小企業の組織は小さく小さく・・・!! | らおの気づき

ふと最近、忙しいスタッフの姿を見ていて・・・
先日のエクスマセミナーでも藤村先生がお話しされていたのですが、組織は、出来る限り小さく、友達としてつながっている外部とつながってやっていった方がいい とお話しされたことがずっと頭に残っています。

私の会社スタッフがマックスの時は、10人を超えていました。
実際に人は、業務上必要でした。ただ起業したばかりでの採用でしたので、スタッフ個々の処理能力的な部分もあって、それだけ膨らんでしまったのが、実際の要因でした。
でも社会保険などの変更通知連絡の封書が、ポストを見るたびと言えば大げさですが、また変更か? と感じ、特に支出の大きな公的な部分は思ったより負担がきつかったですね。

昨日の佐藤オオキさんの記事の下に、一橋大学大学院の守島基博教授の組織行動論の記事が掲載されていて、チームの考え方を整理した記事でしたので参考になりました。
そんなことをブログにまとめてみたいと思います。

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チームの概念が変わってきたという表。これからの時代は、個々の価値を生かすことが必然!!ということかな?

日経新聞の記事でしたが、守島教授の考えがわかりやすくまとめられていました。

●チームの概念が変わってきた-!!

従来のチーム これからのチーム
重視されるのは仲の良さ 重視されるのは本音のコミュニケーション
行動規範は「空気」を読んで 行動規範はチームのための自身の貢献
同質性が重視される 異質性が重視される
リーダーに付いていくフォロワー 自律的に判断し動くフォロワー
メンバー間は和気あいあい メンバー間に一定の対立と競争

(日経新聞掲載・守島基博教授作成)

ということで、簡単にまとめれば、同質化の時代から個人の時代に入った ということだと思います。
今まではチームなら人数も多くいれば大きなこともこなせるということで、それだけ案出しも充実してきたというメリットもありました。
また割かれる経費もそれなりにあったわけです。だからリーダーのリーダーシップを中心に、チームをまとめ上げて目的達成をしてきました。そんな中、お互い不要な気づかいしながらチームとして動いてきたという一面もあったわけです。

これからは変化のスピードが速く、経費削減の時代に対応しようと思えば、チームは出来る限り小さく。
そして自分の考えをしっかり発言できない人はしんどい時代になるということです。

今までであれば、他の人を気づかって相づちをうつようなこともあったわけですが、今後は、自分の考えをたとえメンバーと論争したとしても自分がベターだと思うことを発言して、チームとして動いていかなければならないということです。

● 発言して、チームに貢献するために・・・

・ チームが何を目的として動いているチームか? ターゲットの求めるモノは何か? 認識する必要がある。
・ チームで自分がどんな貢献ができるか?
・ 個を発信することが大切なので積極的な提案をする。
・ 常にいろいろなことに興味を持って、視野を広げて置く。SNSを使って、いろいろな趣味の人、仕事をしておられる方とつながるのもひとつ

人とつながろうとすれば、スマホひとつあればつながる時代です。
社内で考えたことを、外部に回してお願いができるし、私の会社もそうですが、逆に依頼される場合もあります。

特に、会社のチームは年数も経過してきたので、それぞれのスペシャリストがいれば、逆に外部に振れることは、外部に振りながら業務遂行できる ので、私の会社も小さな会社ですからそんなチーム作りを進めていきたいと思います。

「少数精鋭」

と言ったことかな? その方が経営者としては、これだけいろいろ変動する時代にはいいですね。