初詣を広げたのは、昔から風習でしょうか? それとも?

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

お正月ですね。大阪市交通局だけではありませんが、各私鉄でも沿線沿いの初詣客をターゲットとしたポスターが掲示板にところ狭しとまだ掲示されています。パワースポットが大好きなのでポスターを見ながら歩いていると、大阪市交通局で2種類の初詣ポスターを見つけました。

パワスポ2 パワスポ2

画像は、地下鉄の駅の掲示板のポスターを撮ったので、照明などで見にくい部分もあるかもしれませんが、もし、初詣に行くところを探していたら、どちらのポスターを見たら、選びやすいでしょうか?
ふと思ったのですが・・・

「なぜ初詣をするのでしょうか?」

パワースポットが大好きな私も、「元日詣で」という言葉は知っていたのですが、疑問に思ったので、ネットで調べていてビックリ!!
私は、もっぱら初詣は、移動もしやすいので 「自動車」 で行っています。ネットで検索していると、Yahho!の知恵袋に掲載されていました・・・

「大晦日から新年を迎えるまでが、「除夜詣」 といい新年を迎えてからは 「元日詣」 といっていました。この元日詣が、後の 「初詣」 になったのです。
では、どうして、元日詣が初詣になったのか?といえば、簡単にいってしまうとバレンタインと同じだそうです。

えっ!! バレンタイン!!

バレンタインというと、女性が好きな男性にチョコレートをプレゼントして、愛の告白をするというやつですよね。もともと、バレンタインなんて風習がなかった日本で、一生懸命にバレンタインを広めたのは他ならぬ、「お菓子業界」
では、初詣はどこが広めたのか? といえば、これは 「鉄道業界」 なのです。
先ほど元日詣といいましたが、氏神様以外にも恵方詣といい、今では恵方巻きが有名ですよね。
その恵方にある神社や仏閣に元日詣りをするという風習があったのですが、明治になって鉄道網がひろがるにつれ、京阪神地区にある鉄道会社がばらばらに 「今年の恵方は○○だ」 と鉄道会社の都合、つまり、自社の鉄道網にある神社やお寺に行くように仕向けたわけです。
そのため、氏神や本来の恵方とは関係のない有名な神社に参拝をするようになってきたわけです。
参拝客輸送というのは、景気、不景気に関係なく、一般の人が多く使ってもらえますし、なんといっても初詣を広めることによって、鉄道の利用も増えてきた。
そのため、鉄道会社は初詣をどんどん広告し、さらに神社仏閣とタイアップして、鉄道利用者に記念品や軽食の振る舞いをするようになったため、一気に初詣が広まっていったのです。当然、神社や仏閣にしてみれば、初詣客によって新たな収入源が増えてきたので、どの神社仏閣でも初詣に力をいれるようになったのです。」

ということが現状のようで、私は、「初詣」が、昔からの風習だ と思っていたのですが、実際は、鉄道会社が仕掛けた企画といっても

「楽しい」もの

には、人のこころは動く。日本国民が動く企画っていいですね。
ここ数年前には、ハローウインなんて言われていたのに、最近は、バレンタインの売上を上回っているということで、仕掛けを作る楽しさがあります。

大きく脱線してしまいましたが、話しを元に戻しますが、初詣が鉄道会社の仕掛けであることがわかったので、ポスターの話しに戻ります。
左側の画像は、神社の写真が印刷されているだけで、あとは交通手段が細かい文字で記載されている。

右側のポスターは、今、人気しているご朱印とご利益が、アイキャッチ度も高いデザインで訴求されている。このポスターを見て、お客さまの足を動かそうとしたら、やはり神社にお参りする目的がしっかりしている右側の画像の方が、モチベーションにつながるのではないか? と思います。

パワスポ4 パワスポ3

やはりお参りするからには、自分が今年求めるご利益にマッチする神社に行きたいものですね。 神社のご利益は、知っているようで、知らないものですね。

その神社にお参りしたら、どんなご利益があるのか?

という告知をしてあげれば、近くの神社プラスの動きにつながります。また、大阪では、大河ドラマで、「真田丸」が放送されることもあって、真田幸村にゆかりのある神社が混み合っていました。
多額の経費を使ってまで、2種類のデザインポスターを作る必要があるのか? わかりません。駅の構内でも、同じように展開されているのにどうかな? と思いますが、私なら右側のポスターでご利益や話題を確認していきたいですね。

そんな視点から見れるのは、私に売場経験と逆に、企画会社の社長をしているからかな?

そんな視点で見れば、もっとおもしろいことも紹介できそうですね。
話しにお付き合いいただきありがとうございました。