「ゆう活」って、何だ?

最近、出勤時に地下鉄に乗ると、車内吊りポスターで、「ゆう活」の告知ポスターが、目につきます。
私も約二ヶ月前くらいから、社内の諸事情もあって、夜、遅くまで残業するより、朝、頑張ってみようと思い、ゆう活は出来ていませんが、自分自身でワークライフバランスを考えて、取り組んでいます。
そのことについて、記しておこうと思います。

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会社の諸事情はさておき、やはり私の会社は、デザインや企画の業務を遂行していますので、クライアント様の情報が返ってくるのは、どうしても夕方以降になります。そうするとそこから、修正業務や新たな業務の開始なので、どうしても遅くなってしまいます。
本来なら売上につながることですから、業務遂行だけに重きを置いて見ておくのが、経営者なのでしょうが、私は、毎日、遅くまで業務をしているメンバーの姿を見ると・・・

「若いからもっと楽しみたいことがあるだろうに・・・」
「子供さんが小さいのに、土日以外もなんとか?対話できる時間を作ってやりたいだの?」
などツラツラとメンバーのワークライフバランスのことを考えたりします。

当然、会社売上の確保もあるので、残業をしてもらわないといけないのですが、やはり 会社という「公」の部分と個人の「私」の部分のバランスをしっかり環境作りしなければと思います。
そのために自分自身で、早朝出勤して、良い点、悪い点を実体験して、メンバーが働きやすくなるなら環境改善を取り組もうと考えています。

朝、早く会社に入ると言うことは、当然、家を出るのは、6時過ぎになっちゃいます。出勤時間が、もっとかかるメンバーからすれば、6時前に出るのは、やはり苦痛につながるだろうなぁ? って感じています。
早朝出勤も、一概に進められないし、強制はできないと感じています。個人のコースの選択だろうと想定しています。

● 「ゆう活」 って、何だ?

政府は、「夏の生活スタイル変革」の通称を 『ゆう活』 にし、 『ゆう活』 を促し、盛り上げていくために、最近、報道や交通機関での告知露出を盛んにされているのかな?と思います。
『ゆう活』(ゆうやけ時間活動推進)は、仕事を早めにはじめて、早めに終える。そして夕方からはオフを楽しむ。
そんな働き方を進めていきたいということです。
私自身が、ここ数ヶ月実践してみて、感じた 「メリット」 と 「デメリット」を整理しておきたいと思います。できれば、涼しい夏だけでなく、冬も使えるように考えて、メンバーのワークライフバランスを充実させたいと思います。

● 感じたメリットは?

1. 夏の暑さからは、多少、回避できる。

出勤時の夏の暑さからは解放されて、また事務所に入っても、涼しい時間帯で、業務が行える。

2. 満員電車を回避できる。

ぎゅうぎゅう詰めの満員電車の混雑からは、開放されるので、多少楽になる。

3. 仕事の効率化。

退社時間を決めているので、以前のようにエンドレスではなく、この仕事を、退社時間までに仕上げるとなれば、どんな計画をしなければならないのか? 時間管理がしっかり出来るようになる。

4. 仕事が終わってからの活動が広がる。

いつもお店の閉店時間に間に合わなかったり、夜、家族との時間が取れなかったことが、多く取れるようになる。また買い物ができることから経済効果もUPする。

5. 節電効果が若干あります。

クーラーや照明などの電気代の削減によくつながると言われるのですが、私の事務所は、換気の問題か? 暑さが抜けたりしていないので、言われているほど、節電効果は感じていないのが、現状です。

● 感じたデメリットは?

1. 早く起きなければならない。

早く出勤しなければならないので、その分、早起きしなければならない。

2. 一部だけしても適応に苦労する。

最近は、女性の社会進出も目立つようになり、たとえば子供さんのおられる方は、子供さんを見送りだしてから動かなければならず、会社も早朝出勤するなら、学校なども早朝出勤をしないとアンバランスが生じる。

3. 取引先や他部署との時間が合わせにくくなる。

仕事には社内は、もちろんですが、取引様とのコミュニケーションの問題もあり、女性の社会進出の問題同様、企業間でも業務時間が異なると仕事が、流れてしまう可能性もあります。

メリットやデメリットを考えてみましたが、もう少し、社会を整理してからでないと一部では、社会的な歪みもありますので、毎日でなく、曜日限定であれば、対応できるのかな? とも思います。

いろいろ検討しながら、「ゆう活」は、ワークライフバランスを考えて、導入していかなければ、いけないことだと思います。

今日も長々とお話しにお付き合いいただきありがとうございました。

パワスポ社長_感謝