「おもしろかった本」カテゴリーアーカイブ

青く澄んだ海は、いずこに・・・?

2005年に「ブルーオーシャン戦略」という本が、出版され、静かなブームになりました。2005年時点では予測できないほど、SNSが、日々、発展している現在・時間のスピードも当時に比べれば、何倍も早く流れています。
当時、話題になっていた 「青く澄んだ海」は、どこに行ったんだろうということを、今日は、記しておこうと思います。

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私の机の後ろの会社の本立てにも、多くの本に埋もれるように、この 「ブルー・オーシャン戦略」 の本が入っています。私も、出版された当時に、この本を購入して読んだり、セミナーに参加したりで、考え方を勉強させていただきました。
このブルー・オーシャン戦略は、フランスの欧州経営大学院のW・チャン・キム教授とレネ・モボルニュ教授が著した戦略論で、私も本を読みながら、私の行っている業務なら青く澄んだ海って、どこにあるんだろう? って、考えたことがあります。
このブルー・オーシャン戦略は、市場を 「ブルー・オーシャン (青い海)」「レッド・オーシャン (赤い海)」 のふたつの海に例えた戦略論です。
レッド・オーシャンというのは、常に価格・品質などで他社としのぎを削って競争している現在ある 「既存市場」 です。そこには市場や競争のルールは確立されており、競合他社と既存市場のパイの奪い合いをして、勝った、負けたの市場のことで、勝つことにより売上を確保し、利益につながります。でも値引合戦ですから、確保される利益は少なく、また手間もかかります。
市場がそんな状況ですので、「赤い血潮に染まった激戦状態」 の市場ということです。
逆に、ブルー・オーシャンというのは、競合がまだ存在せず、競争が存在しない未開拓の市場ということで 「未知の市場」 です。そんな市場ですから、見つけられれば、成長性や可能性が大きい市場であると言えます。まさに会社にとっては、相見積や価格の値切りで四苦八苦しているより、自社の強みを生かして、商品・サービスが提供できるとてもいい市場になります。

ポイントは、小さなパイの取り合いで、既存の市場で、競合競争に巻き込まれて、しのぎを削っていては、競合会社もそうですが、消耗戦で戦っているだけで、無駄な時間・作業もかかるし、成長することはできません。利益を確保して、成長するには、新たなマーケットの創出が必要だということです。

「会社も起業して4年!!」

会社のメンバーのスキルを生かせるブルー・オーシャンを探してきましたが、商品・サービスのライフサイクルも、上がったと思ったら、ストーンと下がる噴水状況ですので、ブルー・オーシャンを探すのは、なかなか難しいものです。
ブルー・オーシャンを、今の業務とまったく違った海に、探しにいくと会社のメンバーからすれば、得意のフィールドでないかもしれません。そんなフィールドでは、メンバーもいちから得ないといけない知識もあるでしょうし、今、やっている業務に生きがいを感じているメンバーもいるでしょう。そんなメンバーからすれば、業務に対して、モチベーションも下がってしまうのです。

なぜマーケットが、赤い海になってしまうのか?

そこには、多くの創出可能な需要がある からです。需要があるから、多くの競合が参入して、赤くなっている のです。
そこを離れて、南国のエメラルドグリーンのような海を発見して、開拓していこうとした場合、需要ゼロから開発していくわけですから、私の会社のような小企業では、やはり資金的に難しい部分もあります。また、せっかく開拓してみたけど、需要がなかったという場合もあるでしょう。

というようなリスクも考えると、赤い海から完全に抜け出した遠い海に青い海を探すより、若干、赤い海水が混ざっているところ探してみれば、需要はあるけど、これまでと違ったマーケットを目指せるのではないか? と想定します。

● そこで考えなければいけないポイントは・・・

1. 「何を」

お客様に商品やサービスを買っていただくために、何をするのか? お客様に、当社を利用してよかった 「ありがとう」 って喜んでいただけるような 「価値」 を提供していかないといけない と思います。

2. 「誰に」

自分の持っている売りは、どんなお客様に、進めていけば、喜んでいただけるのか? やみくもに 「ターゲット」 を設定しても、売り手も買い手も思いが通じなければ、いつまでも平行線だと思います。
自分は、こんなお客様になら喜んでもらえる そんなターゲットとなるお客様を想定することだと思います。

