「序・破・急」のリズムは、現在の販促ストーリーにぴったり!!

こんにちは~ ♬
売り切る売場仕掛人 匠(たくちゃん)です。

神社、お寺が大好きーー !!
休みには、建物、お庭のデザインなどがステキで、時々、足を運びます。

● こんなことご存知ですか?

神社の玉砂利には意味があるってこと(笑)

最近では、歩きやすいように、歩く場所にコンクリートのタイルがはられている神社が多いのですが・・・
僕は・・・

・奈良桜井市の大神神社
・京都の下鴨神社

が大好きです。どうしてかと言うと、本殿までの参道が長くて、参道を囲む木々たちから自然のすばらしさを感じるからです。

下鴨神社の前の糺の森は、大きな木々が伸びて、小川のせせらぎを耳をただすコトで聞こえたり、落ち着くんですよね。

この神社に共通することは、本殿までの参道が長いということなのです。

神道(しんとう)には、音で清めるという思想があります。
神社の玉砂利の道を歩くとジャリジャリと音が鳴ります。
その音が鳴るほど

参拝者は清められていく

ということなのです。そんなことを知っていたので、本堂への参道が長い神社ほど、僕は大好きです。(笑)
当然、みなさんの中には
「玉砂利の道が嫌い」
「参道が長いのは嫌い」
と思われている方はいるでしょう。
でも歩きながら、感じるコトもたくさんあるのです。

そんな神社で演奏される雅楽。
この雅楽のリズムから生まれた言葉

「序・破・急」

のことについてお話ししようと思います。

「序・破・急」って、いろいろな場面で使われたりします。

● 雅楽の
「序」は無拍子、ゆっくり低速度で演奏が始まり、太鼓の拍数のみを定めて自由に奏でられます。
「破」は、拍子が変わります。
「急」で拍子に加速感が強まるって感じです。

簡単に言えば、ゆっくり静かに始まり、やがてテンポが速くなって、最後に加速がついて、クライマックスはたたみこむような感じで演奏が終わるって感じです。

雅楽で演奏される「君が代」ってこんな感じ(笑)

「序・破・急」ですから、3部構成 です。
これを物語などのストーリー構成に用いる方もおられます。

物語と言えば・・・

学生時代に学んだ構成といえば「起・承・転・結」ですが
「起」は、設定、状況を説明する
「承」は、事件などが起こる
「転」は、解決のために試行錯誤する様
「結」は、クライマックス、解決する
そんなイメージで、文章を書くと伝わりやすいと学んだのですが

これを序・破・急の3部構成で考えると・・・

「序」は、序章、物語の始まり
「破」は、話しのリズムが変わって、事件が起こる
「急」は、話しが急展開して、クライマックスを迎える

と言った感じ。
雅楽のリズムでお話しすると、
序で、文章が徐々に展開して「始まって」
破で、文章の急展開して読まれる方の一番ワクワクするところ。始まりの様が「やぶられる」一番、面白いところ。
そして急で、文章が急速に盛り上がって、簡潔に速やかに終わるという感じ。「いそぐ」感満載(笑)

これって、よく考えると・・・
現在の商品ライフサイクル、企画のサイクルのストーリーにぴったり!! 昔は、商品のライフサイクルは。導入 ⇒ 成長 ⇒ 飽和 ⇒ 衰退 と言った感じで、まるで「起承転結」だった。

最近は、こう!!
いきなり上がって、ストンと落ちる。
ストーリーを描く必要があるんじゃないだろうか?(笑)

また「守・破・離」と同じように扱われたりしますが、「守・破・離」は、物事を学ぶ時に使われる言葉なので、「序・破・急」と同じように扱わない方がいいです。

神社、お寺から学ぶことって、手を合わせて、神様にお願いするだけでなく、けっこうあるものです。
これからは紅葉できれいな季節になるので、一度、足を運ばれればいかがでしょうか?

今日もみなさんにしあわせな笑顔があふれる一日になりますように(笑)