12月も前半が終わろうとしています。
師走って、言葉の通り、やはり早いものです。
お正月の準備を行う季節が、今年も近づいてきました。
私が小さい頃は、「鯛」 と言えば、高値の華!!
現在のように鮨屋や居酒屋で、手頃な値段では食べれなかった魚です。そんな魚が、スーパーの店頭で、卒業・入園入学の時期に、丸々1匹 980円で並んでいることがあります。私の子供の頃では、考えられなかったことです。そんなことを記してみたいと思います。
お正月と言えば、「祝い鯛」 鯛の塩焼きが、新年のお祝いで並びます。 そんなことで、多くの真鯛が、これから年始に向けて消費されるので相場も上がっていって、成人式、卒業式、入園入学式で、店頭に並ぶサイズよりはるかに小さな鯛の塩焼きが、高値で売れる季節になります。
でも、その値段は、昔に比べれば、安いもので、私が子供の頃の真鯛は、養殖技術も発展していなかったので、天然鯛をきっと店頭に並べていたので、当時、真鯛と言えば、高級魚!! 未だにそんな意識があります。
でも、今の若い方からすれば、回転寿司やカウンター寿司でも、真鯛は他の白身魚に比べて、安値だったりするので、普通の魚ととらえられているかもしれませんね。
●やはり養殖技術が進歩して、希少性がなくなったのでしょう!!
養殖技術が進歩しているので、塩焼きにしても、天然鯛より脂がのっておいしいこともあります。きっと現代の人の味覚に合うように、エサなどで工夫しているのでしょう。
真鯛同様、高値の華だったブリも、年間を通して、スーパーの店頭に並ぶ魚になりつつあります。
特に養殖ブリが、スーパーの店頭で、競合店と差別化するために、おそらくエサのペレットに混ぜて食べさせていると思うのですが、「オリーブ」「みかん」などなど食べた時に風味がするのでしょうか? そんなブリをオリジナルPBとして生産しています。
きっと、風味、食感などで希少性を醸し出そうとしているんですね。
消費者としては、やはり与えている 「エサ」に余計な添加物を混ぜているので心配だという声は、上がると思いますが、その辺は、薬事法なりが、きちんとフォローしていると思います。ブリの味覚にしても旨み成分を利用しているわけですが、生産者は、法律を守って、店頭に納入してほしいものです。
ネットをチラッと見たのですが・・・
魚の鮮度や美味しさを決めるのは、釣りの情報番組でもよく説明していますが、「締め方」 が重要のようです。
また最近は、水温を下げて、冬眠状態と同じような状態にして出荷する技術なども充実して、昔に比べれば、鮮度も保たれて出荷されているようです。
また秋の味覚の松茸も、輸入物が秋口から店頭に並んでいますが、もし養殖技術などが発展すれば、真鯛と同じ運命を歩むかもしれません。
さてここからが、今日、お伝えしたかったことですが、昔、高値の華だった真鯛やブリが、養殖技術の発展で、普通の魚と言ったら、語弊があるかもしれませんが、そんなに高くなく味覚を楽しめるようになりました。
会社やお店もそうなんじゃないかな? これから起業する人、お店をオープンする人は、注意してほしいのですが、これだけモノが豊富な世の中ですから、同じような商品、サービスを売っている会社やお店は、いっぱいあるということです。その中で、もう差別化戦略を押し通す時代は、もう昔の戦略です。
逆に、お客さまに選んでいただけるあなたの価値は、「何ですか?」 ということです。ただ、惰性でオープンしても、お金だけ使って、一年したら消えてしまう会社になってしまいます。 開業計画作りをしっかりサポート応援できると思います。
私の会社は、「デザイン」、「企画」、「リサーチ」という業務を行っているので、そんなことを応援できる思います。いっしょに「独自の価値」を考えながら進めていきたいですね。
とかく計画だけして、あとは会社でやっていってね!! というフォローが多いのですが、私の会社は、計画に対して、結果を分析して、今後をいっしょになって考えさせていただきますよ。
長々とお話しにお付き合いいただきありがとうございました。