
やはり、機会ロスは、買い物に来ていただく、お客様に対しても失礼で、申し訳ないことですし、商品を販売するプロとしてやってはいけないことです。
今は、自動発注になったりして、機械的に発注されるのでしょうが、 自分の意志 を入れないと、機械任せの判断では、せっかくのビジネスチャンスも逃して、売上確保もできません。
特に、週中は、鍋よりおでんなどの保存が効く煮込み料理をされる家庭が多かったのではないでしょうか? 豆腐、糸こんにゃく、ごぼう天などの商材の品枯れが目立ちました。

そんなことを週末考えながら、12/8の産経新聞の夕刊を読んでいると「@NOW」というコラム欄に、「鍋」 の特集記事が掲載されていました。
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スーパーに行けば、 「どっか~ん!!」 と売場でスペースを拡大して、展開されている今や鍋の定番となっている鍋つゆ売場・・・いろいろなメーカーから様々な味の3~4人用サイズが主流で販売されています。
記事にも紹介されていましたが・・・
「民間調査会社の富士経済は、平成26年の鍋つゆ市場を約340億円市場」 と予測されているようですが、これだけ各社とも売場で面を拡大するのは、売れているからでしょう。

ふと考えると・・・
単身世帯、共働き世帯、シニア世帯からすれば、このパックサイズは、実に使い勝手が悪い容量、商品です。

記事にもあったように、味の素の「鍋キューブ」シリーズは、人数に合わせて、小分けで手軽に使える便利さが評価されて、平成24年は20億円、平成25年は32億円、今年度は45億円と売上が伸びている ようです。
その他、エバラ食品工業の「プチッと鍋」、ヤマサ醤油の「お鍋にポンパ」など人数に合わせて使えて、また商品自体の軽量にこだわった商品もよく売れ始めているようです。

雑談ですが、「鍋キューブ」が出始めた頃、ダイエーの家庭用品の鍋売場で、鍋のサイズに合わせて、この鍋なら「鍋キューブ」 ○個使用と訴求されていました。とてもわかりやすかったですし、おそらく鍋本体も売れたのではないでしょうか?

鍋つゆの種類は、いっぱいありますが、それぞれの味覚を楽しみたいという思いは、家族だんらんで鍋を楽しんできたシニア世代が強いのではないでしょうか? でも鍋つゆの量が多すぎて、利用できない。
惣菜売り場では、少量パックなどが、どんどん開発されて、コーナーも作らているのですが、この鍋つゆなど含め、少量サイズの開発は、今後のメーカーの課題ではないでしょうか?
2年くらい前に、イトーヨーカドーで、PBの2人用の鍋つゆパックがあって、ちょうど6号くらいのひとり鍋に入る量だったので、使い勝手があったのですが、いつの間にか? 売場からなくなってしまいました。
コスト的に合わないのか? 売れなかったのか?
ただ、シニア世代では、3~4人用のパックでは、量が多すぎます。

●鍋パックは、人数に合わせて使用できるような商品がいい。
また昔の入浴剤のように、今日は、このお湯で楽しみたいと要望に応えてばら売りしていたように、鍋つゆも、1パック=1人用で、いろいろな味が、気軽に楽しめるようなばら売りのような商品販売企画がされればいいですね。

明日は、鍋の具材編・クロスマーチャンダイニングの話しでもお話ししたいですね。

今日もガンバ~!!

 

 


育てていくものではなく、育っていくもの

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。

今日は、大阪産業創造館で行われた

「逆境経営」
~山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法~
旭酒造・桜井社長

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のセミナーに参加してきました。
「獺祭」と言えば、現在、なかなか手に入らない美味しいお酒ですが、そんな「獺祭」も苦労して編み出されたお酒であることをセミナーでお聞きしました。
桜井社長が、お父さんである前社長から会社を引き継いだときは、売上が前年比85%、最盛期と比べると売上も1/3に落ち込んだ酒蔵だったそうです。なので、市場の負け組からのスタートとのことでした。
業界的にも、日本酒市場は、40年間に売上が、1/3くらいの市場に縮んでいる中、現在、旭酒造さんは、伸び続けていると言うことでした。
この話を聞いていて、やはり先日のBLOGの話ではありませんが、「ピンチはチャンスなんだ」と言うことが確信出来ました。
ピンチを何も手をつけず、放置していれば、ピンチのままですが、工夫したり、アクションを起こせば、チャンスに切り替えられるとお話しを聞きながら感じました。

