こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。
今日は、仮説を立ててお店をウォッチングしてみました。
●今日のテーマは・・・
どうしてどこも金太郎飴のような同じ店に見えるんだろ?
ってことです。例えば、ドラッグ専門店、化粧品店、雑貨屋さんなどなど看板の店名は違うのに、商品の陳列、POPのつけ方、ほとんどいっしょなのです。
そして大手スーパーも行ってみました。
家庭用品で言えば、日用消耗品、家庭用品、化粧品売場。
食品売場で言えば、お菓子、調味料、カップラーメンなどの加工食品売場。どの商品も、売場の中央で、デーンと売場が作られている。売場の位置は当然、お店の作り方によって違いますが、どこに行っても変わらないのです。
そんなことをブログにサクッとまとめてみました。
看板は違うのに、どうして同じように見えるんだろう!?
って、視点を集中して考えながらウォッチングしていました。
化粧品売場を見たらコモディティ化(均質化)のキーがわかった。
大手スーパーの化粧品売場って、メーカー別のカウンセリング化粧品コーナーと一般化粧品のコーナーがあります。
カウンセリング化粧品のコーナーは、大手スーパーでは、お店の入口や売場内であれば、一番目立つところで展開されています。
その周りに、一般化粧品が並んでいる状態です。
どうして化粧品売場がメインの目立つ場所にあるか?というと、メインターゲットは、主婦を中心とした女性だから。
カウンセリング化粧品は、メーカーごとのブースに分かれていて、メーカー主導で売場を作っているので、メーカーでデザイン・制作した陳列BOX什器、販促POPが展開されています。そしてCMがあれば、イメージを訴求してどこでも同じです。
そして一般化粧品などでもいっしょ!!
CMに連動した陳列BOX、販促ツールが使われていて、価格もどこに行っても変わらない。
これがコモディティになっている要因の一つ!!
要因のひとつは、商品と抱き合わせで入ってくるメーカーツールを使って演出するから。
私が化粧品売場を担当している時もそうだった。
エンドなどに商品を陳列したら、メーカーのルート営業の方が来られて、売場に販促物とキャンペーンはがきつけておきますからということで売場を演出してくれた。
それは初めのうちだけお願いしていたのですが、しばらくしてからキャンペーン応募はがきなどがつけ方が汚かったので、私は、柱に固めてつけて必要なお客様はどうぞ!!
って感じの売場を作りました。
そんなことを思い出して売場を見ていたら、上記で紹介した売場や専門店は、メーカー販促物を使っているから売場の見え方は大差がない。
おまけに価格もいっしょ!! キャンペーン価格まで変わらない。
お客様からすればどこで買ってもいっしょ!!
って図式になる。
お店の人は、陳列したりメーカーPOPをつけたりして売場を作っているので「作ったぞ!!」気分になっているかもしれない。
でもこの売場には、メーカー主導の売場!!
だってこと。だってツールには、メーカー名が記載されている。
夏になれば、下記画像のような売場は、どこでも見ますよね。
メーカー色の強い売場・・・特に、メインになる売場は、メーカーツールが抱き合わせでくる。
「メーカーツールは便利だし、経費もかからない」
だから思わず、売場で使ってしまう。
でも売れなくなってしまっている。
それは昔に比べて、テレビを見なくなっているので、CM効果も薄くなっている。CMのイメージを生かしたツールをどこもつけていてもお客様には伝わらない。
●そこで売り切る仕掛けは・・・
メーカーツールを使い方を考えましょう!!
ってことです。
メーカーの営業の方は、販促ツールなどを同梱して、お店に買ってもらうのが仕事。でもお店は、お客様に届けないといけない。
だから他といっしょではいけないのです。
もっとあなたのお店の価値をしっかりお客様にお届けしてほしい。
手書きでもお店の気持ちがお客様に伝わればいいじゃないですか!?
売場を作るということは、お店の思いを伝えること。
もう売ろうとしても売れない、改善していく。
お店の方もウォッチングしてみればいい。
あっ・・・この売場うちといっしょだわ!!
って感じると思います。
いつまでも底の状態ではない。改善して手直ししていけば、谷から山に上がってくんじゃないかな (笑)
最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
このブログを通して、売場で働かれるみなさんのお役に立って、楽しんでいる姿を伝えていただけるとうれしいなぁ?