最近、メディア報道を見ているとネット販売、特にAmazonの売上の躍進や今度、こんなサービスを始めましたという告知が目につくなぁ? と感じます。
逆に総合スーパーを代表とするリアル店舗は、数年前までは、明るいメディア報道も目にしていたのですが、最近はあまり明るい報道を目にしません。
特にイトーヨーカドーって、数年前まで総合スーパーでも、いろいろなPB商品へのチャレンジ、わかりやすい売場、お客さまへのサービスが充実していたのですが、業績悪化の報道は、少しショックを受けました。
やはり総合スーパーと言っても・・・
「売場を作った意図が、お客さまに伝わっているか? 勝負です。」
だと思います。売場がきちんと出来ていなければ、お客さまも利用されないのでは? と思います。そんな売場作りのコトをブログにまとめてみたいと思います。
最近ネット販売におされて、リアル店舗は、さも業績が悪化したようにメディアで報道されています。ただ業績が悪化したのは、それだけではないと思います。
業績は鈍化していましたが、二年くらい前から各スーパーとも 「地域密着」 という言葉を使って、地域に応じた商品の品揃えや催事展開を強化する。そのために、地域SV組織を設けるなど報道されていました。
買物しながら売場を見るたびに、POPはついているんだけど、売場はきちんとできていない中途半端な状態だなぁ? と感じました。
チェーンストアですから、基本の売場は、どこでも需要があることですから、それを崩してしまっては?と感じたのですが、さも報道した通り地域密着売場を作りました。と展開していました。
と言っても、その地域のどれだけの人が、その売場を利用するか? わからないですし、イレギュラーな商品の仕入れも発生していました。
そんな状態を見ながら、ちょっと違うんじゃないか? という違和感を感じていました。
お客さまの必要な時に、必要なものを、必要な価格で、品揃えする。
そんな売場が作られていたか?
というと疑問です。ただ単に価格だけを重視した売場で、お客さまに利用していただく売場にはなっていなかった。
それは売場の責任者の方は、兼任していたりして忙しいというのは、理由にならないと思いますが、私も勤務していたので、いろいろな業務を知っているので、忙しいと思います。
なので実際、平台エンドや売場を作ったりするのは、パートさんやバイトさんなのです。
そんな方たちに、その売場を作る意味を伝えてあげないと想定しているような売場は出来ないのです。
たとえば、下の画像のような資料があればどうでしょうか?
というような基本パターンを案内して売場作りを進めて、その中に地域密着の関連商品を差し込む形で展開すれば、基本パターンは崩れることはないと思います。
私自身が、売場を実際作っていたので、こんな資料もおちゃのこさいさいで案内できます。
チェーンストアですから、基本パターンというのは大切だと思います。
そんな指示書が無駄という声もあると思いますが、売上確保が難しい時ほど、基本に戻って、コミュニケーションをはかる ことが大切だと思います。