伸びてきた理由として・・・
1.山奥の過疎地だから
2.県内で米が入らない
3.杜氏がすぐれていなかったから
4.杜氏にFA宣言されたから

「え?」って理由なのですが・・・
説明を聞いていて、すごいなぁ?って、感じました。
山奥の過疎地だから、地元に市場がないので東京に進出し、県内で米が入手できないので、近隣地区から入手されたとのこと。
また杜氏さんがいないので、初めは社員4人で試行錯誤しながら、

「自分のやりたい酒」
「自分の作りたい酒」

を目指して、作っていかれたそうです。
過去10年間売れなかった商品を売れなかった取引先を通して、売れなかったお客様に一生懸命売る努力をしても売れないわけですから・・・

商品を、お客様を、売り方を変えないと自分が変えられてしまう

やはり過去のしがらみや経験で変えられないことが多いのですが、桜井社長は、宅急便の出現、コピー機、ワープロの低下価格化、お酒のディスカウンストアの出現やスーパーに酒販売免許がおりたりした経済背景を考えて・・・

「杜氏個人の技術ではなく、システムによる酒作り」
「頑張る良い酒ではなく、良い酒の出来る酒造システム」

を目指されたそうです。
そこで販売ルートも、既存の市場にこだわらず、売れる酒屋さんだけに販売される。また製造と小売りの垣根を越えて、常にマーケットの中心を攻める販売方法に変えられたそうです。

日本酒の市場は変わらず縮んでいるそうですが、縮んでいると言うことは、市場が変化しようとしている。そんな時、「負け組にはチャンス」の時である。

日本酒は、日本の歴史と文化により洗練された素晴らしいお酒であるが、根本的な変革は、不得意の分野である。なぜかと言うと、日本酒は細部の手法とその研磨にこだわる日本的な弱点を持っている。
伝統の「手法」と言う考え方は、原点に通じるが、ほんとうは日本の伝統の手法などはなく、杜氏個人の能力とのこと。

そんな古来からのしきたりなどを意識してお酒作りをしていないので、お年寄りからは「今の若者は・・・」と言われるが、逆に「今の年よりは・・・」と言いたいとのことでした。
当社でもそうですが、起業した3年前は、私自身、会社でお世話になっているお客様の満足を充足させるためにガチャガチャ・・・口やかましく、若いメンバーに言っていました。
でも、今は、よく考えると言っていないなぁ?

桜井社長も言っておられましたが、「今の若者は、ほんとうにまじめ」なんです。コツコツ業務をこなしていく。
当社でも、逆にそれ以上の年の方の動きの指示や指導の仕方が難しい。
負け組といわれた旭酒造さんの初期の頃と同じで・・・

負けを切り返そうと工夫しない。」
「ピンチをチャンスに変えれない。」

でも、きっと若いメンバーに刺激されて、年配の方が頑張れば、当社も年齢バランスのもっといい会社になるのではと楽しみにしています。
これは、桜井社長も社員の戦力化で言われていましたが・・・

「社員は、育てていくものではなく、自分から育っていくもの」
「自分で必要な知識を取得したり、業務の工夫したりするもの」

それはきっとどこの会社でもそうだと思いますが、そんな方しか生き残れないのではないか? と思います。

もういっぺんやってみよう!!
人生には何度でもやり直すチャンスがあるのですから・・・
それを獲得するか? は、本人次第です。

今日も長々とお話しにお付き合いいただきありがとうございました。

最後に・・・山田錦を生産されている農家さんが読まれていれば・・・
桜井社長が、山田錦をもっと必要にされていたので・・・
連絡してあげて下さい。

 


よくするヒントは現場にある!!

