茹でガエル（^^;

言葉知ってますか？

僕が、茹でガエルという言葉を知ったのは、
お世話になっていた大手スーパーの業績が急激に悪化した時でした。この当時、大阪の大手スーパーと思って活き活きと働いていた会社が、GMS（総合スーパー）やショッピングモールなど店舗の大型化の波に飲まれて、アップアップして溺れそうになった時でした。

Aeon、イトーヨーカドーなどの大型店舗が郊外にどんどん出店し、僕の勤めていたスーパーは、駅前や商店街に隣接している立地でした。

大型店と圧倒的に違ったのは
商品の品揃え、提供コンテンツ、提供サービスが大きく違いました。今では、逆に大型店が出店しすぎて、近くのスーパーの方が使い勝手があるのですが、当時は、郊外に出店が集中していました。

そんな攻勢に選択した方法が、目玉商品の価格をめちゃ安くして量を売る価格競争！超薄利だったので、関連商品販売の強化が必要だったわけです。でも単品量販で伸びてきた業界ですから、関連商品を売るための売場作りには、責任者の能力の差が如実に出た結果だされた早期希望退職制度の導入でした。

その時に使われたのが『ゆでガエル』という言葉でした。

●「ゆでガエル」というのは・・・

という現象のことを言います。
まさに現在、コロナウイルスという自然の刃を突き付けれて、経営の大切な三要素の「ヒト」「モノ」「カネ」の動きが止まりつつあります。

急ブレーキがかかって、動きが変わってしまった社会。
そんな中、いろいろなことが変わりつつあります。

● ネットを利用したオンラインミーティング

・テレビの番組でも、感染防止のため出演者が１～２ｍ間隔を空けて会話をする姿が放送されています。そんな状況を見て、会社内でもPC越しにオンラインでミーティングする。

・セミナーなども会場での開催が出来ないので、オンラインでの開催に変更されている。オンラインなので、地域、移動、時間を気にすることなく開催できる。

・セミナーと同じように、学校の休校延長で、児童の「オンライン学習」、また余暇を利用した「オンラインエクササイズ」の利用も伸びている

僕も現在、Zoomを利用してオンラインセミナーをお届けしていますが、とても便利なのですが、参加者の利用の仕方が、接続の端末の機器、PCのOSによって、画面操作が異なるので、参加される方の接続環境を気にしなければならないので、そこが困っているところです。

● 働き方の変化

昨日のニュースで、働き方がテレワークに変わった人は、まだ７％で、以前、オフィスでの働きが主流になっているそうです。でもこれからオフィスが必要なのは、大きな会社くらいで、中小企業は、売上が鈍化しているこの時期に考えた方がいいんじゃないかな？

● 「ネットスーパー」「テイクアウト」の利用が増えている

会社での残業も減り、夜の飲食店も営業自粛になったことで「持ち帰り弁当」の利用が伸びてきている。夜の会社帰りの「テイクアウト」便利ですね。

少しググっただけでも
コロナウイルスの感染が広がって、社会が変わっていく様が具体的に目にすることができます。当然、お客様のニーズも、変化に応じて変わっていきます。

コロナウイルスが退散した時に、現在の社会に戻るか？
というときっと戻らないと考えます。そんなことを想定するか？
で会社も生活も変わってきます。

・旧態依然の状態のままでいく
・ウイルスが撲滅した後の世界をイメージして会社、生活をメンテナンスし直す

このウイルスが蔓延している間、考えるための時間があるわけですから、考えてみるべきだと思います。今、起こしたひとつひとつの行動に、ウイルスがなくなった後の世界での動きが変わってくる。

ネットニュースで紹介され、さすがだと感じたのが・・・
オリエンタルランドこと東京ディズニーランドの休園中に行っていること

・期間限定イベント「ベリー・ベリー・ミニー！」ショーの動画配信
・休園中にファンのつなぎ止めのため、動画の更新を行う
・ゲート付近の保守・修繕などの各種工事メンテナンス

休園していても、休園後のことを想定して動きを取っていることです。大きな会社でも、これだけのことをしているのに、小さな会社は、不安に苛まれて準備をしておかないと、ウイルスがなくなった後には、もう今までのポジションがあるだろうと思っていたらなくなっているかもしれません。

そんなことを考えていると
「茹でガエル」という言葉を思い出しました。
時間が多少ある時でしょうから、考えるのは自由。

今日も、ひろくひろくもっとひろくこころが広がる
一日でありますように・・・(^^♪

夢の背中押し風水マーケッター　伊藤匠BLOG