こんにちは・・・ アンディーンノア社長 伊藤です。
POP!!って?
POPって・・・何って思われる方もおられると思います。簡単に言えば、買い物に行かれて、商品についている商品名や値段をお客様にお知らせするカードのことです。
POPとは、”Point of purchase advertising ” の頭文字を取った略語です。売場の商品を販売促進するために使われている上の画像のようなカードを総体して言います。英語をそのまま和訳すれば、「購買時点販促」と訳され、商品購入を促す役割を持ちます。
POPの種類は、商品まわりで活用されるPOPは、プライスPOP、商品の説明、活用方法などを記入した機能POPなどに、大きく分けられます。また手書きPOP、パソコンなどで作られたデジタルPOPと作り方からも分類されます。大きなチェーンストアの場合、デジタルPOPが多く、個人販売店、専門店などの場合、手書きPOPが多いです。
POPの役割は、商品に対する思いを伝えて、お客様に共感を生んで、いかに購入してもらうか?
その目的のためにPOPが存在しています。POPを作成する上での注意点をお話しすると・・・
- POPは、売場に付ける量が多ければいいということではありません。
- POPは、サイズが大きければいいということではありません。
- POPは、情報を多く載せればいいといいうことではありません。
たとえば自分が、何か?買い物に行った時に、欲しい目的物がある場合は、興味深く立ち止まって見ますが、ウインドーショッピングで買い物をする場合、自分の歩くスピードを考えて下さい。興味のない商品の場合、けっこう早いスピードで歩いていませんか?
そこで、もう一度・・・上の画像のPOPに登場してもらうと・・・
画像のような品名とプライスだけのPOPで立ち止まりますか?
POPの機能には、お客様が足を止めて立ち止まるような、アイキャッチ効果が必要ですし、共感を生むコピーが必要です。 売場には、この「HEAD メンズ メッシュキャップ」の他に多くの種類の帽子が販売されているはずです。でもこの帽子にPOPを付けて、販売を強化するということは、「この帽子はいいんだよ!!」とお客様に共感してもらわなければ、単なる紙切れです。 紙切れは、いくら付けても、お客様からすれば、不必要なのです。
たとえばこんなアイキャッチコピーをつければ、どうでしょうか?
- 「これからの季節に活躍!!メッシュだから涼しい」
- 「通気性GOOD!!」
- 「UVカット率99% ムレにくく、涼しいメッシュ帽子!」
などのコピーを付けたら、どうでしょう?
不必要なPOPがたくさん売場に存在すればどうでしょう?
- 商品そのものの特性、POPサイズによりますが、POPが多く付いていると売場の商品が見えにくくなります。
- 自分がお客様に販売したい商品への思いが伝わりません。
- 売場が汚い。
悪循環ばかりが生まれます。売場は、お客様に共感を持っていただき、商品を購入していただいて、初めて役目を果たしたことになります。そのためにPOPは必要なのです。
リアル店舗とネット店舗の違い
最近、リアル店舗で商品の仕様や使いごち感を確認して、価格の安いネット店舗で購入するということが、スマホの発展で話題になっています。それは、現在、リアル店舗の売上が伸び悩んでいる要因のひとつにもなっています。ただ、そんな店舗ばかりではありません。実際、高い値段でも商品が売れ、売上を伸ばしている店舗が存在しています。そんな店舗とどう違うのでしょうか?
それは・・・
「共感」を生んで、関係性をつなげて、ファンになってもらっている。
本日もつたない話に長々とお付き合いしていただきありがとうございました。つづきは、また次回に・・・!!