こんにちはーー!!
売り切る売場仕掛人 オーパ伊藤です。
上野動物園の赤ちゃんパンダの名前が「香香(シャンシャン)」に決まりました。また話題を呼んでますね。
パンダ館の入口には、平日でも、お客様が並んでいます。
よく言われる『客寄せパンダ』状態です。
客寄せパンダとは「人気や知名度があって、人を引きつける高い能力を持っていること。」
・「集客する」「人を集める」「客を呼ぶ」「客を引き寄せる」
などの意味で使われます。
上野動物園のレイアウトから「パンダ館」の位置を確認すると
もしあなたがお店の仕事をしていたら、パンダ館はどこに配置しますか?
パンダは、大きなマグネット力を持っている ので、
お客様に園内を回遊してもらうために、サル山の近くか?
橋を渡った不忍池の「子ども動物園ステップ」のところにレイアウトして、その間に、導線に合わせて、飲食、お土産物などのお店を配置したい。
なぜパンダ館が、一番混雑する「表門」の横なのか?
そんなことを考えていると、まさにパンダ館は「客寄せパンダ」で、お金につながる仕掛けがきちんと配置されてました。
そんなことをブログにまとめてみました。
パンダ館を出て、入るために並んでいるお客様の列を見て
パンダ人気のすごさには改めて敬服します。
この列を横目で見ながら、お客様が並ばれる施設が、どうしてメインの入口入ってすぐのスポットなのか?
普通、お店のレイアウトを考える時に、お店の奥に奥に引き込むために、お客様が興味のある定番モノは、奥に配置します。
そうすることによって、お客様の回遊時間が長くなるので、売上にもつながるって感じです。
お店の入口は「旬」「話題」の品を配置するのですが・・・
このパンダの人気を見ると・・・
動物園に入って「ときめいて」、帰る時にまた見て、「よかったね!!」 とテンション上げて・・・
二度おいしいーー!!
動物園をグルっと楽しんで、少しお疲れモードでも、帰る前にパンダを見ることで、テンション上がって「元気になる」
そんな感じがします。
周辺にもいろいろな仕掛けが配置されています。
レイアウト画像に「オレンジ○」のサル山の前に、私ならここにパンダ館をレイアウトすると導線効果が上がる。
このポイントでも、「二度おいしい」が楽しめるからです。
パンダ館のレイアウトを考えながら、上野動物園のレイアウトを見ていると、お客様に回遊してもらうのに、セミナーでお話ししたように、綿密に考えられた導線が工夫されていることがわかります。
上野動物園は、超メジャーな動物園です。
お客様も多い。
でも、動物園もビジネスですから。
上野動物園もそうですが、他の動物園、水族館もレイアウトを見るだけで、お店の導線作り、仕掛けポイントの参考になります。
仕掛けポイントとして・・・
●「グリーン○」のパンダ記念写真コーナー
このお店の前でお客様の流れを見ていたのですが、園内をグルっと回って、ゴリラ、ライオン、虎を見て、帰りがけに記念撮影をして、写真を購入する。
お店では、デジカメで撮って、印刷する。
コストは安いモノだ。(笑)
そして逆方向からもパンダ館に入れるように通路が取られているので、もう一度、パンダをのぞくお客様が多い。
そして最後にお土産を購入される。
●「水色○」のお土産物のコーナー
お店では、ぬいぐるみ、お土産物用お菓子、小物などが扱われていて、レジは平日でも並んでおられる。
ここでもパンダ効果で集客できるように考えられいる。
お土産物は、かさばるモノが多いので、逆に、帰り際の方がいいのかも(笑)
パンダ館の周りには、お客様が楽しみながら、モノ、サービスが購入できるポイントが配置されている。
これはお店の売場も同じで、お客様に人気があるモノは紹介しなくてもお客様の方が良く知っている。
その周囲に、関連してお客様が必要とするモノを、POPをつけて陳列すると売上につながる。
特にV字回復した動物園、水族館ほど、今のお店に参考になる事例は多いモノだ(笑)
最後までブログを読んでもらってありがとうございました。