3. 「どうやって」

自分の作ったものを、どうやってお客様に買って喜んでもらえるのか?を考える。これは会社でも行っている小売店様の商品を売上を上げるにはどうしたらいいのか? それを小売店様ではなく、会社内の営業企画という部署では、お客様や会社の商品・サービスを どうやって売っていくのか? 「プロモーション」 を考える必要があります。

という3点を考えながら、ブルー&レッド・オーシャンを探していきたいと思います。

まずは、今あるメンバーが作ったステージを生かすことのできる 「海」 を探したいと思います。

今日も長々とお話しにお付き合いいただきありがとうございました。

パワスポ社長_感謝


人工知能が仕事を奪う未来社会で「考える人」の時代の到来

先日、人工知能 「ワトソン」くんが、銀行に内定し、実際に仕事を行っていく報道について話しを記させていただき、ネットなどで表記されているこれからなくなる職業について説明させていただきました。

先月購入していた 「COURRIER JAPON 5月号」 を読む時間がやっとでき、ぺらぺらと読んでいたら、まさに、この人工知能 AI のことについて対談が掲載されていました。
今日は、そのことについて記しておこうと思います。

脳

 

 

対談記事の中に・・・
先日記させていただいたように、年代を追うごとになくなる職業がやはり説明されていました。

この対談では・・・
● ここ5年間くらいのスパン → 短期
● のち15年くらいのスパン → 長期
● その間の期間のスパン   → 中期 
としてとらえられていました。

ここ5年間くらいの短期では、日々のデータをたくさん取れる仕事や知能インテンシブ(知識集約的)な仕事が、人工知能に代替えされていくと言うことです。紹介されているのは、会計士、弁護士のような仕事で、もちろんそれらの業務のすべてではありませんが、人工知能がこなせる部分ということです。
5年〜15年くらいの間の中期では、「異常監視」系の仕事を人工知能が担っていくということです。紹介されているのは、警備や監視の業務で、最近、著しく進んでいるディープ・ラーニングの技術により、新しい特徴量 (画像や映像などデータの特徴を数値化したもの) が獲得しやすくなるので、異常が起こった場合、監視しているコンピューターも 「何かが普段と違う」 と気づくようになるそうです。
そんなところから監視カメラの映像を見て、異常事態を発見するそうです。
15年くらい後の長期では、政治や企業経営など、大局的な判断をしなければならず、大きな責任を求められる仕事。
また営業、飲食店の接客、マッサージなどの療術といった、人と直接触れ合う仕事しか残らないと言っています。

といった感じで語られていますが・・・要は、

人間が予めどんな 「目的」 を人工知能に与えるか?

この価値観によって、人工知能の働きが異なってくるということです。
インプットするのは、人間なので、逆に人間が 「何が価値なのか?」 「何が目的なのか?」 ということを真剣に考えなければならなくなります。これを間違ってしまうと人工知能の働き方も異なってくるということだろうと思います。
人工知能が社会の様々な実務を効率的にこなしてくれて、そのお蔭で人は、社会全体をよくするために考える事ができるようになります。

人工知能が、人間の知能を超えてしまう 「シンギュラリティ」 は・・・

2045年

と言われています。
でも人工知能は、価値や目的の設定を間違わなければ、SF映画のように人間を支配して、征服するなんてことはないでしょうし、さらにより良い世界のために使われることを願っています。
人工知能社会では、現在でも各国による 「常識」 は、多様化しているように、従来の社会で当然とされていたことが、当然ではなくなる。
だから現在よりさらに多様な価値観を理解していかなければならない・・・

●多様な価値観を持った人たちと人間関係を築き、理解し、尊重すること

●人工知能は、創造することは出来ないので、創造性を高める必要性がある

そんなことを考えていけば、さらに楽しい世界が開けそうな感じがします。特に創造性を高めることは、楽しいことです。

今日も長々と私の話しにお付き合いいただきありがとうございます。

パワスポ社長_感謝

 


どうせ「できっこない」という思い込み!!

