意外、山陰がインバウンド最下位県だなんて・・・?

新聞を読んでいて、訪日外国人客(インバウンド)が最も少ない県が、島根・鳥取県だと知って、少し意外な気持ちを抱きました。山陰といえば、古事記・日本書紀にさかのぼって歴史のある地域。また海も山も楽しむところがあって、自然環境も素敵な地区なのに、「どうして?」 って感じました。今日は、そんなことを記しておこうと思います。

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私は、両親が鳥取出身だったので、小中学生の頃は、夏休みといえば、鳥取の祖父の家に遊びに行かせていただいていました。
小学生の頃は、朝早く起きて、カブトムシやクワガタ虫を取りに行ったり、海に海水浴に行ったりで、自然を楽しんでいました。

高校生・大学生になってからは、島根県には、出雲大社を中心とした歴史的遺産を楽しんだりしました。
出雲大社といえば、2013年に60〜70年に一回の遷宮があったばかりで、かなり話題に上がっていたのにどうしてこんなにインバウンドの人気がないのかな? って考えてみたくなりました。
観光庁の2014年に日本を訪れた外国人のうち、鳥取県・島根県をたずねた訪問率は、0.2%で、島根県がワースト1、鳥取県がワースト2だった そうです。

京都にしても奈良にしても、インバウンド観光客の方は、歴史的遺産やその地域にしかない食、文化を同時に楽しんでおられる姿を見ます。
鳥取県、島根県とも、そんな条件は、クリアされています。
関西の奈良県ように、宿泊するには難しく、どうせ宿泊するなら京都や大阪がいいということで、奈良県にはあまり宿泊されないデータが、最近、上がっていたと思います。

ただ日本人でも、どういうわけか?
鳥取県・島根県の位置がわからない若い方が増えているようなニュースも見たりするのですが、国内の人の間でも、認識が薄れているのに、インバウンドで来られた方が訪れるわけないよな? って感じます。
そこから想定するなら・・・

国内外に関わらず 「アピール不足」 ではないか?

と思います。

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島根県・鳥取県両県にとも、神話が残されており、特に出雲大社は、画像の出雲大社内の「幸魂(さきみたま) 奇魂(くしみたま)」の像のように、古事記、日本書紀で述べられている出雲大社の御祭神大國主大神は、幸魂 奇魂の「おかげ」をいただいて神性を養われて「ムスビの大神」となられたそうです。生きとし生けるものすべてが幸福になる「縁」を結ぶ「えんむすびの神」として慕われています。
この大國主大神を御祭神にしている神社は、日本全国に数多くあります。 その始まりが、この地だと SNSやその他メディアを使って告知すれば、興味も持たれる のではないか?と思います。

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また鳥取県出身の地方創生大臣・石破さんが、まさに地方活性化が担当なのですから、自分の出身県の良さを告知して、現在、インバウンドという追い風が吹いているわけですから、地方再生のモデルケースとして取組 を鳥取県・島根県でされればいいと思います。
外国人は、東京-大阪間のゴールデンルートに集中しています。国は、他の地域もまわってもらおうと6月に7つの周遊ルートを発表しましたが、山陰は鳥取の一部が入っているくらいだったようです。

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出雲大社の近くには、おいしいワインや島根牛が楽しめる「島根ワイナリー」もあったりします。年に一回しか行きませんが、おいしいワインが安く購入出来て、現地でしか食べられない島根牛を食べれたりと、プレミア感もあるそんな楽しむ施設もあるのです。

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目を鳥取に移せば、富士山の山形に近くて伯耆富士と呼ばれる大山があります。大山には、大山寺があったり、夏の避暑地としてもピッタリです。そんな情報がメディアで流れているか? というと、やはり目にしません。両県とも人口が減少して、シニア化が進んでいる県だと思います。

●インバウンドのお客様を訪れてもらう方法を勝手に考えました。

1. まず国内の人に、鳥取県、島根県の位置を覚えてもらおう!!

訪日外国人客(インバウンド)の話しじゃないの?と思われる方が多いと思いますが、国内の人が、両県の良さを知らないと ソーシャルメディアなどで、たとえば島根の割子そばのおいしさなんて伝えていかないと伝わらないのです。地元の人が、投稿するから、これはおいしいんだって、共感も生まれます。まず地元の人が、ソーシャルメディアを活用して食、文化などの情報を流す。
私ごとですが、「羽根屋」さんの割子そばおいしかったです。

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2. 自治体は、それぞれのホームページに、ブログ形式で、鳥取県の良さ、島根県のアップしていくサイトを作る。

なぜブログ形式か? というと・・・
facebook、twitterなどのオープンメディアは、フロー型 で、いざ調べようとしても、情報がなかなか見つかりません。逆に、ブログ形式にして、ホームページにアップしていけば、蓄積型 なので、情報を見たい方が、検索して閲覧することが出来ます。

3. 告知していくのにシニア層の力を借りるシステム作り

シニア層といえば、県の良さの豊富な情報や知識を持っておられます。そんな方のお話しって、聞いていると、けっこう楽しめるものも多く、かつ読まれる方もおもしろいと思うのです。
ただソーシャルメディアを使われている方は、少ないかもしれませんので、自治体で、方法を考えていくべきでしょう。

4. リサーチをしっかりして、隣接県とのタイアップ企画の実施

たとえば、2015年7月28日から8月8日まで山口市きらら浜でボーイスカウトの世界大会である第23回世界スカウトジャンボリー(23WSJ)が開催予定されています。海外から2万5000人以上の参加が見込まれていますが、山口県といえば、島根県は、隣接地区です。このような機会は、前もって決まっていることなので、情報は予めわかることですから、きちんとリサーチして企画を告知していけば、最下位ということもなく大きな上乗せ要因があると思います。

5. やはり情報発信して認知してもらって、共感を得ることが第一優先!!

ということで、まず国内の方が訪れれば、SNSなどを利用して告知される方が多いので、もっとメディアを使うべきであると思います。

今日も長々とお話ししましたが、お付き合いありがとうございました。

パワスポ社長_感謝