ここ数日、真夏を感じる日々が続いていますね。
でも真夏といっても、日本では、四季があるから、成り立っているビジネスもあるわけですし、また今日のテーマ 先日の見た映画の「しあわせはどこにある」 から「幸せとは金持ちになったり、偉くなったりすることだと考えている人が多い」 というヒント2を考えてみたいと思います。
今日のテーマ
●金持ちになったから
「大好きな高級デザイナーズブランドの服が買える」
「おいしい高級ディナーをたくさん食べれちゃう」
「海外旅行にも行けちゃう」
「高級車が買えちゃう」
●偉くなったから
ということで幸せって、感じる人は、最近は少なくなったのではないか? と思います。
アメリカのプリストン大学教授の調査データなのですが・・・
「約7万5,000ドル(7/24 123円 約922万円)までは、年収が低いほど感情的な幸福度は低下し、ストレスが上昇する。だが、約7万5,000ドルを超えると、必ずしも収入が多いほど幸福度が増したり、ストレスが和らぐとは限らない」 というデータがあります。
年収が増えると生活への満足度は、今まで経験できなかった生活ができるので高まっていくでしょうが、幸福度は、一定収入を超えると逆に、頭打ちになるというデータが出ているのには驚きました。
● JB PRESS 「お金では買えない幸せを手に入れるための方法」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43989
※興味のある方は、参照ください。
こんなデータが出ているので、現在、世界で生活している人の何%の人が、今日のテーマのことで 「幸せ」 を感じているか? は、この映画の本が出版されたのは、2003年のことで年数も経過しているので、一概に、多くの人が思っていると仮説を立てることは、できないと思います。
では、データの「約7万5,000ドル」で、なぜ幸福度が、頭打ちになるのか? 考えてみました。
1. 年収の高い人は忙しい。
・家族と過ごす時間がない。
・友達と遊ぶ時間がない。
自分の時間を持てず、ただ売上を上げて待遇を改善するため働いているので、生活の面白味がないということでしょうか?
お金は、少ないより多いほどいいでしょう。でもそれに費やされる時間を考えると、人生が楽しければ、程々でいいのではないでしょうか?
2. 年収が高い人にはストレスが多い。
年収が高い人は、やはりそれなりの責任を持って、仕事をされていることが多く、仕事からくるもの、人間関係からくるもの、様々なストレスを抱えていることが多く、精神的にいい状態ということはない。
3. 高級車を持っていても・・・
現在の社会は、若者の「くるま離れ」が進行していて、逆にシェアカーのようにレンタカーを利用される方が多い。やはり維持費であるとか? 乗って利用している時間より駐車場に置いていることが多いことを考えれば、高級車の話しだけではなく、「車」 自体、持っていなくてもいいという風潮に変化している。
・昔は、ステータスという部分もありました。
などなどお金を持っていても、会社で地位を得ても、ステータスにこだわる人はしょうがないと思いますが、外から見た時、幸せではないということだということです。
それでは、「幸せはどこにある?」 ってことです。
幸せは、「お金」「地位」ではないということです。
幸せは、バランスのとれた楽しい生活と言うことではないでしょうか?
たとえば「お金」「地位」に固執する人ならそれでいいかもしれません。
でも 「ワークライフバランス」 が取れていなかったりして、家族と会話する時間や自分の趣味などを楽しむ時間がなければ、私は楽しくないと思います。私たちは、人生を楽しむために生まれてきたのですから・・・!!
当社でも、起業時は、デザイン担当の人が、徹夜してデータ制作をしたりして、ちょっと売上のあるステータスのある仕事をしたりしていました。でも、確かに喉から手が出るほど売上は、会社ならどの経営者も欲しいと思います。
でもこんな状態が長く続いても、仕事をおもしろく感じることもないと感じたので、私の判断で、当社では、毎日、徹夜までしてするような仕事は、お断りさせていただきました。
「そんな仕事いらない」って・・・
それは、今思えば、ひとりひとりの生活を考えた上での苦渋の選択でした。そこまで頑張って、仕事をしてもらうのは、ありがたいことです。
でも当時、中には小さいこどもさんがいたり、ご主人のいる方もおられました・・・ でも、そんな状態で仕事をするのは、私の考えている会社の姿ではないと感じました。
そこには、会社のトップとして 振り返ってみればひとりひとりの 「しあわせ」 って何だ? ということを考えたのかもしれません。
おそらく、当時の判断を 「今しろ!!」 といわれても、判断は変わらないし、先日、「しあわせはどこにある」 の映画を見て、なおさら、最近、ひとりひとりのしあわせについて、考えたりするので・・・
「バランスある生活」
をして、人生を楽しんでいきたいと思います。
今日も長々とお付き合いいただきありがとうございます。