オープンベーカリーショップのイートインコーナーで
焼き立てのパンをつまみながら、コーヒーを飲んでいると
よく出くわすシーンがある。

「ママ、だっこ・・・」

ってシーンだ。
何気なく、コーヒーを飲みながら見ていると、買物したバックも持ちながら、お母さんが子供さんをだっこしてたいへんだ。
おまけにベーカリーのトングとトレーも持っている。
当然、店内にはショッピングカートなどあるわけではない。

どうしてこんなことになるのかな？

子供さんの欲しい商品が目線の高さになってこと。
お母さんにだっこしてもらって
子供さんも見たいという願望があるからなのです。

よく棚の商品を見ると
子供さんが買って食べたいだろうっていう「キャラクターパン」「チョコレートパン」などが上から2段目の棚で展開されている。

お母さんはだっこするしかない。
もしかしたら、お店側も衛生面などを考えて
什器棚の上の方で展開しているかもしれませんが、
子供さんも商品を選べるように目線を意識して展開したら、確実に

客数アップ、点数アップ＝売上アップ

につながるってこと。

●今日お伝えしたいポイントは・・・

『子供の目線を考えて商品陳列しよう！！』

ってこと。そんなことをブログにまとめてみました。

ベーカリーで各棚の高さを目測で見ていると・・・
●最下段、目測で床から高さ６０ｃｍの棚には、量が売れる「カレーパン」「フランク」「あんぱん」などメジャーなパンが並んでいる。
●その上の棚が、目測９０ｃｍくらい
ＯＬが購入しそうなちょっと小洒落たパンが並ぶ。
●その上の棚が、目測１ｍ２０ｃｍくらい
●その上の棚が、目測１ｍ４０ｃｍくらい
●最上段が、目測１ｍ６０ｃｍくらい
上から2段目にパンダなどのキャラクターの顔のパン。
どちらかというと、子供さんが喜ぶようなパンが並んでいる。
お母さんが・・・

「〇〇ちゃん、パンダさんの顔のパンがあるよ」
「ママ、だっこ！！」　ってことになっている。

買物の荷物とベーカリーのトレーを持ちながら、
子供さんをだっこする。お母さんは、たいへんだ。

●子供さんの平均身長は・・・

3歳　　９５．３ｃｍ
4歳　１０３．２ｃｍ
5歳　１０９．５ｃｍ
6歳　１１５．９ｃｍ　（小学1年生）
7歳　１２１．１ｃｍ　（小学2年生）

って、感じ。
什器高を考えると、子供さんが見えないとこに子供さんが見たい商品が展開されている。

気になって、他のベーカリーもお昼の時間にのぞいてみた。
他のオープンベーカリーのエントランスを見てみると・・・

2店ともオープンベーカリーなので、間口は広く取られてる。
でも什器の高さが、子供目線より高い。

そんなことを考えて、ベーカリー以外の他のショップも見ると・・・

やはり子供目線より什器は高いのです。

イートインのスイーツ、オープンベーカリーだけではないけど
こうやって売場を見て行くと

売場側の都合で、売上につながる芽を切ってるんじゃないかな？

たとえば、このバスキン・ロビンスのお店の横にある
イートインコーナーをのぞいてみると
夏の暑い季節柄もあるでしょう。
もうじき幼稚園生になるような小さな子供さんが、おいしそうにアイスクリームを頬張っている。
そんな子供は、自分の好きなアイスクリームにトッピングして食べたいだろう。

そんな子供たちが、トッピングケースを見れるようにするだけで・・・

『チャリンーー！！』　と売上につながるはず。
売れない！！　売れない！！　と言いながら

『ヒントは必ず現場に落ちている』

子供たちのコトを考えてみると・・・
自分の好きなパンが選びやすくなって、好きなトッピングがアイスクリームに出来て楽しいはず。

提供側の都合で商品を押し付けるようにお届けするのではなく
お客様にどうやったら楽しんでもらえるか？

そんなことを考えれば、それがあなたのお店の価値につながるはず。

だって、オープンベーカリーの売場を見ると・・・

棚の高さを低くするだけで、客数、点数がアップするのですから

●データを整理してみると・・・

・お客様のお店のモノの買い方を注視してみよう。
・不憫なことがあるなら、改善を考えてみよう。
・子供商品は、子供目線をしっかり意識して展開する。
・子供目線に、子供商品が展開されれば、子供も退屈しない。
・子供が買物を楽しむことによって、お父さんも来るようになる

そんなとこかな？
大手スーパーなどは、効率を求められて、まるでセミの抜け殻のようになっているけど
自分のお店に買物に来てくれているお客様に感謝して
お客様の買いやすい売場を展開しましょう。
それが売り切る売場につながっていくよ。

そんなとこかな？
最後までブログを読んでもらってありがとうーー！！
感謝でーす。