こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。
先週末、日経MJを見ていたら
コンビニの「ローソン」が販促物を半減していく
記事が掲載されていた。
これはお店をやっておられる方、このブログでも
プライスカードのサイズ、数を減らしていきましょう
と伝えてきたこと。
●POPというと・・・
「プライスカード」「コトPOP」「手書きPOP」など
専門書に分類が書かれている。
●でもお店で作業をしていると・・・
「あそこにPOPつけておいて・・・」
と言う感じで、プライスカード、コトPOPなんて分類は関係なかった。
ローソンの記事を読んでいると、
売場に氾濫している「POPの半減」は、プライスカードのようだ。だからかつて売場を作ってきた僕は、賛成なのです。
だってプライスカードに隠れている商品も見えるようになるんですから。
実際、洗剤、トイレットペーパー、鍋、食器売場
を作っていたので、この記事はよくわかる。
売場の経験からお話しすると・・・
そもそも売上とプライスカードの関係は反比例してる。
どういうことか?
「売上が悪化してくると、売場内にプライスカード類が増える」
ということ。
売上が悪いので、安売り商品を増やして、お客様の購入意欲を高めようというコト。
だから売場を時系列で見ているだけで、
このお店は「好調なのか?」「不調なのか?」
売上とプライスカードの法則を知っているとわかってしまいます。
売上が悪いと少しでも売上を上げたいので買ってくれ~
って感じのプライスカードが増えてきます。
●プライスカードってこんな感じのPOP。
プライスカードは
「商品名」「価格」だけのPOPで、お客様も見てるようで見ていないPOPです。
ちなみにプライスカードの制作の仕事をお受けしたことがありますが、1枚当たり○円○○銭の世界。
制作数の量があるから、価格競走なんです。
別の仕事を取りたいがために、ミックス値入を考えて、取り組まれている会社が多いです。
でも、このPOPはデザイン関係ないから、AIがすれば、すぐに出来ちゃう時代です。
売場で買い物していると大半がプライスカード。
お客様に伝えたい情報もこれといったことがない。
エアコンのPOPであれば、カタログと同じで、メーカーの専門用語の羅列で意味がわからない。
そもそもこんなプライスカードを見ますか?
お客様が見ない販促ツールが売場にたくさんついているわけです。
● 僕は、こんなPOPを
「スペックPOP」
って定義して「仕掛けるPOPセミナー」ではお伝えしています。深い話しはセミナーでお伝えしますので、ぜひ、のぞいて下さい。
ローソンは、そんなPOPを半減する。
だから「いいこと」だって、僕は共感しちゃうわけです(笑)
だいたい僕が売場を作っていた頃・・・
週末のチラシ、それからイベントなどがあれば、山のようなプライスカードが送られてきました。
●それを実際売場につけて展開していたか?
今だから言えることですが、半分はゴミ箱に捨てていました。
それより自分の売りたい商品に、おススメポイントを手描きしたPOPをつけてた。
なぜか?
それは実際、売場に商品を並べた面とプライスカードのサイズが合っていなかったからです。
随分、無駄な経費です。
例えば、僕が勤めていた当時であれば
チェーンで100店舗くらいあって、
商品の種類ごとに分けると32部門
その売場の責任者が僕のように送ってきたPOPを半分捨てていたらどうでしょう?
あとは想像にお任せしますね。(笑)
どうしてそんなことがおこるか?
それは、POPの作り手と売場の作り手が違うから起こるべきして起こったこと。
本部の商品バイヤーが、お店の売場作りの状態も考えずに、POPサイズを考えて、制作して送るから売場で使えないことが起きたのです。
だからローソンで、プライスカードが半減されるなら賛成ーー!!
お店の方は、まずプライスカードは、最低限に減らしてみればいい。売上は変わらないから・・・
でも商品の可視率が高くなるから、売上上がるかもよ。
逆に増やしてほしいのが・・・
「この商品、使ってみたいなぁ」
「この商品、おいしいそう」
って、感じられるPOP。そんなPOPを増やして、お客様とのつながりを深めてほしいなぁー!!
そんなPOPはなくしちゃダメです。
作っていない人は、商品に対する自分の思いを手描きで簡単にできるので、ぜひ作るべき。
また明日でもこの続きをお話ししますね(笑)
仕掛けるPOPセミナーでは、ブログの内容より深く、僕の経験からお伝えしているので、また日程が決まれば、会社ホームページで告知しますね。