すっかり気温が上がって、春ですね。
今朝も事務所内は、エアコンも入れていないのに、22度!!
先週までとは、違う気温の高さに、冬眠していた虫、動物、花はビックリでしょう。
今年は、「啓蟄」 が、3月5日の土曜日だったのですが、まさに気温も、そんな感じになりました。
「雨水」→「啓蟄」
啓蟄 って、何?
ってことになりますが、「啓」は、開く、「蟄」は冬ごもりする ということなので、冬ごもりしていたものの目が覚める。 ということです。
そんな季節になると・・・
リアル店舗のイベントで、地方の旬なモノをお客さまにお届けして、楽しんでもらおう!!
という企画が多くなります。
先週末もそんなチラシと売場展開があったので、思ったことをブログにまとめてみました。
普段買えない地方の旬な商品が楽しめるイベントが多くなる季節になりました。
これからの季節、九州物産市、北海道フェア、東北フェア・・・国内だけでなく、国外のフェアなど、普段、その場所に行かないと買えない商品やバイヤーの方が、その地域に行って、買い付けた商品が、店頭に並ぶ季節になってきました。
これって、けっこう楽しみにしているお客さまが多いのではないでしょうか? 私も、そのひとりです。
その地方には、なかなか行く機会がないから、行かないと手に入らない商品が、手に入るので、ありがたいのです。
土曜日に入っていたチラシですが・・・
お客さまが、売場でお話ししているのを聞いて、チラシを見てみました。バーゲンでもないのに、販売する前から 「売り切れごめん」 はないんじゃないかな?
上のコメントは、実際、日曜日に売場で買物されていたご夫婦のお客さまが、言われていたことです。
○○○○という商品が欲しくて、買いに来たのに、売り切れていたわ--!! チラシの通りやわ!!
って言葉を耳にして、私は、チラシをしっかり見ていなかったので、見てみると、チラシに 「売り切れごめん」 そんな表現が、タイトルの横に掲載告知されていました。
チラシって、紙ぺら一枚かもしれませんが、私は、お客さまへの案内状で大切なものだと思っています。
だから制作する際に、とんでもない経費を使うんだって・・・
このスーパーは、売場で、売り切れした時のリスクヘッジのため 「売り切れ前提」 で品揃えしているんじゃないかな?
たとえば売り切れるかもしれない商品には、限定数土曜日○○ 日曜日○○ って入れれば、「売り切れごめん」 なんて表現は使わなくてもいいと考えるはずなのに、残念ですね。
お客さまは、今後、地方催事のチラシを入れても、このスーパーには、どうせ売り切れているんだからということで、楽しみにして商品を買いにいくこともなければ、別のスーパーを利用するようになっちゃいますよね。
食品スーパーなんて、いくらでもあるんだし、九州フェアもするでしょうし・・・
だから価値が発信されず、価格訴求だけの店舗になちゃうわけです。
阪急百貨店の「フランスフェア」のチラシです。
業態が違うと言われれば、それまでですが、スーパーのチラシと比べると、プライス表示が、まったく目立たちません。また、それぞれの商品のおいしさのポイントを訴求されています。
こんなチラシを見ていると楽しくなります。また購入した時の楽しさもイメージできます。
プライスだけの地方催事って、早かれ遅かれ、小さな食品スーパーでもしていることです。
リアル店舗って、そこだけにしかない価値、楽しさがあるから行くと私は思います。
できれば、そんな商品政策、売場作りをしてほしいものです。
でも、総合スーパーの売場は、担当部門による縦割りです。
この担当者の売場だけ、黒ボードにマジックペンで、商品のセールスポイントをつけて展開していました。
フロアが、九州フェアという形で、訴求するなら、他の売場に波及しないのか?
こんなPOPが増えれば、地方催事の楽しみもあるのではないでしょうか?
「あん巻き」には、画像のような手書きコトPOPがついていました。 手書きPOPって、思いが通じるものですね。
こんな短期催事には、ぴったりです。
でも、空のトレーがずっと放置されて、試食に手が回らないのなら、止めておいた方が・・・?
これからあっちこっちのスーパーで、こんな催事が開催されて、普段、手に入りにくいものが手に入るので、楽しみな季節です!!
バイヤーの商品発掘力の企業の良し悪しが出る時期ですね!!