知ったかぶりの先にあるもの | らおの気づき

先日、懇意にしていただいている社長と食事をしている時におもしろいお話しを聞きました。その社長のところに、取引をされている会社の社長と営業の方が来られたそうです。

雑談をしている中で、社長は、営業の方の相槌の打ち方にすごく違和感を覚えられたそうです。けっこうおもしろいお話しだったので、ちょっとそのお話しを拝借して、ブログにまとめてみようと思います。

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その営業の方が、いかにも何でも知っているようにお話しの中でふるまわれていたそうです。

その社長の会社は、当社と同じように小規模の会社で、その会社より少し大きな規模の会社の社長と営業の方が、販促企画提案でこられたそうです。

初めは、雑談程度だったそうですが・・・
その雑談の中で、その営業がいかにも何でも知っているように

「そうですよねー!!」
「そうですねー!!」

って、相槌を打っておられたそうです。
その社長は相槌の打ち方にすごく違和感を抱かれて、ちょっと意地悪じゃないですが、ひねってやれと思って、話の内容をちょっと間違ったことを良いように言ったそうです。
そしたらその営業がすかさず

「そうですよねー!!」

と言ったので、その社長が「それはどういうこと?」と聞き返したら、しどろもどろになってしまったそうです。
年齢的にもそこそこの方に見えたそうですが・・・

「知らないことを知ったかぶり」して通用しない年齢

ってことがわかっていないのかな?
って残念がっておられた姿には、ビールを吹き出しそうなくらい大笑いしてしまいました。

らおも販促の営業経験もありますが、よく打ち合わせで

「そんなことも知らないのか?」

って、言われたことがあります。
らおは、知らないことを知っているふりしても、後でばれるということを知っていたので・・・

「はい、わからないので確認します」

と即確認対応して、お客さまにお応えするようにしました。
そんなところから今回の社長のお話しではありませんが、信頼感が出てくる ものなのです。

「こいつに任せたら大丈夫!!」

そんな時、一番焦ったのは、教えてもらおうとした人が、他の打ち合わせをしたり、現場に出て、携帯に出れない場合でした。
そんな時は

「後ほど、確認して連絡します」

と応対しました。
らおは、反面気が小さいので、もし不確定な状態で契約につながったらどうしようという心配もありました。

話しがもとに戻りますが、

「いい年して物事を知らない=恥ずかしいこと」

と「その営業の方は考えているんじゃないかな?」
ってその社長は話されていました。
そんな変な相槌をうたれる方は、きっと自分に自信があったのでしょうし、その社長をコントロールしてうまく話しをまとめたいという思いがあったのでしょうね。

そんな仮面のような自信って、はがれちゃう
要は、ええ恰好しい!!

なんですね。
そんな自分を飾り立てている方は、その社長も合わないと言っておられたのに、そうだなぁーって感じました。
人間なんだから、100%知っていることって、まずないし

らおは今でもわからないことは、わからないと質問するようにしています。

知らないことは知りたいですし、社長という立場上、何でも知っているように取られがちですが、社長でも知らないものは、知らないわけです。

別に恥ずかしいことかもしれませんが、知ったかぶりして、この営業のように仮面が外れてしまうと逆に同席している社長の立場はどうなのかな?

って思いましたが、その社長は腹を抱えて大笑いしていました。
この話しを聞きながら

知らないことは知らないという勇気でもありませんが、そんな気持ちは持つべきだなぁー!!