ここ数日のブログで、私のような年齢の方の会社で働く環境が、すごいスピードで変わりつつあるということを考えた時に、 「リスク」 を受けることばかり考えるのではなく、逆に利用するのもいいんじゃないか? ということについて考えてみました。
私たちの世代は、熟年パワーでこれから育ててくれた企業にお礼としてお返しできる年 になったわけです。
でも現実的には、会社からは「若返り」 「経費削減」 というマイナス面からとらえられて、肩叩きされる対象年齢になってしまったということです。
そしてこれからの経済環境によっては、さらに加速する可能性もあるということです。
シャープペンシル、電卓と技術力で伸びてきたシャープが買収されました。そこに至るまでに、早期退職者募集制度やリストラが行われ、会社経営数字に合う体制にしてきました。他の電機業界の会社も同様で、いろいろなことを具現化する技術を開発する優秀な方がいたはずなのに、そんな方たちの年配という理由だけで、残念ながら対象になったのではないでしょうか?
でも熟年パワーというのでしょうが、今まで経験し、勉強してきたスキル、業務経験、技術力は、これからの人生に活用しない手はないと思います。そんなことをブログにまとめてみました。
定年まで会社に残って、やりがいを持って仕事をすることが難しい時代になりました。
どれだけ自分自身の気持ちを鼓舞して働き甲斐を持って、日々、頑張っていてもある日突然、早期退職者募集制度やリストラの選択肢を会社から切り出された時は、どんな気持ちになるでしょうか?
すごくモチベーションが下がる
のではないでしょうか?今までこの会社に骨を埋めようと思っていたのに・・・ ドラマなどでも良く使われる言葉です。
私が早期退職者募集制度を利用した理由は、先日のブログでお話ししました。まさか50歳になって起業するという選択は、予想もしていなかったので悩みました。でも考えている暇がなかったので、勢いで起業したと言った方がわかりやすいかもしれません。
決めてからは、時間との勝負!!
1ヵ月で、あらゆることを外部の方の力をお借りしてやった。
ということです。毎日、未経験のことばかりでしたから、悩みましたが、外部の方のお力をお借りしてこうやって出来てしまうものなのです。
私が起業した当時と環境的な違いは、SNSの発達具合 です。
現在は、スマホ、タブレット、PCなどを持っていれば・・・
専門家と簡単につながっちゃうということなのです。
知らない方とも興味のある話題を元に簡単に関係作りが出来る時代です。
そんな時代背景もプラスなのですが、それよりもっと熟年パワーは・・・
● 長年勤務して学び経験したスキル
● 問題解決能力
● 人脈
が、40代に起業した人と比べればあるということです。
私の経験でお話ししたように、この経験をまったくゼロにして、今までと違った業種で転職して頑張ろうと思っても、受け入れてもくれないですし、当然、入れたとしても苦労すると思います。
でも今後の人生を楽しくすることを考えれば、利用できる制度を選択して起業してもいいのではないか?と思うのです。
実際、私の年齢より上になると、資金面は大丈夫でもフットワークという面から考えれば、しんどいかもしれません。
でも私の年齢くらいなら経験を生かして起業するには、タイムリーな時期だと勝手に思っています。
自分にはどんな価値があるんだろう・・・?
● 時代背景はどんな状態?その中で発揮できることは?
● 自分の専門分野における自分なりに伝えられること
● 経験に基づく独自の視点
● 相手に伝わるメッセージ
こんな観点から自分自身を見直して、自分の価値というか? 他の人より優れていることを再認識してみてもいいと思います。
当然、子どもさんもおられて、資金的な面で必要な時期でもあると思います。でもチャンスなのです。