こんにちは・・・ アンディーンノア社長 伊藤です。

先週の日本経済新聞の1面の特集で、「革新力」と言う特集記事が日曜日まで毎日掲載されていました。考えさせられたことをお話ししていきたいと思います。

データより現場力

7月9日の「革新力」は、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長でした。私も小売業に勤務していたので、「イトーヨーカドー関連」、「業務改革」、「鈴木会長自身の考え方・運営」に関する書籍をよく読ませていただき、参考にし、実務で参考にしました。

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コンビニのパンコーナーって、どうしてこんなに品薄なの?

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

今日は、私も毎日利用しているコンビニエンスストアについて、感じていることをお話していきたいと思います。

欠品・品薄の状態って、なぜ多いの?

コンビニエンスストア大手4社の2014年3~5月の第一四半期の決算が発表されていました。セブン-イレブン・ジャパンが、既存店売上昨年比3.6%増、営業利益は12.1%増。またローソンも既存店売上(単体)昨対0.7%、連結営業利益は17.6%増と営業増益となりました。反面、3位のファミリーマート既存店売上昨対0.6%減、連結営業利益は11.3%減、4位のサークルKサンクスも既存店売上昨対4.1%減、連結営業利益は、15.2%減とマイナスになり明暗を分けた結果となっており、企業規模の差が収益格差につながってきているようです。

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美と数字の深い関係って? 

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

今日は台風8号の被害が、ニュースでいろいろ報告されています。
台風の被害にあわれた地域の方に、お見舞い申し上げます。
また早く復興することをお祈り申し上げます。


今日は、仕事に近い話をさせていただこうと思います・

美しいと感じる比率とは?

私たちが美しいと感じる芸術作品や建築物には、実は数字が隠されています。

黄金比率

たとえば・・・有名なミロのヴィーナスは、あらゆるものを美しく見せる黄金比率という数字が絡んでいます。
ミロのヴィーナス
黄金比率とは、相似(対応する辺の比と角が等しい)の中に現れる数字で、タテとヨコの比率は、1:1.618です。
人間は、バランスを常に、視覚から様々な五感を通して感じていて、アーティスト自身が直感で、「これでいいだろう!!」と適正で作ったモノの中に多く含まれている場合があるようです。
ミロのヴィーナスは「頭からヘソ、ヘソからつま先までの長さ」が、
1:1.618になっています。また「胸と腰の幅」も、1:1.618になっていて、いくつもの黄金比率が散りばめられています。

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売場は、POPのゴミの山?

こんにちは・・・ アンディーンノア社長 伊藤です。

POP!!って?

POPって・・・何って思われる方もおられると思います。簡単に言えば、買い物に行かれて、商品についている商品名や値段をお客様にお知らせするカードのことです。

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POPとは、”Point of purchase advertising ” の頭文字を取った略語です。売場の商品を販売促進するために使われている上の画像のようなカードを総体して言います。英語をそのまま和訳すれば、「購買時点販促」と訳され、商品購入を促す役割を持ちます。

POPの種類は、商品まわりで活用されるPOPは、プライスPOP、商品の説明、活用方法などを記入した機能POPなどに、大きく分けられます。また手書きPOP、パソコンなどで作られたデジタルPOPと作り方からも分類されます。大きなチェーンストアの場合、デジタルPOPが多く、個人販売店、専門店などの場合、手書きPOPが多いです。

POPの役割は、商品に対する思いを伝えて、お客様に共感を生んで、いかに購入してもらうか?

その目的のためにPOPが存在しています。POPを作成する上での注意点をお話しすると・・・

  1. POPは、売場に付ける量が多ければいいということではありません。
  2. POPは、サイズが大きければいいということではありません。
  3. POPは、情報を多く載せればいいといいうことではありません。

たとえば自分が、何か?買い物に行った時に、欲しい目的物がある場合は、興味深く立ち止まって見ますが、ウインドーショッピングで買い物をする場合、自分の歩くスピードを考えて下さい。興味のない商品の場合、けっこう早いスピードで歩いていませんか?

