ワーク・ライフ・バランスを考えて、自分の時間もたいせつに!! 

起業して5年--!!
振り返ると早いものですね。

スタッフにもよく話したりするのですが、会社の業務で、デザインや企画をメインに仕事を行っています。
普通の会社のように、決まったスケジュールで動くわけでもないので、フレックスタイムを活用して、時間を有効に使おうと話したりします。
朝9時半に出社して、それから業務が終わるまで、業務遂行を、毎日行う姿を見ていると・・・ (^^;

もっと業務の優先順位を考えて、タイムスケジュールを考えよう--!!

とスタッフに話したことがあります。
広告、イベント企画などの業務を行うサービス業は、けっこう遅くまで業務をして、それがステイタスになっているような部分があります。昔は、不夜城なんて言われる会社もありました。
私も、今の会社を起業するまでは、何度も徹夜したり、毎晩、終電で帰る日々を繰り返したことがあります。
あまり毎日続くと、ふらふらになるもので、 私は、そんな仕事スタイルが嫌いで、今の会社を起業しました。
やっぱ、仕事は、ちゃちゃとやって、別の楽しいことをしたい派です。

最近は、大企業以外は、あいみつを取られて、どこも苦しい価格競争で苦労している時代です。
そんな背景で、実際の業務単価と作業単価が、アンバランスになるので、残業を支払わないような会社もあったりするうわさも聞いたりします。私は、逆に残業したら、きちんとつけなさい。でも、不必要な残業には、厳しい方です。
当然、会社ですから、利益を出していかないと継続は難しくなる。そんなことをブログにまとめてみました・・・

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時間は、画像の砂時計のように、こうやっている間にも、経過していく

残業と言えば、今、思い出せば、おもしろい思い出があります。
私は、たいてい一番に事務所に入ります。夏のある日、事務所に入ると普通ならムーッとする事務所内がひんやりしている。

おかしいなぁ?

と思いながら、タイムカードを見てみると、スタッフは、遅くなったものの最終電車に乗れる時間で帰社しいました。
そうすると普段は、バラバラに出社するスタッフがまとまって出社してきたのでおかしいと感じたので・・・

ずいぶんしんどそうやな? 徹夜したんか?

と聞くと、終電で帰ったとのこと。でも、その中にアルバイトも含まれていたので、個別に聞くと、徹夜したとのことでした。
それも営業の指示でしたということで、残業したならしたとはっきり言えーー!! と、この時は、一番いやな嘘だったので切れました。

当然、残業時間を聞いて、反映させましたが、私は、しんどい目しているのに、うそをつかれることが大嫌いです。
その時に、もっとワーク・ライフ・バランスをしっかり考えようという話をしました。

「ワーク・ライフ・バランス」

って、言葉知ってますか?
会社に来て、稼がないといけないというのは、資本主義社会がお金重視の社会である限り変わらない。
よく言われるのが、残業代がないと生活できないという話しもあったりします。そんなことはわかるので、努力をしているのですが、残業第一主義のように、毎日、決まった時間位を残業している姿を見ていると・・・

申し訳ないなぁ? と経営者として反省しているのですが・・・
シャカリキに働くのはいいけど、自分の時間、家族との時間をおざなりにしてない? と思うことがあります。
そんな時、毎日、決まった時間残業するよりもっとたいせつな時間の使い方ってあるんじゃない? と思うのです。

デザイン制作の業務を、進めて感じるのは、楽しくないといい発想も浮かびませんし、いいモノも上がってきません。
日々、今の業務は、過去の蓄積経験を生かして、業務遂行していますが、新しい発想が必要な業務がきたときには、対応できないだろうな?! というのは、常々、感じています。

ある人は、デザインを制作する人は、職人気質だから、そんな話は、話して理解させるのも、難しいと耳にしたりもします。

勝手に自分にフレームをつけてない!?

と私は思うわけです。
東京オリンピックのエンブレムの問題にしても、超一流といわれるデザイナーと言われる人でも、世界にたくさんのデザインが氾濫する中で、コンプライアンス違反して、ゼロから作れなくなっている。
特に、会社の若いスタッフは、もっと引き出しを作るべき

以前もお話ししたことがありますが、あるデザイナーとお話しした時に、「社長の会社の業務は、クリエイティブなデザイナーの仕事をしているわけじゃない」
「ただデザインを制作しているオペレーターレベル」 
と言われた時は、金づちで、頭を叩かれたような 「ガチョーン!!」 と響きました。

普段、考えていたことを直接、突かれて、ちょっと気分も沈没しました。若いデザイン担当を育てる方向性は、間違っていなかったということを、感じました。

月曜日から金曜日まで、一日中、パソコンのディスプレーとにらめっこしていても・・・

業務処理レベルは上がっても、デザインレベルは、上がらない = 会社の価値は上がらない

だからワーク・ライフ・バランスを意識して、自分の時間を大切にしてほしいなぁ? と感じたわけです。
きっと、自分の時間を持って、映画を見たり、音楽を聞いたり、本を読んだりすれば、もっと違ったものが生まれてくるかもしれない。
毎年、同じ時期に、同じようなデザインを制作することがわかっているのに、昨年と遜色がないのは?

「もっと他のデザイン切り口ないの?」
「ないなら・・・わざわざデザイン変える必要ないやん」

そんなお客さまの声を耳にすれば・・・・・ですね。

そんなことを考えると、藤村先生が、よく資本主義の終焉というお話しをするように、

「損得」ではなく、「人価」

という、新しい経済価値が考えられます。
勝手に、「人の価値」を短縮して、人価って言ってますが、そのために自分の価値を見直して、発信していかないと

「安くして、安くして・・・」

という世界は、限界にきているわけですから、

ワーク・ライフ・バランスを意識して、自分のスキル、過去の経験から発揮できる価値を見直す時期に、きているんじゃないかな?
アベノミクスも、経済が踊って上昇した時はよかったですが、現在のように混沌としている時には、今一度、考えて見る時に来ているような感じがします。

そんな時間を大切にしてほしいなぁ?