売場に並べる時には、並べた理由を伝えよう!!

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

今週末は、いよいよ12月ですね。

● 12月と言えば、大きなテーマのくくりの商品が動きます。

・クリスマス ⇒ ギフト商材 / パーティ用品 / メイク / 食品
・年末   ⇒ 食品 / 食器 / 飾り 
・年始   ⇒福袋 / 食品来客買い足し

大まかに言えば、こんな感じ。共通するのが食品なのです。
食品売場では、お盆に次いで、大きな売上の山場が来るのです。
年末の売上確保は、金額が大きいので、絶対なのです。

そんな時期なので、売場でどんどん顔見世されていってます。
でもその顔見世の仕方に問題があるんじゃないかな?
って並べられている方法を見て感じました。

これはずっとお店の販売促進のお手伝いをしてきて
今の展開を見て、感じたことです。
売上を確保したいなら、チャレンジするのも一手(笑)

塩数の子、水産売場でもかなり面を取って展開されています。レールに導入と共に、市松模様の紙帯を挿し込んだ方が・・・(笑)

年輩のお客様は、この商品が何のために並べられたのか?
だいたいわかります。

POPのヘッダーは「お正月準備用品」とかにした方が・・・?

でもおせち料理を作らない若い方は、どうでしょう?

・まだらの棒鱈煮
・栗の甘露煮
・たたきごぼう

お正月前になれば、おせちセットが並ぶのだから、それでいいじゃない?!
ってなったりしませんか?

この商品は、仕入本部のお店に初回導入で送ってきたものかもしれません。大切なコトは

「この商品を購入することで、お客様にどんな
楽しみがあるか?」

お伝えすることです。
● お正月準備用品ですとお伝えすることで・・・

・一挙に買うとたいへん順番に買い足していこう。
・お正月前しか並ばないので先取り、少し多く買っとこう。
・お正月を前に、ちょっと味見してみよう!!
・購入して調理実験してみよう!!

なんて考える方がおられるかもしれません。

「お買得品」「LOW Price」とか?
どうしても入ったばかりの商品だけど

「安いよーー!!」

価格訴求するものですが、
お客様は、これは絶対ーーー!!
他のお店と価格は比べられるので、

昔のように価格で踊られる時代ではなくなった

ので、「価格安い」「〇〇〇お買得品」などの表現は
どこもやってる
コモディティだから止めた方がいい。

この商品を購入すれば、どんな楽しみがあるのか?

・「価値」「理由」が伝わるPOPを中心とした販売促進ツール
・イメージがつながる演出物を利用した売場作りを進めた方がいい。

特にこれから12月に入っていくと、
各売場に大きなテーマが混在する売場になっていく。
それを一括して「お買得品」で訴求していると、お客様が

・今年のクリスマスは?
・今年の年末準備は?
・年始の準備は?

とイメージもしにくくなる。
だから導入期は、お客様に利用してもらうためにイメージ作りが大切。商品ライフサイクルは、昔のようになだらかな山ではなく
ロケット型。

急に上昇して、ストンと急角度で落ちる。
急に上昇した時、どこまであげるか?
やはり導入期に、その商品の価値を伝えたお店が勝ちじゃないかな? (笑)