新聞折り込みチラシは、お客様への案内状!!

こんにちは・・・ アンディーンノア社長 伊藤です。

スーパーや小売店の新聞折り込みチラシは、火曜日、木曜日、週末に主に入ります。チラシは、「散らかすもの」→「散らし」→「チラシ」と言われるようになったようです。

新聞折り込みチラシは、お客様への案内状!!

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最近の火曜日のチラシは、食品売場で売場テーマを設定して、週末の売場につなげる展開が多くなってきました。本日であれば、週末の父の日を意識した「ファミリーパーティー」、「父の日ギフトお酒」、父の日に引っかけて「88(パパ)円均一」や暑くなってきましたので、「涼味」などのテーマのくくり、プラスお買得品で告知訴求されていました。

チラシで不特定多数の方に告知訴求すると言うことは、「うちの店では、今日はこんなテーマでメニュー提案しています。またお買得品もたくさん取り揃えて、お客様のご来店待ってます!!」とご案内をしているのです。

お客様が案内状を見て、今日はこの商品が安いからこんな料理を作ろうとか?最近は、チラシでもレシピ提案がされていますので、主婦の方が一番困っておられる 「今晩、何、作ろう?」 と言う疑問の参考になっているのではないでしょうか?

私もチラシの内容を見て、売場に行きますが、力が入っているのは、平日と言うこともあり、日替わりのお買得品の売場のみです。経験上、平日は、売上を確保するのも難しいので、やはり売上の確保できるお買得商品で売上を確保するために売場の面も拡大して展開しています。

逆に、テーマでくくられている商品は、チラシでは、1カ所のコーナーで展開されているイメージなのですが、実際の売場は、かためられていない場合が多く、商品探しゲームでけっきょく場所がわからず、他の商品を購入して帰るケースが見られます。

そこで、ちょっと待って・・・!!

テーマ訴求を見て、わざわざ買い物にきていただいたお客様って、大切にしなければならないのです。なぜか?と言うと、お客様の買い上げ点数が、お買得品目当てに来ていただいているお客様より高いので、売上・利益とも確保できるからです。そういうお客様が、揃って言われるのが、「チラシはわかりやすくていいんだけど、売場で商品をまとめて陳列されていないので、商品を探すのが、面倒だ」と言うことです。スーパーの初めの目的は、「ワンストップショッピング」です。毎日行っているスーパーで、すべての買い物を完結させたいと言うニーズを充足するためにスタートしたのが、スーパーのスタートです。

チラシ経費を有効に使いましょう!!

せっかく高いお金を使って、チラシを作成して、売場が出来ていなければ、売上が確保出来ないので、経費の回収も出来ません。売場の担当者の気持ちも、週に何回もチラシを入れて、自分の売りたい商品が出せない、チラシで売れ残った在庫商品の処理もありますが、チラシを見てこられるお客様にわかりやすい売場作りをこころがけなければいけません。

  1. チラシお買得商品プラス関連商品販売を常に考えましょう。
  2. 本日限りの商品の売価は、その日で終わらせるようにしましょう。
  3. テーマやレシピ訴求の商品は、アイキャッチ度の高いPOPをつけて強調しましょう。
  4. POPの文字数は、自分がお客様の立場だったら、お勧めポイントが読めるか? 考えて作成して下さい。
  5. お客様が売場で立ち止まっている時間は、短いです。

以上、浮かぶままお話しましたが、チラシを見て、来店されるお客様の買いやすい売場を作って、気持ちよく、利用してもらえるようにすればベターですね。

今日も長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。