先日は、自分を知ることの大切さについて記しました。
まず自分を知ること・・・ 改めて、自分の可能性について認識するのに「自分史」って役立つ、そんな思いを込めて記しました。
お客さまから「ドリームボード」をデザインして、作って下さいと依頼をお受けした時に、販促ツールのデザインは、しているけど、そのデザインは、今まで経験したことがないので 「どうしようかな?」 って、思いました。進捗状況を、横目に見ていたのですが、お客さまから詳しい話があるまで・・・ ということで、「待ち」 の状態でした。
お急ぎになられている話しも聞いていましたし、お客さまもお忙しいのでなかなか連絡がとれない。そんなことを毎日、報告を受けながら、いつまで待つつもりなんだという気持ちに私はなっていました。
私から言ったのは、わからないなりに叩き案を作ること。 それをお客さまにお見せして、意見をいただくことを担当に伝え、進捗状況を見ていました。

私の思いは、商品やサービスを光らせるデザインや企画の業務を行っているのですから、お客さまの今後が人生が輝くようなデザインを考えれればいいなぁ? そしたら喜んでいただけるかな?
たとえばお客さまが毎年、大みそかに一年を振り返る時と仮定して、そのドリームボードを開かれて、一年の反省、そして来る年に対する思いが、めぐるものが作れればいいなぁ? と思いました。現在進行形でそんなこともお伺いしてさせていただき、調整を進めさせていただいています。

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「お客さまが、自身の目標に向かって、光るにはどうしたらいいのか?」

当社のメンバーは、お客さまの声を聞くのは、とても上手です。
ただお客さまが想定することを、あらかじめ考えて、お客さまがかゆいと思うだろうというところを掻くのはとても苦手です。
知識がないから出来ないと思い込んでいるのです。

「かゆいところを掻くこと」 が、ビジネスのスタートなんです。

お客さま自身のことだからわからない。わからないから動かない。
だから聞き取りをしてから動く・・・今のビジネス競争の中で、「待つ」というのは、ダメだろうと思います。
私自身・・・ 我慢が効かない性格もあると思うのですが、「待つこと」「待たせること」 がとても苦手な性格です。相手のお客さまに先制パンチで 「先日、言っておられたこと、ちょっと作ってみたんですけど・・・」
とお見せしながら、お客さまの意見を聞いたり、逆に感謝の言葉を聞いて・・・

いいモノを仕上げていく

これが私の喜びなんです。
社内にも、この仕事、この社長の話し・・・「できっこない」とすぐに思われて動かない方がおられます。
その方の思いは、「できっこない環境」 が居心地がいい のです。
逆に、チャレンジしなさいという環境は、今まで経験していない難しそうな発想や行動をしないといけないので、居心地が悪い のです。
やはり人間ですから、居心地のいい環境にいたいという願望があります。新しいことを始めようとしても、居心地のいいところの方がいい、すぐに元の状態に戻ってしまう。それを

「ホメオスタシス」

と言うそうです。
そこで、一歩踏み出すのと、踏み出さないのとでは自分を成長させる上で大きく違うのです。私は、前向きな失敗はいいと考える方です。
逆に、後ろ向きの失敗には、なかなか納得しない方です。
ただ会社なのです。組織なのでメンバーもいるのです。
知識のあるメンバーに相談すれば、すぐに教えてくれるのです。
私も当初は、売場の作り方、商品の売り方については、経験上わかっていましたが、商品の販促ツールのデザインを打ちあわせてくる仕事は、デザインの知識がなかったので、初めはなかなか難しいモノでした。
でもクライアント先で言われたことを、メンバーに伝えると、「こうしたら・・・」といろいろ教えてくれます。そんなことを聞きながら、お客さまとお話しして、今では、デザインのことも多少なりとも話せるようになってきました。
そうなんです。自分自身がわからなくても、一歩踏み出すために、話しをしていけば、そんな知識があるメンバーが周囲にいるのです。
みんな・・・いろいろ経験しながら、成長してきました。

「できっこない」という環境から抜け出すためには・・・
できる人、知識を持っている人と付き合って、自分のフレームを変えていけばいいと思います。

人に力を借りて、人に変えてもらえばいいのです。

知らないことを恥ずかしいと思って、自分の殻から抜け出せないか?人に教えてもらって、より大きな殻をいただくか?
「できっこない」という思い込みのフレームは、いくらでも形を変える事ができるのです。

今日も、長々とお話ししましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

パワスポ社長_感謝


がちんこと思っていたのに・・・? もし報道が予定調和されているなら疑問?

