獺祭が正規の値段で楽しめるって、ありがたいこと!

こんにちは~♬
アンディーンノアのオーパ伊藤です。

昨日、新聞を見ていると、山口県・旭酒造さんの新聞一面使用の広告に目が止まった。
旭酒造さんと言えば「獺祭」で有名だ。

「お願いです。高く買わないでください。」

というキャッチコピー。

●お酒って・・・

・生産数の少ないプレミアム商品
・人気ですぐに売れてしまうお酒

って、なかなか手に入らない。また取り扱っているお店も限られている。そしてお店のショーケースを見て、高価な価格に驚く。

でも価格が高騰するのは需要と供給が、イコールになっていないからそんなことが起こる。お店での商品が足らないから、値段が高騰していく。

現在問題になっているチケットの転売問題と同じだ。
観たい音楽LIVE、スポーツ観戦など、買おうとしてもチケットが手に入らない。
でも観たいのだから、相応の値段であれば、高い値段で買っちゃう~

お酒は大好き~!!
美味しいお酒が、普通の価格で楽しめる。

旭酒造さん、ありがとう~!!

1. お店時代に経験した価格。
2. 価格が高くても買う心理。
3. 利益を改善するには、お客様に喜んでもらうことを探すコト。
4. お酒売り場で、出来るついで買いの仕掛け。

獺祭って、大手スーパーなどでは、けっこうな値段で売っている。

そもそも価格って、どうやって決められるのか?

1. お店時代に経験した価格。

週末に織り込まれるチラシを見ていると、食品の生鮮商品は、産地などの関係があって多少の価格差はある。
でも加工食品、家庭用品の洗剤、トイレットペーパーなどの日用消耗品は、お店を比べて見ても価格に差がない。

どうしてこうなるか?

それは 「メーカー」 ➡「 問屋」 ➡「 お店」➡ 「お客様」

のモノの流れを考えた時に・・・
それぞれの商品原価や仕入れ原価に一定利益(値入高)をのせて、価格を決定して、次のお役に商品を回すからだ。

僕が売場を担当していた頃は、
部門別に予算表があった。
そこには基準値入率は ○○%、売上から原価、ロス額を引いた
差益率○○%で管理していた。

● 価格って、それぞれの段階での手間賃のようなものがのせられてくる

1. 経費(人件費、家賃などの販管費)
2. 商品の販売で予想される破損・盗難・値下げなどの損失。
3. 営業利益

だから一時、メーカーとお店の間の中間業者を排除すれば、価格が安くなるって、話題になったこともあった。

チェーンストアの価格は、ほぼ本部で決定した価格だった。
でも今月、どうしてもこれだけ売上が欲しい場合は、価格を安くして、売上を確保したっけなぁ~♬

たいていの場合は、原価を基に、価格は決定されている。

でも、商品を並べながら、原価に上乗せして、価格を決定しているので、思っている価格より安いコトもあったなぁ~

2. 価格が高くても買う心理。

でも商品の供給料が安かったりすると価格が少々高くても買っちゃう場合がある。

1. 需要と供給がアンマッチで商品がお店になく、どうしてもほしい場合。
2. お客様が提供されるモノ、サービスの価値を理解している場合。などなど

こんな場合は、欲しいという気持ちが優先して買ってしまう。
僕も見たいステージ、スポーツ観戦は、「絶対見たい~!!」

美味しいお酒は、「飲みたい~♬」
ってなるもの。
それは、モノやサービスの価値を理解して、楽しい思いができるから買っちゃう。

お客様視点の価値価格ってこと。

この価格なら買いたい、お願いしたいという価格。
旭酒造さんが、この広告を新聞一面チラシで入れたのは・・・

増産体制が整ったので、正規販売店に納品します~!!
だから安心して買って下さい。

という宣言なんじゃないかな?(笑)
実際、昨年、昔からの蔵を解体して、新しい蔵を建てたり。
富士通と共同で山田錦の栽培データを分析して、生産が減少していた山田錦の増産に対応できている。

美味しいお酒が、手に入るのはめちゃうれしい。

3. 利益を改善するには、お客様に喜んでもらうことを探すコト。

価格で一喜一憂することは、昔はけっこうありました。
でも今は、価格も横並び状態で、ある会社が突然安くすると買っちゃう。

・自分の会社のお客様に喜んでもらうには?
・どんなことでお客様の問題を解決してお役に立てるのか?

やはりお客様に「喜んでもらう」ことを優先して進めることって大切。

お客様に喜んでいただけるので、それが楽しさにつながって、どんどん楽しさが広がっていく。

2018年は、そんな仕事がしたいなぁ~♬

4. お酒売り場の「CMD仕掛け」

勝手にCMDって造語を作っちゃいました(笑)
VMD=ビジュアルマーチャンダイジングって言葉があるように
僕の大好きな売場って、関連販売が施されている売場。

・お客様が買い忘れがなくて
・あっちこっちの売場に行かなくてもその場で商品が揃う

そんな売場って、買物する方はラクじゃないですか?
これから僕も年を食っていくと、あまりウロウロしながら買物するのもしんどくなるかもしれない。
コンビニのように簡単に買物ができる。

そんなクロスマーチャンダイジングが施されている売場。
そのクロスマーチャンダイジングを短縮してCMDにしちゃいました。

お酒売場のことを考えてみると・・・
お酒売場は、けっこう狭い限られたスペースのお店が多い。

たとえば「獺祭」って、おいしいお酒。
演出を兼ねて「獺祭」を楽しむグラスコレクション。
あわせて小皿コレクションを並べてみては・・・

食器売場担当していた時に・・・

冷を楽しむグラスってないかな?

って、よくお客様に聞かれたことがあるから。
有名なお酒を楽しむグラス、けっこう楽しいかも(笑)