ご質問にお答えします「売場のマグネットって、何? (^^)」 

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

ご質問をメッセンジャーでいただいたのでお答えします。

「売場のマグネットについて書かれていたのですが、売場のマグネットって何ですか?」

マグネットって、日本語にすれば「磁石」ですよね。
売場で使うマグネットって、業界用語になるのかな?
お客さまを売場の平台の商品価格、衣料品や家庭用品売場では、商品の演出をすることによって、お客さまのアイキャッチ度を高めて、売場に引きつけます。

そしてマグネットを売場にきちんと配置することによって、売場を作られた方が思うように

お客さまに売場を回遊していただき、想定しているようにお客さまに回遊していただくことによって、売上を確保すること

それが客導線なのです。

らおはそんなことを考えながら、売場を作ってきました。
そんなことをブログにまとめてみようと思います。

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売場に並べられている商品って、お客さまがまんべんなく売場を回遊していただいて、商品を購入していただくように普通は配置されているのです。ただ最近見た売場は「?」

自分が計画したように自分の売場を回遊してもらうことは、なかなか難しいことです。
当然、すべての方に思っているように歩いていただくのは、売場内で行進でも見ているようで、そんなことは無理なことです。
でも売場を見ていて、そんなお客さまが数%でもいたら、うれしいことです。
会社のデザイン担当の人に、急きょ簡単なマグネット図をイラストレーターで作ってもらいました。

マグネット図
売場は、お店によって、担当者によって、売場の作り方が違います。今回は基本形みたいなフロアレイアウトの絵を作ってもらいました。この図でマグネットについて説明していきたいと思います。

売場のマグネットは大きく分けて、図のように4つに分かれます。

●第1マグネット

売場内で一番太い通路を「主通路」と言います。
その両側に配置され、お客さまを奥に奥に誘導する商品で「主力商品」です。

●第2マグネット

主通路の突き当りに配置されて、第1マグネットと連動していて、お客さまを奥に誘導する商品。
特にお客さまのアイキャッチ度を高められるために提案・演出を重視するような「季節商品」「話題商品」などです。

●第3マグネット

主にゴンドラという棚什器の一番端っこ。
そこを「エンド」・・・これも業界用語かな?
エンドに「特売・お買い得商品」「季節商品」を並べて、ゴンドラの列内にお客さまを導くマグネットです。

●第4マグネット

ゴンドラ内の商品で、「定番商品」と言われる常時品揃えしている商品です。
裏話ですが、メーカーなどはこの定番商品の陳列される棚の段、位置までターゲットにして、各社しのぎ合いながら熾烈な戦いをしています。
またゴンドラの時にでも説明しますが、ゴンドラの段数、位置でも商品の売れ方って、実は違うのです。

大まかに分けて、マグネットは4つに分けられます。

このマグネットを使って、売場の演出をしてお客さまを誘導するわけです。何もないとお客さまもただ歩くだけでおもしろくないわけです。
でもマグネットを上手に作って、自分の思ったように回遊してもらえたら・・・

自分もお客さまも楽しいー!!
楽しいがあふれるとチラシで無駄な経費を使わなくても、もっと利益率も上がるでしょう。

そんなわけでそんな売場を作れれば最高ー!! ですよね。

それは、ゼロから毎日作らないといけないわけでもなく、

●商品の置き方
たとえば、色を基準にして作ってみたり、新商品だけおいてみたり、季節品を中心に演出して置いてみる。
●ディスプレーを変えてみる

そんなちょっとしたことを

売場のお客さまの実際の動きを見て、仮説を立てて、行動してみる。そして検証してみる。

仕事って、そんなことの繰り返しだと思うのです。
マグネットのそれぞれの役割を考えて、売場を作っていきたいものですね。そんなことを20年間くらい考えながら、売場を作ってきたので、こんなお話しは大好きでーす!!

ご質問は、お気軽に!!