そこで、もう一度・・・上の画像のPOPに登場してもらうと・・・

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画像のような品名とプライスだけのPOPで立ち止まりますか? 

POPの機能には、お客様が足を止めて立ち止まるような、アイキャッチ効果が必要ですし、共感を生むコピーが必要です。 売場には、この「HEAD メンズ メッシュキャップ」の他に多くの種類の帽子が販売されているはずです。でもこの帽子にPOPを付けて、販売を強化するということは、「この帽子はいいんだよ!!」とお客様に共感してもらわなければ、単なる紙切れです。 紙切れは、いくら付けても、お客様からすれば、不必要なのです。

たとえばこんなアイキャッチコピーをつければ、どうでしょうか?

  • 「これからの季節に活躍!!メッシュだから涼しい」
  • 「通気性GOOD!!」
  • UVカット率99% ムレにくく、涼しいメッシュ帽子!」

などのコピーを付けたら、どうでしょう?

不必要なPOPがたくさん売場に存在すればどうでしょう?

  1. 商品そのものの特性、POPサイズによりますが、POPが多く付いていると売場の商品が見えにくくなります。
  2. 自分がお客様に販売したい商品への思いが伝わりません。
  3. 売場が汚い。

悪循環ばかりが生まれます。売場は、お客様に共感を持っていただき、商品を購入していただいて、初めて役目を果たしたことになります。そのためにPOPは必要なのです。

リアル店舗とネット店舗の違い

最近、リアル店舗で商品の仕様や使いごち感を確認して、価格の安いネット店舗で購入するということが、スマホの発展で話題になっています。それは、現在、リアル店舗の売上が伸び悩んでいる要因のひとつにもなっています。ただ、そんな店舗ばかりではありません。実際、高い値段でも商品が売れ、売上を伸ばしている店舗が存在しています。そんな店舗とどう違うのでしょうか?

それは・・・

「共感」を生んで、関係性をつなげて、ファンになってもらっている。

本日もつたない話に長々とお付き合いしていただきありがとうございました。つづきは、また次回に・・・!!

 

 

 

 

 

 

 


新聞折り込みチラシは、お客様への案内状!!

こんにちは・・・ アンディーンノア社長 伊藤です。

スーパーや小売店の新聞折り込みチラシは、火曜日、木曜日、週末に主に入ります。チラシは、「散らかすもの」→「散らし」→「チラシ」と言われるようになったようです。

新聞折り込みチラシは、お客様への案内状!!

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伝える力 VOL.1 ~なぜ?必要~

こんにちは・・・ アンディーンノア社長 伊藤です。

伝える力 VOL.1

日々、私たちは、話したり、聞いたりして、思いを「伝える」、話すことによって「コミュニケーション」するなどの行為をしています。私は、会社のメンバーと、日々、いろいろな方と話をする中で、「伝える」ことって、難しいことだなぁ?って感じています。それは、私がビジネスでやりたいことが伝わらず ・・・ 結局は、自身で動くことがほとんどだからです。

またソーシャルメディアがひとつのインフラとして社会に溶け込んでいく中で、私もfacebook、twitter、Google+などをしています。facebookでは、現状、500人を超えた友達がいますが、どれだけの方に私の思いが伝わっているのか? 私の思いは、実際、少数の方しか? 伝わっていないのが現状で、思いを伝えるには、どうしたらいいのか? よく考えます。それは自己満足のような投稿では、思いは伝わらないと言うことです。

