今日の夜は、陸王第2話ーー!!
池井戸潤さんの小説は、会社の経営の参考になるのでよく読む。「半沢直樹」「ルーズヴェルトゲーム」「下町ロケット」
ほんと読んでいるとワクワクしてくる。
上記作品は、TBS系の日曜日の21:00~ 放送されて、毎週楽しみにしていた。
池井戸さんの小説、ドラマはいろいろな金融関係の無理難題の問題が取り上げられ、次々、解消していく。
話しの中心は、町工場や小さな会社
僕の会社と同一視して、のめり込んでしまう。
まるで小さい頃から大好きだった水戸黄門と同じよう。
悶々とした気持ちからスカッと解放される楽しさがある。
●水戸黄門のこのシーンと同じ感じなんだぁ~
「しずまれ、しずまれーー!! この紋所が目に入らぬか!!」
「こちらにおわすお方をどなたと心得る。」
「おそれ多くもさきの副将軍、水戸光圀公にあらせられるぞ」
「一同、ご老公の御前である。頭が高い控え居ろう」
このドラマ陸王も、池井戸さんの小説を連続ドラマ化された。
先週は、選挙だったので、1週明けての放送だ。
小説とは、少しストーリーの流れが異なるが、2話以降も楽しみ。
陸王は、埼玉県にある足袋旅製造会社「こはぜ屋」の話しだ。
足袋と言えば、年々需要が先細っている商品。
そんな商品が会社の屋台骨なら、普通なら会社は衰退するしかない。同業者も、資金繰りの目途が立たずどんどん廃業していく。
こはぜ屋も、資金繰りに苦労していた。銀行に追加融資の相談に行った時に、融資担当者から新規事業の提案を受ける。
そこから
・足袋感覚のランニングシューズ「陸王」の開発に着手する。
ただ、銀行の支店長の意図するストーリーとは食い違っていたので、追加融資を受けるなら・・・
・リストラをして、会社経費負担を低減させる条件を提示され、実行すれば融資を進めるということだった。
資金繰りの話しはもちろんだが、第一話の中でもっと興味深いシーンがあった。
「会社実績というコト」
足袋感覚のランニングシューズ「陸王」も、問題点をつぶしながら、商品化ができた。
そして学校の中で使う校内履き用シューズのコンペ。
「こはぜ屋」と大手の「アトランティス」社との競走になった。
こはぜ屋は、残念な結果になったのだが、コンペに負けた理由をこっそり担当の先生に聞くと
「大きな理由は実績がないということですかね?」
「父兄からこはぜ屋さんの実験に使われるのではないか?」
との声が上がったので、残念な結果になりました。
価格は、圧倒的にアトランティスの方が高い。
これって、僕の会社でもよくあるんです。
新しい依頼を受けた時に
●あなたの会社では・・・
「どんな販促ツールを作ってこられたのですか?」
「どんな販促企画を立ててきたのですか?」
「どんなデザインが得意ですか?」
と当然、依頼をされた会社は、僕の会社がどんな会社か?
知りたいわけです。
でもね・・・
納めた会社からは、勝手に開示してもらっては困るという「コンプライアンス」を言われる。
だから新規の依頼があっても実績を開示できない「ジレンマ」をずっと抱えてきた。
自分たちが作ってきたモノがお客様に紹介できないことは
あいさつ、コンペの場ではすごいストレスだった。
だからこのシーン!!
小さな会社ならいくらいいものを開発しても、
「オタクじゃ、実績がないから・・・」
って言葉が身に染みる程よくわかった。
でもそれは乗り越えていかないといけない壁。
それをどうこはぜ屋さんは乗り越えていくか?
今晩以降の話しも楽しみ。
小説=ドラマ
ではないので、どんな描き方をされるのか?
楽しみです。
●僕がひとつ言えるのは・・・
小さな会社って、新しいことに取り組むとこはぜ屋のように実績が問われる。大手企業であれば「看板」があるからまったく新しいことにチャレンジ出来る。
でも小さい会社には、残念ながら大手企業のような「看板」はない。でも積み上げてきた経験の中がある。
そこに新しい発想をプラスして、生かしてアレンジしていく。
小説を読んでいるので、ストーリーはおおよそ知っているが
そんなことを陸王を見ながら発想できればいいですね。