朝の読売テレビの「すまたん」で、辛坊さんが、「す・またん!生誕!5周年たったん!」 ライブの打ち上げのお酒が残っているのか?
妙にハイテンションの口調で、3月27日の報道ステーションの古賀茂明さんの爆弾発言のことを話していました。

古館アナ

お客さまとお付き合いしていたので、私は金曜日の報道ステーションは見れていなかったのですが・・・
何があったのか? 興味津々・・・ネットで検索してみるものの動画は、すでに削除されていましたので、詳細はわかりませんでした。

こころの中で、ずっと気になっていたのですが・・・
本日のスポーツ報知の社会面に、謝罪される古館さんの記事と番組関係者が 「テロですよ」 と言っていた内容の記事 が掲載されていました。 「テロ」 という言葉に敏感な時に、言ったか?言わなかったか?わかりませんが、そんなことを報道される番組関係者の記事も理解しがたいことです。
同じページに毎週火曜日に 「辛坊持論」 を掲載されているのですが、辛坊さんが、このことを書いておられていたので、感じたことを記しておこうと思います。
画像の辛坊訓も面白かったですね。

辛防訓

 

「辛坊持論」 には、金曜日の「報道ステーション」は、初めはプロレスだと思って見始めていた番組が途中からがちんこのボクシングになったと書かれていました。

学生時代は、アントニオ猪木さんが大好きで、今は跡形もなくなってしまいましたが、毎週金曜日20時からのテレビ放送を楽しみにしていたほど、プロレスが大好きでしたので、辛坊さんの言われるたとえがよくわかります。
ベストセラーにもなったと思いますが、プロレスの裏側を新日本プロレスのレフリーである 「ミスター高橋」 さんが、プロレスは、がちんこの勝負ではなく、エンターテイメントだという内容の本を出版され、この本を読むまでは、プロレスはがちんこ勝負だと思っていたのですが、そんなイメージが、大きく崩されてしまいました。
でも、エンターテイメントであったとしても、やはり相手の技を受ける美学のようなものは、依然として演出されているので、現在も大好きです。
辛坊さんの話しが、私の大好きな格闘技にたとえられていたので、この類の番組も、プロレス同様、エンターテイメントで演出されているんだということがよくわかりました。

以前から私は、公共の場での報道は、事実を捻じ曲げることなく正確に伝えてほしいとお話しをしてきました。 今回は、 「公共の電波」 で起こったことです。報道の伝え方によっては、事実も捻じ曲げられて、異なった方向に、人を動かすことは可能になってしまう可能性があるからです。奇しくも、当時プロレスのアナウンサーをしていた古館さんの番組でそのようなことが起こったのは、立場はあると思いますが、大好きなキャスターのひとりだっただけに残念です。

話しは戻りますが・・・
辛坊さんは、「辛坊持論」でも書かれていますが、すまたんでも 「くっそー、やられたぁ!!」 と朝から話されていました。
「たかじんのそこまで言って委員会」なども私の大好きな番組のひとつですが、この番組もスタジオ収録をして、放送基準に合致しない部分の音を消したり、場面を削除したりの加工を行っているようで、それを聞いてしまって、魅力が半減してしまいました。
特にこの番組は、「たかじん」さんの冠をそのまま継続して放送されていたので、録画して楽しく見ていましたが、本音のトークが一部、プロデューサー側に立って、編集されているとわかると

「?」

ですね。やはり 本音トークで言い合うから、見ている側も共感 して、それぞれの立場の思いが通じて、今まで興味のなかったことにも興味を持つのですが、番組が予定調和のような形になっていたとしたら、公共の電波を利用して、茶番劇を演出して、見る人の気持ちを誘導し、洗脳しているようなものです。

すべての番組が一定の方向に予定調和され、修正されているなら、捻じ曲げられたものが伝えられるのですから、こわいものを感じます。

今週の日曜日から、番組名も「そこまで言って委員会NP」? に変わるみたいなので、 真剣勝負・がちんこの面白さを辛坊さんに届けてほしいと期待したいものです。
ただテレビ番組は、スポンサー有りきですから・・・

ただ社会的な役割は守ってほしいものです。
報道は、まず真実を伝える。

そんなことを感じましたが、番組見てみたいものです。
今日も長々とお付き合いいただきありがとうございます。
笑顔でガンバ〜 (^^ ♪

 


「クッキングパパ」連載30周年!!

