こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。
スーパーに買物に行って、うろうろしているとよく思うことがあります。
商品を売ってるんじゃなくて、販促POPツールでも売ってるの?
という売場です。
特に売上がしんどい時ほど、売場の商品に取り付けられる量が多くなり、サイズアップされたPOPが多くなります。
この状況って・・・お客さまに商品を見ていただきたいなら、逆効果なのですが、大きなPOPをつけたら売上が上がると思っているんでしょうね。
ってか? 自分も勤務時はそうだったのですが、第三者で売場を見ると「うわー!!」という感じになります。
でも、ほどほどに・・・
ってことです。そんなことをブログにまとめてみました。
そもそもPOPって・・・
「Point of Purchase Advertising」(購買時点広告)
という意味で「POP」は頭文字を取ったものです。
POPには
売上がしんどい時ほど、数が増えて売場に氾濫するのが、商品のプライスを表示する「プライスPOP」です。
それも商品の陳列フェースにも合わないようなサイズで売場に取り付けられるために、商品が隠れてしまうことがままあります。
だからPOPを販売しているような売場
って表現になってしまうのです。
売場の主役は商品、POPは脇役
ってことです。POPの量や大きさで、お客さまの目線から商品が隠れてしまうと売場での役割が果たせないものです。
これだけPOPをつけているわけですから、今日のテーマではありませんが、売上が上がればいいのですが、逆に商品がPOPで隠れて商品の露出が少なくなると売上は下がるものなのです。
そのために以前、ブログでも紹介したアイキャッチ画面で紹介させていただいているパートさんでもわかる売場作り展開のためのイラストがあればいいと思います。
プライスPOPなどは「メーカー名」「商品名」「スペック情報」だけ なので、お客さまからすれば、今買わなければならない必要性もないわけです。
でもPOPの役割は、お客さまに
「商品、サービスを見て、手に取ってもらうこと」
それも秒殺で思いを伝えなければならないのです。
たとえば「4月12日パンの日」「4月17日なすび記念日」というB4サイズくらいのPOPが売場についていたとします。
このPOPでお客さまは、今日はこんな記念日なんだとわかるわけですが、そのPOPだけではお客さまに記念日の認識は持っていただけます。
でも・・・
「パンを食べたーい」「なすを食べたーい」
にはつながらないのです。
そこには聞かれた方もおられるかもしれませんが「コトPOP」
この商品を買ってもらったら、こんな楽しみがありますよ!!
● 購入後の楽しみを教えてくれる
● こんな食べ方をしたらおいしかった
● こんな使い方もあるんだよ
という販売されている方の経験などを語っているPOPがあれば、お客さまも購入につながる可能性が高くなると思うのです。
毎回、ブログでお話ししているように、価格安いよ!買って!!
という売場は、お客さまもうんざりしているわけですから、POPをつけたからと言って、売上は上がらないです。
逆に、買い物邪魔!!
です。プライスPOPはできる限り、最低限にして、売り込みたい商品にそんなコトPOPで、お客さまに思いを伝えれるようにしたいものです。