昨日も非食品の商品の販売の仕方について、ブログでまとめさせていただきました。
今日も続けて、お客さまのこころをくすぐるようなこんな売場はどうなんだろう? ってことをまとめてみたいと思います。
お店のファッション、家庭用品、インテリアの売場をウインドーショッピングしながら見ていると・・・
「ターゲットとするシニアのお客さまを意識し過ぎた品揃えになりすぎてない?」
って思ったのです。
特にイトーヨーカドーの問題でもクローアップされている総合スーパーは、会社が違っても、
品揃えされている商品はほぼ同じ。
入っているショップもほぼ同じ。
少し違うのが、プライス設定かもしれません。
そんなことを考えていて、ふと思ったことをブログにまとめてみました。
そんなことをウインドーショッピングしながら見ていたのですが・・・
この売場がベストなのか?
と思った時に、どこも売れていないわけですから、お客さまは、お宅のお店の商品はいらない と言っているようなものです。
そんなこと「わかってるわ!!」って怒られそうですが・・・
お店や仕入れるバイヤーは、ターゲットとなるお客さまのことを考えて、商品を作り込んだり、仕入れたりしているのに、ニーズのはき違えなのか? バイヤーのセンスがないのか?
当然、売れない理由として上げられている
●将来不安とか?
●天候不順とか?
などを理由にした逃げ道はあるのですが、私は、そんなもんじゃないと思います。
●あまりにもターゲットのお客さまを意識し過ぎてない?
●人の「欲」をくすぐってないんじゃない
と思うわけです。
人って、誰でもきれいに見られたい。
ものです。
販売されている商品を着て、きれいにみられるか?
今は不振業界の親玉のように扱われている和服って、着方によっては、きれいですよね。
私は、そんなきれいな人を見るとあこがれちゃうものです。
というか? 男女ともそうなんじゃないですか?
また本人もそんな風に見られたらテンションあがると思うのです。
ちょっと話が横道に逸れてしまいますが、私は、20代、30代の頃って、
めちゃくちゃ、老けて見られましたー!!
20代の頃は、ほんとーにイヤでした。
それって誰でもあまりいい気分ではないと思うのですが、最近では、年よりお世辞でも若く見られるので、逆にうれしいこともあるのです。
そんなことを考えると・・・
売場の商品って、来店されるお客さまの年齢にピッタリはまったようなファッション、家庭用品、インテリアの品揃えしているんじゃないかな? と思ったのです。
人間って、特に女性はそうですが・・・
50歳の人は、30代くらいに見られたいだろうし、あわよくば20代に見られたいのが本音なんじゃないかな?
と思うのです。だって私がそうなのですから・・・(笑)
そんなことを思うと、売場に並んでいる商品は買わないような!? と思います。
自分もここ数年服なんて、必要最低限しか?買っていない。
あまりにもお店に来られるターゲットにあわせたデザイン、スタイルの商品に照準を合わせすぎているんじゃないかな?
人間本来の欲をもっとくすぶるべきなんじゃないかな?
って思うのです。
極端に言えば・・・
● この服を着れば、10歳若く見られますよー
● このインテリアで部屋を飾れば・・・
的な、売り方が必要なんじゃないかな?
今の売場は「ドンピシャ」すぎる品揃え・・・そんな商品ならいらないよ。だからお客さまのこころをくすぐる仕掛けもないわけですから・・・買わないですよね。
以前、ファッションを担当していた先輩から
「今年、若い人に流行っている商品は、次の年にニューサーティ、フォーティ、シニアの層で売れる」
という話しを聞きました。
やはり商品が、落ち着いた感じ、年相応の商品の品揃えが多いので
ターゲットとするお客さまが、10歳若く見えるファッション、生活スタイルの売場
を作ってみませんか?
どうせ今も売れていないわけですから、チャレンジしてみてもいいんじゃないですか?
そんな時は、着こなしやお部屋の作り方のワンポイントアドバイスのような告知も忘れないで下さい。
ただ仕入れて、並べただけでは、ダメですよ。
他の店との差別化もできると思うし、消費をけん引するようなアクティブシニアの方の来店が多くなると思います。