先週末、奈良に行った締めくくりは「石上神宮(いそのかみじんぐう)」 です。この神宮は、丑さん、酉さん、蛇さんの力があわさってパワースポットでは有名な神社です。
昨日の飛鳥寺が蘇我氏の氏神だったのに対し、石上神宮は、物部氏の氏神です。この神宮には、スサノオノミコトやヤマタノオロチを退治した霊剣も奉祀されたと言い伝えられています。そんな魅力いっぱいの神宮のことをブログにまとめてみました。
石上神宮は、4世紀の創建で日本最古クラスの神社と言われています。当時、この辺りを支配していたのは、物部氏という豪族です。
物部氏は神道の祭祀を司る役割をになっていました。
その後、仏教の伝来とともに仏教を重んじる蘇我氏と対立して、物部氏は滅ぼされてしまうのです。
よく鳥居をくぐれば「神様パワーがー!!」などと書かれているのですが、空気はひんやりして気持ちがいい感じです。
昔からの神社なので、こじんまりとして厳かな感じです。
アイキャッチ画像のように、にわとりが放し飼いにされているので楽しいです。にわとりの鳴き声が聞ければいいと言われています。私が参拝させていただいた時間は、夕方でしたが、ずっと鳴いていたので、きっといいパワーを授かれたのかもしれません。
手水舎で清めて、拝殿に向かう途中に牛とにわとりの銅像があります。
もともと石上神宮には本殿はなかったそうです。
一般に神社には拝殿と本殿という建物があります。本殿はご神体を祀る場所で、人が足を踏み入れるところではなく、拝殿は本殿の手前にあり、そこから本殿に祀られるご本尊を拝むのです。
なぜ、石上神宮に本殿がなかったのでしょうか?
もともと
神道は森羅万象に宿る神を祀るもの
だったので、建物の中になんらかの形あるものを祀る習慣がありませんでした。山の辺の道でつながる大神神社は、ご神体三輪山です。当時は森羅万象にたずさわるものを祀っていたのです。
石上神宮の本殿は、大正時代に建てられたものなのです。
本殿を建てるようになったのは、仏教の影響なのです。
昔はこの拝殿の奥は「禁足地」になっていたそうです。
人が足を踏み入れてはいけない神聖な場所だったそうです。
明治時代に石上神宮の宮司さんが思いきって拝殿の奥の地を発掘してみると、勾玉や剣や鉾などが埋まっていたそうです。
その中のひとつに七支刀があります。
そんなことで剣につながる神社で
●参拝すると霊的な剣を授かることができ、過去の因縁を断ち切れる。
●正しい方向に向かって努力するよう導かれるなど
言われているようです。
●石上神宮 ホームページ
昔の神話なども掲載されていておもしろいですよ。
ぜひ行かれる前に、ご参考に・・・!!