こんにちはーー!!
売り切る売場仕掛人 オーパ伊藤です。
「人の行く道の裏に道あり 花の山」
って言葉知ってますか?
株式投資の格言とよく言われますが・・・
要は、「大勢の人がしていることと同じことをしていれば、リスクは少ない。事なかれ主義で何事によらず逆らわないのが世渡りの平均的なスタイル」 ってことです。
お店の売り方、会社のサービスの提供の仕方も同じで
競合がこの方法でやっているのだから、うちの会社も同じでいいや。大丈夫だ!! って(笑)
そんな会社に限って、売上が伸びない。利益が確保できない。
って言っている。
大勢がしていることと同じことをしていても、お店を取り巻く環境が変わっているのに、確保できるわけがない。
そんなことを考えていると、これからの季節と言えば・・・
「鍋」
寒い時には、鍋をつつきながら一杯引っかける。
家族で鍋をつつきながら粋な季節の到来です。
お店では、強化展開を始めています。
「人の行く道の裏に道あり 花の山」という言葉を考えた時に、強化訴求する理由がお客様には伝わらない。
「鍋の季節だなぁー?!」
って感じるだけです。
そんなことからお鍋の売場での訴求展開について、ブログにまとめてみました。
●お店の売場では・・・
「鍋レシピ」
「今週の鍋」
など、お店の入り口にスタンド什器に差し込んで告知提案され訴求されている。
でもいろいろな味の「鍋つゆ」が出ていて、鍋の味は、昔ほど苦労することもなく、簡単に作れるようになっている。
昔は、母が昆布から出汁を取って、鍋の準備をしていた姿を思い出す。今は、鍋つゆパックひとつあれば、大丈夫なのです。
お店ではレシピ提案で、関連商品の購入を促すクロスマーチャンダイジングを強化しているわけです。
●鍋を訴求すれば、いろいろな食材をお買い上げされるので、
お客様ひとりあたりの「お買い上げ点数」が上がる
だから売上も伸びる
ので、鍋の関連展開を強化する。
鍋つゆパックが充実するまでは、売場でもレシピって必要なのですが、現在は、パックの裏に必要な食材が印刷表示されている。
だから売場のPOPは、商品の視界をさえぎるので「邪魔」
文字が小さすぎて見えないから「邪魔」
そもそもそれぞれのPOPを作った人が売場についたPOPを見て確認しているかが大切です。
POPは、お客様の視界から商品を隠さないのが基本。
よく大きなPOPをつけている売場もあるけど、これはかえって買いにくい。
売上につなげることを考えると
他のお店でやっていないような売上にオンできるような仕掛けを、取り組まなくっちゃ。
鍋つゆはどんどん話題のつゆが出てくるので
考えたのは・・・
鍋の〆の具材総選挙!!
●鍋の〆には・・・
・うどん
・ごはん
・ラーメン
・インスタントラーメン
・パスタ
・そうめん
・フォー
・チーズ
・たまご など、いろいろある。
トマト鍋が数年前に流行った時に、鍋の〆にチーズ人気が高まった。
この鍋の〆のおススメ具材を、「ミックスマッチ」で販売するのです。
ミックスマッチというのは、組み合わせ自由で、対象商品を3点買えば、398円で販売する方法。
これをお客様参加型イベントで、レシートを応募はがきに貼ってもらって、何か、景品をプレゼントする。
お店の売場では、鍋つゆが雑誌などにも取り上げられて、メインの売場に持ってくる。でもどこもメーカーの販促物をつけて展開しているので、売場の見え方に大差はない。
そんなことより鍋商材の強化ポイントを変えるだけで、他社と違ったことができる。
鍋は、ロングランの企画だ。
同じような売場を作って、価格競争するより、自分のお店のお客様をしっかり見て、お役に立つ売場を作った方が、お客様とのつながりも深まっていいのではないだろうか?
最後までブログを読んでもらってありがとうございました。