勝ち負けよりその過程がたいせつ

● 勝負は、勝つことよりも大事なことがある。それは勝ち方、負け方なんです。

パワスポ社長_おはようございます

よく勝負は、勝ち負けの結果がすべてだと言われる方が大半なのではないでしょうか?
当然、勝負=文字の通り、勝ち負けなので結果がすべてということは、理解できます。でも、勝てば、結果オーライでしょうが、負ければそれで終わりか? というとそういうことでもないと思います。

勝っても負けても、人生は続く ということです。
ということは、結果が出たから終わりということではなく、次へのチャレンジがある ということです。

だって、結果が出たとしても、みんな精一杯頑張って出た結果なのです。初めから負けるつもりでやっている人はいないと思います。
ですから目標に向けて、一生懸命に精一杯やる。
でも、人って完璧じゃないから、一生懸命勉強しながら、一歩でも成長しようとするその中の勝ち負けなので、当然、負けて失敗することもあります。

そんな時に責任を責めても、負けて落ち込んでいるのに、その上にまた被せるようになってしまうので、さらに落ち込んでしまって、せっかく伸びようとしている芽を摘んでしまうこともあるのです。
また次のチャレンジの時に、結果を責められたプレッシャーを感じて本来の力を発揮できないこともあるのです。

「また負けたらどうしよう?」

と、失敗した時のことばかり、始める前に考えてしまう。
他の方から責任を責められた話しだけでなく、自分で自分を責める人がいます。そうやって結果を責めてばかりいるとどんどん視野が狭くなってしまうものです。

「負けたのは、しょうがない!!」

結果が出ているのですから、あれやこれや考えても、出ている結果がひっくり返って、変わることはありません。でも勝負には、今日のひとりさんの言葉ではありませんが、勝つことより大切なことがあると思うのです。

「どうして勝てたのか?」「どうして負けたのか?」

それは、「勝つ」「負ける」過程をしっかり把握しておかないといけないと思います。当然、勝負ですから、もしかしたら今回、仮に勝ったとしても、次回は相手方も今回、なぜ負けたのか? 分析・研究して臨んでくるかもしれません。
そんな時、勝ったことに、おごり高ぶっていると、今度は、逆に足をすくわれて、負けるかもしれません。勝者は、負けた人に対して、「あなたは負けたのだから、黙っとけ!!」という態度を取ることがあるかもしれません。人生から見れば、一瞬のことなのです。
逆に、そんな態度を取っていると周囲から「偉そうに・・・」 と見られるかもしれません。

プロ野球なんかそうですが・・・
ファンが応援してくれる力って、けっこう大きなものだと思います。
「ファンが応援してくれたから、ホームランが打てました」 とか? よく聞くコメントです。やはり自分ひとりで勝ったのではなく、周囲の力添えがあったから勝てた部分もあると思います。負けた人もしかりで、きっと周囲が応援してくれた部分があるはずです。
お世話になった方への感謝とねぎらいの言葉をかけて、過程を分析しながら、よりよいものを作っていきたいものです。

長々とお話しにお付き合いいただきありがとうございました。

パワスポ社長_感謝