1992年の自分 | らおの気づき

昨晩、私が総合スーパーに勤務していた頃、新入社員で入社し私の売場に配属され、もうかれこれ1/4世紀になるだろうか?
お付き合いしているというか? 血はつながっていないけど弟のように思っている彼から突然、メールが届いた。

彼から送られてきたメールには、「1992年の自分」 が掲載されている社内報の記事が画像添付されていました。
自分でも持っていなかったのに、彼がたいせつに保存してくれていたことに驚きました。
その記事を見て、改めて思ったのは、当時は価格合戦の真っただ中にあって 「アップスケールの売場の実現」 というストアコンセプトをしっかり持って売場作りをしていた白梅町という店の経験があるので、エクスマも共感しながら、学べているんだな?

この店って、他の店なら完売するような特売商品が、残る店だったのです。

そんな思いを含め、ブログにまとめようと思います。

e01d00ce9a5d75249e8254fa2f64bc3a_m
新入社員で私の売場に配属された彼。 いつも北斗の拳のケンシロウのように私の目の前に突然現れる。今はそんな付き合いです。

彼から送られてきたメールをみて驚きました。

1992年の自分

まさか会えるとは思ってもいませんでした。

若いなぁ-!! 
社内報に書かれている記事も偉そうだなぁ-!!

在籍時から 「こうと思ったことはいうことを聞かず」 がむしゃらにやってきた- 当時を思い出しました。
こんな私でしたが当時の上司の寛大さにも感謝します。
きっと我慢の連続だったと思います。でも実績は残したからよかったと思います。 というか? ストアコンセプトがしっかりしていたので、できたのかもしれません。

FullSizeRender
当時は、鍋、調理小物、食器、洗濯、バストイレ用品などの家庭用品の売場の責任者をしていました。その後、彼が成長して家電売場に異動しました。

この店のスタッフって、今でも懇意にお付き合いさせていただいている方もいますし、会社にも白梅町当時のスタッフがいます。
このお店の経験、お世話になった方は、私の人生に大きな影響を今もって与えていることは確かです。

彼もそんなひとりですが、別格!!
においをかぎつけるというか?ベストのタイミングで出現するからです

この白梅町のお店で苦労したのは、通勤時間だけ。
京都の北・金閣寺の近くにある店で、枚方の家から通勤するのはたいへんだなぁ? と異動指示をもらった時には感じました。

でも異動して見ると、京都の四季がとても素晴らしく感じられる店で、夏は、京都五山送り火の左大文字が目の前に見え、冬になると苦労したのが、丸太町通りを境に、北に上ると冷え込むと雪が突然降ったりと通勤には苦労した面はありましたが、京都が楽しめたのはよかったです。

そんなお店で、記事にも書かれているのですが・・・

〜 食器コーナーと言えば、いつも、飯碗・皿・丼などが同じように並んでいるように思われがちですが、季節感を出すために常に「鮮度」に気配りして展開しています。又、POSデータや接客時のお客様よりの情報を参考にしながら、死筋の排除、売れ筋の確保、アコーディオンをしながら、食器の大好きなお客様に「あの店に行ったら、いろいろな食器が並んでいる」と常に言われるよう努力していきたい。 〜

他のスーパーでは、100円200円均一の食器中心に販売していたのですが、私は280円380円中心に販売していました。
逆に本部から送られてくる100円200円均一食器は、仕入れカットして本部を困らせたこともありました。

だってそんな商品をメインに売場を作ると、その商品がほしいお客さまに利用して、点数は上がるけど、しんどいだけだったからです。

私が取り入れたのは、接客時のお客さまの声

お客さまが「にいちゃん、これ ○○○ でよかった」
という声を聞いて、それをPOPに活用しました。お客さまの声ですから、他のお客さまも使いやすいですよね。

私が当時思っていたのは・・・

安もんの食器買うなら他のスーパーで買えばいい。この店はスーパーでもこだわった食器や家庭用品を扱っている。

そんなことにこだわりながら売場を作っていました。
今だから本音を明かしちゃいますが・・・

安もんは 「品出し」「レジ」「利益」・・・あらゆることに、しんどいことをして仕事をしているやった感はあるのですが、その割に利益にあまり貢献しない。でもワンランク上げると 「品出し」「レジ」「利益」 すべてを改善して

楽で演出にも工夫できて楽しいー!!

ということです。そんなことをずっと考えながら、売場を作ってました。
そんな店も、先日、金閣寺のついでに立ち寄りましたが、競争も激化しているので、しんどくなったのでしょう。
当時のおもかげもなく普通の店になっていました。

ちょっと残念な思いをしました。

でも突然、届いたメール・・・感謝です。ありがとう!!