ひらパーのお客さまが変わらず多いのには理由がある(^^)

久々にひらパーに行ってきた。
変わらず遊園地でのんびり子どもさんと楽しんでいるお客さまが多かった。
ひらパーと言えば、枚方出身の人気アイドルグループV6の岡田准一さんが園長に就任してから、

「手作りの遊び心あふれる仕掛け」

が人気のひとつ。
そんなことをサクッとブログにまとめてみました。

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CMでも時々目にするスースー風を感じるスプレーを首元に塗って、スリル感が楽しめるスースーライド。それを楽しめるエルフも人気で、待ちのお客さまがかなり並んでおられました。

商品のライフサイクル曲線と同じで・・・
昔は情報の流れも今ほど大量ではなかったので、ゆったりなだらかな曲線でした。
今は、急速に昇って、ストーンと落下してしまう鋭角的な曲線。

会社だって同じで、つい先日まで好業績だった「会社」「商品」が、いつの間にか消えてしまっている。
現在は、のほほんとした状態で、長く続けるのが難しい時代。
そんな時代だから、ひらパーを見ていて感じたのは

「仕掛け続けることが、たいせつ!!」

ってこと。
ひらパーと言えば、秋になれば昔はその年の大河ドラマをテーマにした「菊人形展」が有名でした。
でも費用対効果を考えると経費がペイできないので、2005年を最後に終わったものだと思っていた。

でも行ってみると、全盛時の規模ではないですが・・・

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菊人形回顧展ということでテーマを決めて、特設会場で展開されていました。今年のテーマは「源氏物語」
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紫式部が語るようなイメージのシーンが入り口にセットされています。
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菊師の方が、メンテナンスしている様子を見ていると、菊はまだ開いていませんでしたが、大変だなぁー!!って感じました。すごく手間が掛かっている。当然、大きな会場では、ひとりではできないので、経費オーバーになっちゃうのですね。
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まだつぼみが開いていないので、開いたらきれいでしょうね。
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回顧展に作られている庭もすてきで、大輪菊や懸崖菊きれいに飾られています。こちらは開花しているので楽しめます。
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菊だけでなく、園内のバラ園では、甘い香りが漂っています。いろいろなバラが開花していて、デジカメを片手に花を撮影している人も多く見かけます。

一時はTDR、USJの2強が強かった中、他の遊園地同様、閉園のうわさも流れたりしました。
2005年の菊人形展示の終了などもあって、2010年には、年間来園数が、約87万人まで下がりました。

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わいわい先生が、セミナーでも紹介していましたが、関西圏でもこれだけの遊園地が、姿を消した時代もあったのです。

そんな厳しい環境の中でも、生き続けてこられたのには理由があると考えました。
それはこどもさん、大人に関係なく楽しめる

「楽しい仕掛け」

があったから・・・

たとえば、現在であれば、エルフなどでより一層スリル感を楽しめる「スースーライド」が好評です。
待ちで並んでおられるお客さまも多く見かけたりします。
またレッサーパンダにエサをあげる企画もけっこう多くのこどもさんが待って並んでいます。

そんな手作りのような仕掛けが、あっちこっちにあって楽しい。

また今年も岡田准一さん主演の映画「海賊とよばれた男」公開を記念してコラボ企画をされるようです。

●コラボ企画紹介サイト
 http://www.hirakatapark.co.jp/kaizoku/

今までも映画とのコラボ企画や京阪電車の駅などで、映画のポスターをちょっともじったポスターを掲示したりしています。
クスッと笑えるような内容なのでけっこう楽しめます。

ひらパーは、TDRのミッキーマウス、USJの人気キャラクターのようなキャラクター要素があるわけでもありません。

でもお客さまが入っているのは・・・

ひらパーの価値を伝えながら、仕掛けているから

お店でも同じことで、コモディティの時代に「価格」でとんがろうとしても限界があるわけです。
ひらパーのように、自分たちの持っている価値をとんがらせて発信しながら・・・

ひらパーと言えば「菊人形」と言われた時代もあったのですから
規模の大小の違いはありますが、今でも「回顧展」ということで、少しだけ菊人形が楽しめる。そんな価値を完全になくすのではなく、きちんと季節がくれば大切にしている。

企画のライフサイクルを意識して仕掛ける

このブログの一番初めにお話ししたように、好調な期間が昔に比べれば、どんどん短くなっているわけです。
そのサイクルを意識して「仕掛ける」

ひらパーで楽しんで、改めて「仕掛ける」ことの大切さを感じました。

つたないブログにお付き合いいただきありがとうございます。
自分たちの価値を見つけて、仕掛けるコト
それはきっと「楽しい」ことにつながるものです。
頑張って、見つけちゃいましょうーー!!