先日、合宿セミナーでお世話になった藤村正宏先生のBLOG、facebook、twitterなどの投稿を、毎日、拝見させていただいているとよくわかります。藤村先生は、セミナーでお話をしている中で、よく「伝わっていますか?」と重要なキーの部分では、確認されます。まさにソーシャルメディアの不特定多数の方に情報を流される中で、常に「伝える」と言うことを考えてアップされているので、誰が読んでもわかりやすい言葉で表現されています。だから、「伝わる」 ・・・ そこに共感が生まれる。藤村先生のエクスマの考え方のBLOGを一度、見ていただければ、わかりやすいと思います。

http://www.ex-ma.com/blog/about-exma

業務で進めさせていただいている小売業のリアル店舗の店頭の販促ツールや売上げを確保するための企画 ・・・ 不特定の多数のお客様に情報発信を「売場」を行っているのに、それが、お客様に伝わっているのか? と考えた時に、お客様には伝わっていない部分が大きいのではないか?と思います。

「なぜ?」 それは見られるお客様の立場にたって作られていないと思うからです。売場をまわっても、これが「ほしい」「買いたい」と言うモチベーションが上がる売場がありませんし、この売場の商品は、誰が「ターゲット」だから、そのターゲットにあった売り方をしていないの現状だと思います。それは、私自身が、売場を作って、お客様に商品を販売していた経験があるので、売場を作っている方には申し訳ないのですが、チラシに掲載されている「広告の品」だから売場のここに置かなければならない。また大手小売業なら本部のバイヤーが送り込んできた商品だから売場に置かなければならないと言う形で、売場が、本来買っていただきたいお客様に向けての「買い場」で無くなっているのです。そこには、売場を作られる方の思いが売場に入らなくなってきているのが現状だと思います。

私は、東京に行って、ブラっと歩いたりしますが、コンビニの数が、半端ではないのです。歩けば、コンビニに出くわします。そして最近では、食品ミニスーパーが拡大しつつあったり、業界再編で、統合などの形で食品スーパーの強化・整理が進められるニュースを耳にします。

昔は、コミュニケーションで活気のあった商店街 ・・・ 今、急速にシニア化に傾斜するこの国にとって、そのような施設が必要だと感じています。大阪の現状、シャッター通りとなっている商店街の復興ができればなぁ? と考えたりします。

私が小さい頃、食品スーパーなどが歩いて行けるところにありました。今は、大手が中心で、車で行かなければいけない場所にあったり、大き過ぎて、商品の位置がわからない、でも店員さんは、探してもいない状況が主流です。そこには「コミュニケーション」がないのです。だから大手の小売店が、これは便利だと言う商品を売場に導入しても思いは伝わらない。また売場も付け足しなので、お客様が見ても、ただ新しい商品が並んでいるなぁ?でしか?見えない ・・・ そこには買いたくなる仕掛けがありません。

たとえば、下記画像のアルスメロン980円。「広告の品」では、他社でも同じような値段で売っているので、この商品を今、旬で売り込みたいと担当者が思っても、そこにこのメロン「果汁たっぷりで、甘くておいしいよ」と言うシズル感があるコピーがないので、お客様には、単なるメロンでしか? 伝わりません。

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また紳士の帽子売場でも、売場が拡大されていました。ただ商品名と価格だけなので、お客様には、普通の売場でしか?映らないと思います。そこに「日差しが強くなってきましたね。外出する時には、ぜひ!!」などのコピーをつければ、お客様も立ち止まって商品を手に取って見られると思います。大手小売業の売場では、売り手の思いが、「伝わらない」状況になっているのです。

 

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大阪の京阪電車の京橋駅の売店に、下記のようなフランクフルトの売場があります。「京橋名物 おいしいよ」ってコピーがついています。このフランクフルト ・・・ ほんとうによく売れているのです。うちのメンバーにこれがさらに売れるようにするには? と聞いたら・・・

「一日で、○○○○本、売れてます!!」ってつけたら、もっと売れるんじゃないって言っていました。その通りだと思います。人って、具体的な数字には弱いからです。それだけで「伝わる」 

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今、「伝える」ことって、すごくキーになっていると思います。だから本でも「伝える」ことをキーにした本がたくさん出ています。そんなことを考えていきたいと思います。

今日は、長々となってしまいました。