普段業務で、企画などを考える時に感じるのは、今の若い人って考え込んで出てくるのは、杓子定規な答えです よね。
頭の中では、もっと奇抜なこと考えていると思うのですが・・・
「え」
っていう発想はなかなか出てこない。
もしかしたら自分を飾りたいのかもしれないですね。
これは小中高校時の教育の問題だと思うのです。
現在の学校教育は変わろうとしていますが、今の若い子たちの教育環境は暗記教育中心だったから、いざ社会に出て応用に参考になる教育を受けていない。
特に感じるのは「地理」ですね。
どこにどんな国があるか? 知らない。
国の教育政策が悪いと思うのです。
そんなことテーマと関係ないじゃんって言われそうですが、実は大ありなのです。そんなことをブログにまとめてみました。
発想って、らおは考え込むことではないと思っています。
会社の業務上から考えると、お客さまと話している時でも話しを聞きながら、インスピレーションを高めるために、お客さまが不満に思っていたり、問題と思っていることに対して、その場で少しでもお話ししてお客様のお困りになっていることを知ることって、企画を考えたり、デザインを組んだりする上では必要なのですから・・・?
なのでらおの会社では・・・デザイン担当者を失礼かもしれませんが「デザイナー」って読んでません。
あくまで発想が出来るまでは、「デザイン担当者」なのです。
でも、そろそろデザイナーと呼んでいいくらいの「幅」が出てきたかな?
と最近思っています。
ベストでなくても、やはり一瞬で思いついて伝える能力って大切です。
そのために
●発想するためにいろいろ見るってこと。
らおの会社では、この映画や美術展はいいなぁー!!
と思ったら、会社で負担するようにしています。
それは 自分が見てよかったり、SNSの他の人の発信を見て、これはいいと思えば、スタッフにススメるようにしています。
決して強制ではないのですが、見て、感性を養ってほしいなぁー!! って思っています。
そんなことの積み重ねがいい発想につながると思います。
●見る位置を自分の目の位置にする。
「視点」と「視座」の問題です。
よく何でもかんでも「視点」という言葉とらえてしまいますが、
「視点」とは見られる側
「視座」とは見る側
からの目の位置ということです。
大切なのは視座でものごとを見て行かないといけないのです。
ここ数年前に、何かの本で読んでなるほどと思ったのですが
アフリカだったかな? 南米だったかな?
ある国に商社マンが靴を売りに行った時に、現地では靴をはく文化がない国だったそうです。
Aさんは「現地の人は裸足で走り回っているので、この国では靴は売れない」
Bさんは「現地の人は裸足で走り回っているので、この国では、靴がいくらでも売れる」
と報告したそうです。
「視座」の違い、伝わっていますか?
けっきょくはBさんの発想が正しくて、靴が売れて売れて困ったそうです。そして現地の人は、一回靴をはきだすと裸足に戻れなくなったそうです。
やはり自分の目でしっかり見て、デザインにしても、企画にしてもしっかり思い浮かべていきたいものです。
「こういう風に仕上げてほしいなぁー」
という「言われ仕事」は、楽なものです。
でもそこには独自のデザイン、企画が入ってないので、その人の進歩はないと思うのです。