先日、新聞を見ていたら、今日のタイトルの「クッキングパパ」連載30周年という記事が掲載されていました。もう30年も漫画家のうえやまとちさんは、このマンガを描き続けているんだ・・・すごいなぁ?
コミックも現在130巻で、今月の23日に、131巻が出版されます。

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私が、「クッキングパパ」を知ったのは、テレビアニメが始まった1992年でした。
同じファミリーをテーマにしたサザエさん、ちびまる子ちゃんなど、また当時流行っていたグルメ対決マンガの味一番や美味しんぼなどとは、まったく違って、上のコミック表紙画像のしゃくれた下あごが特徴の主人公・荒岩パパとその家族や仲間の日常や食を描いた一話完結のストーリーで、アニメを見終わった後、ほのぼのとした温かさを感じました。
ただこのマンガは、タイトルの「クッキングパパ」が示す通り、荒岩パパが、作る料理が実においしそうで、当時、ビデオに録画しながら、テレビのレシピや作り方を見ながら、料理を作った事も思い出され、30年という月日、感慨深いものがあります。

レシピは、コミックだけではなく、文庫や「クッキングパパのクッキングブック」などの書籍で紹介されていました。このレシピは、高価なものから庶民向けのレシピさまざまで、うえやまさん自身が、クッキングパパで紹介されるレシピは、実際に作って試食して、味を確かめた上で描かれているそうです。

クッキングパパの影響を受けて、料理をした方もおられたかもしれませんが、このアニメが放送されていた頃は、今に比べると、料理をする男性やパパは少なかったのではないでしょうか?
現在は、速水もこみちさん、向井理さんなど人気男性芸能人が、料理コーナーや料理をテーマにしたドラマに出演しているので、影響を受けて、けっこうキッチンに立たれている男性も多いのではないでしょうか?

ストーリーの背景の中で、この当時は、珍しかった奥さんが新聞記者という仕事で、働いて、帰宅が遅かったのも、このような家庭環境も今では多いと思いますが、当時は少なかったと思います。
これはうえやまさん自身もそうだったようで、「マンガを描いても売れるかどうかわからなくて、妻が働いていた。二人とものんきな性格で 『金を稼ぐ方が偉い』 という価値観はなかった」とインタビューで言われているようです。
現在では、共働きの家庭は多いですが、それをマンガで描ききったうえやまさんは、先見の目があったのかもしれませんね。共働きの家庭・・・うえやまさんが、クッキングパパで描かれているように、ほのぼのと温かい家庭であればいいですね。

まだまだ続いてほしいマンガのひとつです。
クッキンパパのファンとして、温かい料理のレシピももちろんですが、日本らしいこのマンガのようなほのぼのとした家庭像を描き続けてほしいものです。

最後に、連載30周年おめでとうございます。
ファンのひとりとして、このマンガがまだまだ続いていくことを期待します。
今日も、私の長々とした話にお付き合いいただきありがとうございました。
明日も楽しく笑顔で過ごしましょう。
感謝~!!


「マグロ大学」 ・・・有名になるのは、いいですね?!

