水族館の入口は、お店の「地産地消」と同じだ(笑)

こんにちはーー!!
売り切る売場仕掛人 オーパ伊藤です。

あっちこっち水族館を見ていると・・・
農産売場の生産者直送・地産地消売場と同じ仕掛けがあることに気づく。

食品売場の左側の入口部分には、たいていのお店に農産売場がある。その売場に地元の方が農産物を納品して陳列する地産地消のコーナーがある。

農産物は、フルーツを前面展開することで、色が出しやすいからだ。たいていのお店では、入り口部分に並ぶ。
たまに一部のお店では、総菜売場が前面に出ていることもある。
導線は、お店のターゲットを考えて、レイアウトは組まれるものです。

ちなみに地産地消と言うのは、その地域で作られたもの、とれたものを、その地域で消費していこうということ。

簡単に言えば、地域版の自給自足のような感じ。

お店と似たような展開が、水族館の入口にもレイアウトされている。お客様が入ってこられる入口には、お客様のモチベーションが上がる仕掛けが必要。そんなことをブログにまとめてみました。

京都水族館の入口は、オオサンショウウオの水槽があります。奥にイスを配置して、京都の川をイメージした展示でくつろげます。

地元の水族館を見に行くと、水族館周辺の川や海をイメージした展示が入ってすぐのポイントにある。

●京都水族館では・・・

鴨川ではオオサンショウウオの交雑種が増えているとのこと。オオサンショウウオの一時保護の役割もしているそうだ。
大きなオオサンショウウオが一匹ではなく、数えきれないくらいいる。お客様も取り囲むように見られている。

 

●海遊館では・・・

4階エスカレーターを上がっていくと、森が広がる。
オオサンショウウオ、イワナなどが水槽で泳ぐ。コツメカワウソの生態も見える。

 

●アクアトトぎふでは・・・

すぐ近くを流れる長良川の自然を切り取ったような展示。
エレベーターで上がるとこんな空間が広がる。滝があったりして、圧倒的な水量を感じる。

こうやって見てみると・・・
水族館の入口は、水族館のある周囲の自然を紹介している。
地域周辺の方に、自然の姿を伝えて自然の保護を伝える。
そんな意味も含めて、展示が展開されているように感じる。

この地域を意識した展示展開は・・・
たいていのお店で入口に作られている 農産売場の「地産地消」売場と同じだ。

お店や売場のエントランス部分には、こだわる必要がある。
そのお店や売場に入るか、意志を決定する分岐点だから・・・

その場所には

・旬なモノ
・話題のモノ が並ぶ。

一度、自分のお店や売場の導入部分をみていただきたい。

お客様が足を止めて、手に取ってみる、興味をもってもらうように表現されているか?

京都水族館のオオサンショウウオの説明のように
なぜ京都水族館の水槽に、こんなに多くのオオサンショウウオがいるのか、お客様にわかる文章で伝えている。

お店もいっしょ。
ただ旬だから、地元の商品だから、ただ並べて、生産者の紹介カードとプライスカードをつけておくだけでお客様に伝わるだろうと考えるモノ。

でもそれだけでは伝わらないものです。

やはり水族館のように
お客様にお伝えしたいコトを明確にして、地元でとれた新鮮なモノに興味を持ってもらう。

農産売場の地産地消の売場は、
朝一番に農家のみなさんがとれた農産物を並べておられた。
当然、流通モノとは違って、形はゆがんだり、大きさも様々だったが、おいしいのか? よく売れる。

あるスーパーの京都野菜の売場。午後からは、棚の空きが目立って品枯れ状態。

朝は、ボリューム満タンも午後からはガタガタになっている。
一番いいスペースで展開しているので、売場にある地場の流通野菜を並べてもいいのだが・・・
一等地の品枯れ、品切れ状態は、お客様にあまりいいイメージを与えないので、お店は、きちんと品出しをして、穴を埋めた方がいい。

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。