お客さまに価格よりおいしさを伝えよう!!

先日、ラオスの朝市、ナイトマーケットで、お店にPOPがまったくついていなくて、お客さまと売り手のコミュニケーションで、商品が販売されていることを記させていただきました。
日本のスーパーの売場はというと、まず一番多いのがプライスPOPです。そして少ないですが、機能、味などを伝えるPOPが、担当者によっては展開されているような感じです。そんなことを記そうと思います。

かぼちゃ

12月に入り、牡蠣の美味しい季節になりました。
水産売場では、生ガキ、鍋用のカキ、また惣菜売場では、カキフライがフェースを拡大して、展開されています。
多くの店では、プライスPOPだけで、牡蠣のおいしさなどを売場で告知して訴求しているところは、少ないかな?
産地の生産者の写真を売場に取り付けたりして、シズル感を演出して訴求しているところもあります。
そこで考えたいのは・・・牡蠣なんて、この時期、どこでも同じように売っています。鍋料理をする時は、購入される方もいます。
お客さまの側からしたら、牡蠣は、どこでも販売しているのですが、あなたの売場で、お客さまが牡蠣を買わなくてもいいわけです。

逆に、売り手からすれば、鍋で旬な牡蠣を買ってもらうには、自分の売場で買ってもらうには、どうしたらいいか?

を考えなければいけないのです。

そのためには、食品ですから・・・

●旬・新鮮さ
●おいしさ
●調理の仕方

などをお客さまに伝えなければならないのです。

カフェイン

鯖もこの時期は、脂がのっておいしいものです。

商品を購入されるお客さまに、 こうやったら、おいしく食べられますよというPOPの訴求と共に、レシピがあれば・・・

「おいしさ」が伝わるのではないでしょうか?

お客さまは、担当して販売されているあなたより商品のことを知っているわけではなく、プライスじゃない情報を伝えてあげることが、あなたの売場で、牡蠣や鯖を購入していただけることにつながる のではないでしょうか?

もし売場のレシピなどを利用しておいしければ、売場の「ファン」 につながると思います。やはりどれだけファンができるか?
またファンになっていただいて、もしSNSを使って、拡散でもしてもらえれば、当然、近くに住んでいる方は利用してくれます。

セブン&アイの鈴木会長が 「売り手は素人の感覚を忘れてはならない。」 と言われた通り、難しいことを伝えるより、

自分がお客さまだったら、どんな伝え方をしてもらったら、わかりやすいか?

単なる売り手側の売り込み表現で無く、お客さまの視点で考えてみる のもいいと思います。

やはりお店は、商品を購入してもらって、初めて結果がでる。
プライスだけのお店というのは、お客さまもうんざりしているので、そんな自分が体験したことをPOPにして売場で送球して見たらいいと思います。お客さまは、以前、紹介させていただいたマズローの欲求階層説で商品を購入されます。

まず商品を購入してもらうのに一番重要な 第一階層の「生理的欲求」・・・ 食べたい、眠たいなど生きていくための基本的・本能的欲求に響くようなPOPが、商品の購買に一番つながると思います。
そんなPOPを売場につけて、商品を光らせていきたいものです。

長々と話しにお付き合いいただきありがとうございました。

パワスポ社長_感謝