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今日は、今年の1月3日に、新聞を見たら掲載されていた紙面掲載チラシの画像いきなりドーン!!
売場で買物をしていても、水産売場のマグロコーナーで、「近大マグロ」という告知POPをよく見ます。自分の卒業校の名前をあっちこっちで見るのはいいことですが、大学側も、いろいろ努力されているので、今につながっているのでしょう。そんな話を記したいと思います。

最近、新聞を読んでいると、全国の大学や研究機関で保有している特許の使用を認める「ライセンス収入」や民間企業との共同開発したりで産学連携が進んでいる記事をよく目にします。
ただそれが黒字につながっているか? というと、かなり苦労されている記事を目にします。下記の表のように、一部の大学では、特許収入を得られ、特許で稼ぐスタイルが進展しているようです。

順位 大学名 収入額 (万円)
東京大学 65,985
京都大学 41,220
大阪大学 11,726
日本大学  9,629
九州工業大学  7,701

ただ特許の取得や維持にかかる経費負担が、足枷になって、黒字につながっている大学は少ないようで苦戦の傾向のようです。そんな中、各大学は、特許を絞り込み、質を重視する姿勢を強めているようです。

そんな環境の中、わが母校の近畿大学では、特許の件は、あまり報道されていないので、わかりませんが、メーカーとの共同開発で、次々と商品を「近大ブランド」で投入しています。

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画像のカップ麺は、エースコックとの共同開発でしたが、商品名には「近大マグロ」 と表記され、全国のスーパーやコンビニで発売し、当初150万食を目指すといわれていました。
最近、売場で見ないということは、「150万食」達成したのでしょうか?

マグロつながりの話しでは、近畿大学が人工ふ化させたクロマグロの稚魚を、三菱商事の子会社の東洋冷蔵が成魚に育て上げた 「近大発マグロ」 を、大手回転寿司チェーンの スシロー が6貫盛りで販売開始をするようです。

また薬学部では、クロモンコスメティックと技術協力し、スッポンのコラーゲンを使用した化粧品 「クロモンジェル美容液」 を市場に投入し、約7,500個を販売したようです。
文芸学部も、「トゥインクル・テント」 を開発したりで、この流れが各学部につながっているのはいいことでなないか? と思います。

そんな中、産学連携の実績も、4年前は、126件(全国9位)でしたが、21年度の受託研究件数は、倍増の254件で、一気に倍増させ、1位に輝いています。

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また、画像の本も店頭入り口で、ドーンと積まれている本屋を多く見かけますが、 「志願者数も日本一」 になっており、数々の工夫と取組で、この実績につながっているんだなぁ? って思います。
ホリエモンの「大学なんて東大以外に行く意味ない。でもこの本を読んだら、近大はあってもいいかもしれないと思うだろう。」というコメントのように、ビジネスのヒントが、この大学にはたくさん詰まっているんだなぁ? って思います。

大学名の商品ブランド化、実際、開発した学生が店頭に立って、販売したりと、私が学生の頃と違った楽しみが、今の大学にあります。
私の学生の頃は、一方的に教授がそれぞれの専門分野について、自分の考え方を聞く講義が主体でしたが、自分たちで、メーカーと商品を共同開発したりする環境があれば、また違った面白味があります。私たちの学生の頃が、受け身であるとすれば、自分たちで創意工夫できるので、自発的に、楽しい学生生活を送る工夫ができそうです。
近大卒業生として、現学生に負けないように、頑張っていきたいものです。
今日も長々とお話しにお付き合いいただき、ありがとうございました。
早いもので、もう2月。後半には、春の足音が聞こえてきそうですね。
笑顔で楽しく、ガンバ~ (^^ ♪


誰の人生を生きていますか?

昨日、このブログで紹介させていただいた 「賢人たちからの運命を変える質問」 という本を、出勤時に読んで考える癖をつけようと思っています。
読むのも、ひとつの質問に対して、1ページで、今までなら、出勤の電車に乗っている時間は、本は読もうとするのですが、いつの間にか?眠ってしまっていたのですが、考える時間にするようにしています。

Q2 誰の人生を生きていますか?

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「あなたの人生は限られている。だから、他人の人生を生きたりして、無駄に過ごしてはいけない。」 スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズの言葉は、いろいろ読んで、参考にしてきましたが、今までは、サラッと考えるのですが、この本の質問から考える事がなかったので、参考になります。

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「頭はいいけど仕事はいまいち」って思ったこと過去にありませんでした?

