先日、新聞を読んでいたら、下記画像のようなコラム記事が掲載されていました。この話題は、昔からあったようですが、滋賀県が 「近江県」「琵琶湖県」に県名変更という論争が、2月後半の議会で起こっているという特集でした。
産経新聞夕刊
●県名についてのアンケート結果http://www.pref.shiga.lg.jp/a/koho/monitor/files/kenmeihenkou.pdf
よくテレビなどの番組で 「その都道府県が、どの辺りにあるのか? 知らないランキング」 をやっていますが・・・
1位 島根県 2位 福井県 3位 栃木県
4位 群馬県 5位 鳥取県 6位 岐阜県
7位 福島県 8位 佐賀県 9位 徳島県
10位 三重県 (2010年 gooランキング)
ですが、この調査時では、滋賀県は、12位でした。
案外、国内の県名や都市名を言っても、 「それどこですか?」 という答えが若い人からもどってきます。 華やかな東京、大阪の都市部は、知っていますが、上記に記している県名を聞いた時に、場所を日本地図で示してもらうと知らない人が多いです。
せめて自分の生まれた国のことくらい、海外から今や多くの方が押し寄せる魅力ある国になっているのですから・・・
「地名と場所をイコールにしてほしい」
と思います。今回のこの論争は、知名度の低さに悩んでいる中で起きた論争のようです。でも滋賀県は、映画のロケ地などでも利用されて、静かなブームになりつつある報道もありました。
ネットで 「県名変更」 という項目で、検索をかけてみると・・・
●香川県が平成23年から「うどん県」という愛称で名乗りました。
●鳥取県が、昨年の11月にズワイガニ漁が最盛期を迎える2月まで「蟹取県」 に改名すると発表 したり・・・
そういえば、現安倍政権の政策の柱 地方を元気にするために「地方創生」 の政策を打ち出していました。その報道が少ないのは、どうなのだろうか? とこのコラムを読んでいると感じます。
それぞれの県名には、昔からのいわれがあるので、現在に通じていることで、それを変更するには、法律的な手続きも当然必要です。
でも、いわれを大切にしてほしいものです。
要は・・・
場所=県名=特徴
にして、自国の国民が、認知できるように仕掛けを作ればいいのではないか? と思います。
そのための地方創生だと思うのですが、まだ底上げが図られていないのは 「?」 現在は、いろいろな問題の陰に隠れていますが、早急に取り組まないといけないと思います。
どの地方自治体の財政も火の車で、地方を元気にという代名詞で 「地方創生交付金」 をばらまいてもそんなに大きな額でもなく、使い方にも、それぞれの自治体は苦慮していると思います。
逆にふるさと納税は大人気なのですが、今月4月初めには、政府のちぐはぐな対応もあったりして、地方としては、財政を立て直すために頭をひねって対応している のに、どうなのか? と思います。
このふるさと納税は・・・その地方の商品の魅力やサービスを打ち出して競い合っている部分もあります。
特にそこでしか手に入らないプレミア感を打ち出しているので、地方創生に活用できないか?
と思ったりもします。
そんなプレミアム感が人気しているわけですから、地域に人を引き寄せる魅力になると思います。
そんな地域の魅力も、もしかしたら・・・自国の人より海外の人の方がよく知っているかもしれないですね。そんなことを思うと、一種寂しさを感じます。
今、話題になっているふるさと納税を参考に、大金を掛けず地方の地域性を生かしたプレミア感で地方再生ができればいいですね。
先日のセミナーで話しをお聞きして思ったのですが・・・
日本の「京都」「奈良」「和歌山」・・・昔からの街は、歴史が経過した今でも生きていて、時を刻み続けている。
そこに魅力がある。
だって、海外の昔の街は、「遺跡」といわれて、今は生きていないのですから・・・
今日も長々とお話しましたが、お付き合いいただき、ありがとうございました。