昔のクレーム応対から思い出したこと  | らおの気づき

最近、D・カーネギーの「人を動かす」の本を読み始めました。
世界的なベストセラーの本なので「人を動かす」ということに関して学ぶべきことがたくさんあるんじゃないかな? と思ったから、昼の読書Timeに読んでみようと思いました。

まださわりの部分しか読めていませんが、本を読み始めたばかりですが、ふと思ったことがあります。
この本にアメリカ第16代大統領のエイブラハム・リンカーンの話しが紹介されていました。
リンカーンも若い頃は、若気の怒りで失敗したこともあるようで・・・

「人間はどんなに自分が間違っていても、決して自分が悪いと思わない。だから批判するな!!」

という部分があります。そんなことをブログにまとめてみました。

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エイブラハム・リンカーンは、アメリカの第16代大統領です。「人を動かす」で紹介されている初期の姿を読んで、とても勉強になりました。

小売業に勤務していた頃、商品クレームや従業員の応対クレームで、お客さまのところにお詫びに行ったことがあります。
その中には、お店側が悪い場合とお客さまの勘違いされている場合などのケースも含まれていました。

私も若かったので、お客さまのところにお伺いした際に、まず気分を損ねたことについてお詫びさせていただきます。
その後に、前者のクレームの場合でしたら、商品や従業員の応対が悪い場合は、きちんと不備に対して謝らせていただきます。

後者の場合は・・・

「実は・・・」

という話しをさせていただいたことがあります。
その切り返しの話しをさせていただいた途端に、お客さまから逆切れされたことがあります。

「おまえじゃ、話にならん。店長連れてこい」

って話しになります。

どうして正しいことをお伝えして、お客さまの方が間違っているのに、お客さまから逆切れされるのかな?

とその当時は感じました。
お話しすればするほど、事実とねじ曲がった方向にお話しを持っていかれる。
そんなクレームには、駆け出しの2・3年目でしたので、ほとほと困ってしまいました。

でも振り返ってみると、カーネギーがこの本で話している通りなんだなぁー!!と今でも思い出す数々のクレームが納得されてきます。

「人は自分が間違っている」

とは認めない動物だから、こうなるのでしょう。

今回もクラインアント様の経費削減でブレーキがかかったように売上ダウンした時に、辞めていったスタッフから、自分は関係ない不安だから辞めるんだということです。

あまりにも自己中心的過ぎないか?

と思いました。でもお話しされるのは、ご自身の権利ばかりだったので・・・

「どうぞー!!」

と止めもしませんでした。

「往(ゆ)く者は追わず来る者は拒まず」

孟子の言葉通りの対応でした。
今思えば、その人たちのお陰コンパクトにできたわけですから、逆に辞められた方に

「感謝」

です。先日のブログでお話しした嫌いな人に「感謝」の話しをしようー!! ではありませんが、嫌いな人のお陰でその人の能力を抜くことで逆に成長できる。

残ってくれ方には、比重がかかったので申し訳なかったのですが、ただ案件も声が掛かりつつあるので、また人の募集をすることにしました。
でもスペースは限られているので、これ以上の増員はせず。
質を高めながら、スタッフにきちんと対価を配分していこうと思っています。

だから仕事を取るために、変に単価を下げてする必要もありません。

まだ問題はありますが、その問題を解決しながら、楽しくやっていける会社であればいいなぁー!!