1月6日の日本経済新聞に 「頭のIQより心のEQ」 って記事が掲載されていました。EQの本は、以前、いろいろ読んだことがあったので、メンバーの人間関係能力を伸ばすのに、この知識が再度、必要だなぁ? って、改めて感じたので、記しておきます。

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人間万事塞翁(さいおう)が馬

今朝は、衆院選に行って、投票を終わらせてから、片付けなければならない業務があるので、出勤!!
与党圧勝が予想されていますが、あまり与党に偏ってしまうのもどうかな?って思うし、野党は、きちんとアベノミクスを批判するなら、別の具体的な方法を日頃から準備してアピールする必要があったように感じます。
さて最近、いろいろなことがあって 「こころの中和」 状態を保つにはどうすればいいのだろう? って感じることがよくあります。こころの持ち方が、仕事に影響したらいけないのですが、会社を運営しているといろいろな提案業務や運営問題や業務上の相談を受けたりするものです。

今週は、公開プレゼンに参加して、プレゼンをさせていただいたり、また新しいクライアント様にも挨拶にお伺いさせていただき、当社のことを説明させていただき、新たなことにチャレンジさせていただく機会をお願いしてきました。


●心に中和を得れば、即ち人情皆順い、心に中和を失えば、即ち人情皆そむく。感応の機は我に在り。 (言志後録・103条)

こころが平静で、偏りもなく、節度も適っていれば、人々の気持ちは、私の気持ちを理解して進んでいくけれど、こころに平静がなくなり、偏ってしまえば、人々の気持ちは離れ、そむいていくものである。人々のこころが感じるはずみは、自分にある。

AY113

 

こころに偏りというのは、プラスでも、マイナスでもない状態で、私は、車にたとえて、ニュートラルな状態と思っています。
どちらにも転べて、両方の立場が想像できる立場です。
たとえば・・・

● こころがプラスに転じれば、高いところをイメージして、まだ発生していない利益やここまで出来るだろうと大きな期待を想像して、メンバーに思わぬ重荷を背負わせる可能性があります。
● こころがマイナスに転じれば、不安だらけで、話しを前に進めていかなければならないのに、なかなか前に進みません。

この気持ちの持ち方によって、物事の見え方、捉え方が気持ち次第で、「良く」もなり、「悪く」もなるということです。

それが、今日のテーマの 「人間万事塞翁の馬」 とは、人が出会う出来事は状況やその時置かれている環境によっていいことにも悪い事にもなる ということで、こころがニュートラルな状態でないと、進むべき道を誤るということです。このニュートラルな状況は、以前、お話したフォーカスの仕方によって、その時に置かれる環境も違ってきます。
なので、置かれている環境は、時間、見方、こころの置き方によって異なるので、同じ事なのに、いいことにも悪いことにもなるのです。

言志耋録には・・・
●人心の感応は、磁石の鉄を吸うがごときなり。  (言志耋録・117条)

人のこころの感応は、磁石が鉄を引き寄せるようだということで、ニュートラルな気持ちで、対応することが重要であるということです。

私もよく反省しますが・・・
「これは少しやりすぎだな?」
「これは少し足りないなぁ?」
と思うことがあります。

この判断の基準となっているものが、ニュートラルなのです。

プラスな状態で、メンバーに指示したりすれば、指示内容も
「このくらい簡単に出来るだろう?」
と過度な期待をして、メンバーに重荷を背負わせてしまうこともあります。このような状態で、メンバーにつなげば、能力以上のことであれば、逆にメンバー自身が不安を感じて、メンバーの気持ちがマイナスの状態で業務遂行を十分できないことにつながる可能性があります。
ニュートラルな状態で指示をしてあげれば、メンバーも業務をうまくこなせて、そのメンバーの業務遂行が完了すれば、自信にもつながって、次のステップに上がっていくでしょう。
逆に、ある業務は、このメンバーには難しいかもしれないなぁ? と判断して、引き継ぐとメンバーにその気持ちが伝わって、本来なら出来るのに、出来なかったりするものです。
私自身がニュートラルであれば、きちんと指示も出来、しっかりメンバーも動ける状態になると思います。そうすれば業務もうまく流れ、メンバーも成長していくのではないでしょうか?
そして個々のメンバーが成長すれば、会社も発展していくものだと思います。

長々とお話ししましたが、今日はこの辺で・・・
来週は、バタバタと忙しくなりますが、ニュートラルな状態で、きちんと業務をこなしていきたいと思います。

今月も中盤・・・ガンバ!!