ここ数年、新聞、テレビ、ラジオなどのマスメディアの利用率の低下。
インターネットの成長により、広告媒体のあり方が大きく変化しようとしています。
そんな環境なのに、いまだ、「紙媒体」だ-!!
と営業姿勢を変えない会社の規模はそこそこなのに、業績が大きく悪化している企業が目につきます。
ましてや昨日のブログではありませんが、若い方を導いていく年配の方をリストラをされているのに、攻める方向性が具体的に提示されず、若い方からすれば、どうやっていったらいいのか? 悩んでおられる。
「伊藤社長、どうしたらいいんですか?」
って聞かれます。
社内に聞く人いるんじゃないの?と思います。
特に会社のことですから、会社の体制は営業方針を受けて動いているわけですから会社の上司に聞きなさいとお話しさせていただいています。
私が、いくらこうした方がいいと案をいったとしてもその会社のトップにそんな体制の考えがなければ、その担当者は、うまくコミュニケーションが取れず、浮いてしまう感じがあるからです。
総合スーパーも業績悪化が叫ばれ、M&Aがどんどん進んでいます。数年前に、新聞全紙面を使って、「○○○のお詫び」だったかな?
当時は、これからふんどしを〆なおして、頑張られるんだと思いました。でも、あまり変わらず、現在の状況を迎えています。
そんなことから日々、広告代理店のお仕事もお手伝いしたりするので、こうあってほしいなぁ!!という思いを込めて、広告代理店のあり方でもブログにまとめてみたいと思います。
そもそも広告代理店の始まりをネットで調べていると
新聞の広告枠の販売
から始まったそうです。
新聞は、当然、お客さまから購読料を取っていますが、紙面の一部の広告枠を販売して、購読料に反映していました。でも広告枠の利用や折り込みチラシがなくなってくると新聞購読料は上がってくるでしょうし、現在の新聞購読数の推移であれば、年々購読数も下がってきているので、新聞自体がなくなっていくことも考えられます。
また同じマスメディアのテレビ離れも謳われており、広告枠を広告を出したいと思っているクライアント様に販売する代理業の広告代理店は、マスメディアに固執していると、一挙に伸びてきているインターネット広告に飲み込まれてしまう危険があります。
そんな環境の中、営業スタイルを変えずに業務展開されている広告代理店も存在します。ある広告代理店は昨年、秋にリストラをして人員整理をされました。年齢を基準にリストラをされてしまったので、スキルや能力がある層をしてしまいました。当然、営業能力が下がるので、売上も低下するし、将来的なクリエイティブなビジョンも従業員に伝わっていないので、売上確保の方向性にスタッフの方は困っておられるようです。
インターネットの世界は、リアル店舗、広告側に大きく影響を与えている現状を踏まえると、今までと同じようなお客さまに提案資料、デザインをお持ちして、それとなく説明はするけど、お客さまのご意見を伺って、私たちのような企業につながれる。
そして修正をお持ちして、またお客さまから指摘を受けて、修正をする。
いつになったら、この制作クロージングするの?
って感じです。
昔、衣料品の「Tシャツコレクション」という企画で、35種くらいビジュアルを作らさせられたことがあります。 最終は、一番初めに制作したデザインが採用されました。35種はいったいなんだったんだ?
ということです。
デザイン制作者が、いろいろなことを加味して作るので、けっきょくは、一番初めの案に戻ることはよくあることです。
私が勝手に思うことですが、これから求められる広告代理店の営業スタイルは・・・
● その会社が良くなるように、クリエイティブな営業姿勢を取る。
● コンサル能力が求められる。
ではないでしょうか?
このまま行くと価格競争中心で、ほんとうにその会社に必要な提案ができないと思います。きちんと頭の中に、プランニングを描いて、クリエイティブにクライアント様と打ち合わせをする。
ここ数日、広告代理店様にスケジュールの確認やクリエイティブなお話しをさせていただいているのに、どうして反映されず、改善されないのか?理解に苦しむ部分はあります。
ただ言えるのは、価格しかメリットのない会社は、生き残れない。
ということ。またクライアント様が、
最大限の費用対効果が出る
ように、お話しを進めていかなければならないということだと思います。
そんな広告代理店の営業の方を応援できるようにしたいし、単独でもお付き合いして、最大限の費用対効果が出るように、話しを煮詰めていきたいと思います。
今日は、週末、おいしいビールでも飲みながら乾杯したいなぁー!!