先週末・土曜日の折り込みチラシ。
食品売場では申し合わせたように、肉のお買い得訴求。
なぜ、こうなったのか? 考えてみると・・・
●昨年の競合他社の折り込みチラシを分析して、他のスーパーでは過去の傾向で「肉」をメインにしたチラシを打ってくるから、今回は肉をメイン訴求した。
●昨年も同じような折り込みチラシを作って、畜産売場に実績があるので作った。
昨年の各社の折り込みチラシを見てみると「肉の市」の訴求をしているので、実績に基づいて今年の折り込みチラシも作った というのが、実際の答えのように考えます。
折り込みチラシって、昨年実績に基づき、制作するのでリピートなことが多いのです。
そんなことをブログにまとめてみました。
初夏で気温も上がってくる季節です。
こんな季節には、食品スーパーの「初夏の食欲応援!」というテーマ訴求がピッタリー!!
売場も多少手書きPOPが多い感じがしました。でも商品を食べた感とか? 料理の仕方など表示されていたので、とてもわかりやすい売場を作られていました。
昨年のチラシと比較して見比べても、ほぼ同じスペースを使って同じような訴求をしています。
もしかしたら実績を落とすかもしれない?
そんなことを考えるとチラシの表現や訴求する商品を変化させるのがこわいのかも? しれませんねー
変化させないと、時代のスピードはどんどん上がっているし、環境も変わっているし、料理などでも新しい調理方法は出てきています。そんな時代に、実績確保で、昨年と同じものを打つことによって安心感を持っていても、どうかな? って思います。
小売業は変化対応業ー!!
ってよく言われましたが、今は
小売業は、昨年実績対応業ー!!
昨年は、こうだったからその売上を落とせないから、変化に対応できていない。
最たるものは
売場の変化率ー!!
毎週、買物に行かれている方はわかると思いますが、どれだけの売場が先週と変わって、手が加えられているか?
ってことです。
昨年の日曜日と今年の日曜日は、お客さまの生活環境もかわっているはず、それを感じて売場を作っているか? 折り込みチラシを作っているか?
この食品スーパーのキリンフェアの展開は、メーカーツールもあったりして、売場もすごいなぁー って思いました。
売場の方の売場作りもたいへんだなぁー って、感じていたのですが、年々こじんまりしてきました。
ある総合スーパーの惣菜売場では今年も「デリカうまいもの特集」を展開していました。
今年と昨年の折り込みチラシを比較してみると
その他の商材は変わっていますが、売り込み商品はそんなに変わっていないし、2015年のチラシの方がシズル感があります。
やはりチラシはお客さまへの招待状と思えば、食品売場の商材であれば、商品撮りだけではなく、バイヤーの方が食べた感じや調理の方法など簡単なコピーをつけて制作された方がいいように思います。
当然、実績を落としたくない思いはあるでしょう。
でも昨年と変わり映えしないチラシ製作費に多額なお金を使うなら、売場をしっかり作れるような予算配分をすればいいのにと考えます。
だって、リアル店舗を利用されるお客さまは、売場の商品を見て、買物なさるのですから!!